李さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Saltburn(2023年製作の映画)

3.9

"僕は彼を愛した
そう、愛したんだ
でもそれは恋なのか?"

なにこの映画、、、美しくてとてもきもい。不穏なOPで心を掴まれた。バリーコーガンの役者魂というか、とんでもなさに終始大感心。こういう役をや
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

先行上映にて。

絵本のようなメルヘンさもありながら、シュルレアリスムのようにちょっと怖さもある唯一無二の美しい作品。CGもここまで突き詰めてもらえば芸術の域。上映時間内に摂取しなければならない目から
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NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ノセボ効果:薬・治療に対するネガティブな期待や不安が、副作用のような症状を引き起こすこと→幻覚?

勘だったり読みが良い人以外は終盤まで因果関係が読めない構成に感服したし、想像を巡らしながらの鑑賞が楽
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.6

2024年劇場はじめ🐂
2本はしごしました。

"鳥には巣、蜘蛛には網、人には友情"

単調さに眠くなり、ルーが家に呼ぶシーンから乳絞りまでワープしてしまった。このポスタービジュアルの情報しか知らず、
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

4.0

ナイル殺人事件→ベネチアの亡霊→今作というよく分からない順序で観てしまったけど、見始め第一印象のキャスト豪華!から始まり、とても面白くてお気に入り映画の1つになった。。悲しいミステリーが好きな身として>>続きを読む

もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

3.8

"不安なの
二度と雨がなかったら?"

「もう終わりにしよう。」の原作を読んでイアン・リードの虜になり、続けて「もっと遠くへ行こう。」も読んだ。あとがきでFoeってこの本の映画化なんだ…と知った次第。
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

-

海外の小説の独特の和訳文章が苦手で読むと目が滑りまくるんだけど、ウェスワールドの鑑賞はそれに似てるなと今作を観ていて思った。字幕で目が滑る。だからこのくらいの尺がちょうど良い。私も透視能力の修行したい>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

-

前半を真夜中に観ていたらとても怖くなってしまった。前情報なしで鑑賞したので、シャマランのノック的な訪問者(マハーシャラ・アリ郡)に侵略されて殺られる話かと勘違いしました。現代でももしネットや電波が機能>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.9

A24ー✨️公開待ってた♪
年末に気持ち悪い映画を大音響で観れて嬉しいです。洋画の学生あるある、パーティーでキマる向こう見ず感から「ほらだから…」な惨事、ミアの母の死要素も相俟って映画全体が情緒不安定
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

-

「心臓より先に脳が壊れていくすべての人へ」
スクリーンが2分割されるため目を泳がす必要があって忙しい。挑戦的で面白い。左2人(知らない人だけど)中盤から永遠と船漕いでるし、私も左に倣っておそらく10分
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.8

サスペンス、スリラー、ラブロマンス、人生賛歌(、タイムループ、パラレルワールド)、この尺内で映画に求める娯楽要素がすべて満たされる満足感、、、1秒も飽きずに楽しめ、やっぱり映画は長ければ良いってもんじ>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

"あなたがモテない世の中が不満なの"
イーニドみたいな拗らせ女子ってはたから見るとめちゃめちゃ面倒くさいなーと💦感情が先走ってどうしたいのか自分でも分かってない感じとか、共感できる部分があってうわぁ…
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卒業(1967年製作の映画)

3.7

目を惹かれる映像と感情移入が難しい謎ストーリー。想像していた話と違くて、え、おばはんと関係持ち出した…!となった。ミセス・ロビンソンの何考えているのか掴めない感じが結構苦手だったけど、彼女に抗えず翻弄>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.6

大好きなフィンチャー監督の新作公開、超楽しみにしてた!今週開始の配信ではなく、どうしても劇場で観たかったため念願です。用意周到で無駄な動きは一切なし、淡々と目的を遂行していく殺し屋ファスベンダーがかっ>>続きを読む

スワン・ソング(2021年製作の映画)

4.1

死期の近い男の最期の選択
私の大好きな静かなSFです。black mirrorっぽさもありながら、映画全体に満たされた大きな愛と切なさにボロボロ泣いてしまった。近しい人が直面する死別の喪失感を与えない
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

コッテコテのSF大作って感じで、劇場で観られて良かった。やや冗長に感じて中盤飽きたりもしたけど、ここまでコッテコテとは予想外。随所に日本語が散りばめられた、blade runnerを彷彿とさせるニュー>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

5.0

様々な作画のキャラが一堂に会する夢のような素敵空間。うるうる🥹ディズニーが今までもこれからも心の底から大好きです。ありがとうおめでとう㊗️ディズニーに行きたいわт т 追記)800本目

メドゥーサ デラックス(2022年製作の映画)

-

"世界の美容師に捧ぐ" 公開日♪💇🏼‍♀️💚
たしかにA24が配給権獲得しそうな作品だなーと。ワンカットで映される登場人物の会話をひたすら眺めるんだけど、そもそも登場人物の顔と名前が一致しないし、私は
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.6

A Haunting in Venice🎭🛶
降りしきる雨(ちょうど今日は現実もお天気が悪いので味わい深い)と怪しいお屋敷で行われるハロウィンパーティー、画面もずっと暗い陰気臭い雰囲気がめちゃめちゃ好
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

ウェス味は存分に味わえると思うけど、噂通りよく分からなかった。前の席の人は爆睡してるし、後ろの席の人は途中でご帰宅してしまった。退屈な気持ち分かるよーとなる。私も寝てるのか起きてるのか微妙な集中力で台>>続きを読む

ウェルカム トゥ ダリ(2022年製作の映画)

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私はHenri Matisseのいるフォーヴィスム期の画家さんが1番好きなのですが、最近Magritte等々シュルレアリスム期の画家さんにとても興味があり、だから観るのを楽しみにしていたんだけど、大爆>>続きを読む

こわれゆく女(1974年製作の映画)

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仕事帰り、観たかった映画です。2回首がガクンとなったけど、なんとか爆睡の沼に足を突っ込まずに完走できた。愛故にこわれていく女の物語なのかと思っていたら、最初から雲行きが怪しい。家族への大きな愛があるか>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

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クローネンバーグ(子)の映画はなんだか2本とも映画館で観ているですが、クローネンバーグ(父)の映画は初めて映画館で観れた。パッと見の印象で勝手に、クリーチャーを口から生み出す近未来の話かと思っていたら>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.7

ようやく観れた...!非常にアリ・アスターを感じた。影響受けてるんだろうなー令和に観てもまったく廃れてない。ローズマリー側で物語を追っていたため終始絶望した。過干渉でずかずか部屋に入ってくる胡散臭い隣>>続きを読む

古の王子と3つの花(2022年製作の映画)

3.8

吹替版鑑賞。オスロ監督の新作絶対劇場で観たくて楽しみにしてた〜至福の映像美で綴られる3つのおとぎ話🐫🌳🌹おとぎ話ほど顔面至上主義の厳しい現実の上で進む物語ないよなとややもやもやしつつも(美女じゃなかっ>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.8

最近友人に会うと結婚の話が登場してきて、もうそんな年齢になってしまったんだなと思うと同時に、仕事含め自分の将来への漠然とした不安が襲って来る日もあって、劇中の電池切れバービーみたいにうつ伏せで無になり>>続きを読む

地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

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ビバリウムみたいな不穏な映画かと思っていたら、終始楽しげだった。メインの設定のパンチもあんまりないし、付随した別の話が長い長い。日本は未来を生きてるって感じで扱ってくれたのかもしれないけど、監督の日本>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

"過去は決して死なない
過ぎ去りさえしないのだ"
映画の内容1mmも知らなかったしなんならホラー映画だと思っていたので、社会派系の映画なのかーと胸糞悪くなりながら観ていたのだけど、なるほどどんでん返し
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クライ・ベイビー(1990年製作の映画)

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なんでもあり感に対してたまに我に返りそうになったけど、音楽とファッションと雰囲気がめちゃめちゃ良いので許せる。家で流しっぱなしにしておきたい。Grease好きな人はきっと好き。アリソンかわいいし、若き>>続きを読む

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.0

"この世界が2人だけならいいのに"
と、エミが心の内を話すシーンで1番ポロポロ泣いてしまった。傍で大丈夫だよと頭を撫でてくれる人がいることはとても幸せなことで、好き同士2人だけのそんな世界があればそれ
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バード・ボックス バルセロナ(2023年製作の映画)

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シリーズ2作目。最初こそ思ってた視点と違ってややテンション上がるけど、面白いかと言われると微妙。人の心の弱みに入り込んで洗脳しているようなカルトストーリーに無信仰だからか乗り切れない。世の中霊感商法も>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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駿さんの作品を映画館で観るのはポニョぶりな気がする。率直な感想を言うと、訳が分からなかったです。どういう話か聞かれても上手く答えられないし、起きた時にうっすら覚えてる夢くらいに観たこと自体が遠く感じる>>続きを読む

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.2

A24新作3本ハシゴday
3本目Marcel🎾🐚‎

「パーティーで1番気が休まるのは、離れた部屋でパーティーの音を聞いてる時」

この日1番の楽しみ!小さな貝のモキュメンタリー。日本は配信スルーさ
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

-

A24新作3本ハシゴday
2本目CLOSE👬🏻🌼

これだけ大爆睡をかましてしまい、大変ショックでした。元々劇場で観たい映画リストに入れていなかったから熱が少なかったのかも。。エンドロール中鼻すすり
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