戦争ものでもさすがの東宝クオリティ
夏木陽介の視線が最初は希望に溢れていたのが最後は諦観に支配されたような無機質なそれになってしまっていたのが印象的
続〜というタイトルに惑わされぬよう
前作のポップさは幻に終わった
渡哲也はあのくらいの口数がちょうど良い
松原智恵子とそれほど密でないのも良い
杉様が小松政夫に見えてしょうがなかった
タイトルの土臭さとは対照的な終始展開されるポップな描写と中盤の乱痴気乱闘シーンの雰囲気との噛み合わなさ
でも何か印象に残ってしまう
なおストーリーは全く分からず
コミカルで口数が多いのは川地民夫には似合わないよなあと思いつつ名手ぶりにはやはりの脱帽で
青春映画に派手さはいらぬ
67年という磁場か、YFのオリジナルにもThe Byrdsテイストの曲が
スパイダースのお兄さんっぷり
明治生まれ監督森永節
名脇役の如き風情の横内章次がいい味
振り回されっぱなしだったがいざ終わると寂しい、かも
スナイダー様を保安官にして正解
三井住友、という名刺で掴みはOK
辰夫さんは主役扱いだが総合的にまとめる程度で拓ぼんと日出男さんコンビが実質主役みたいなものでその点だけでも楽しめた
戦時中満蒙ヒューマン任侠復讐アクション
なんと味わい深い作品だろうか
お得意の下世話さはここでは排除してるのも良し
初心忘れるべからず
この言葉が脳裏をかけめぐりました
最後の立ち回り以外、特にそれほどというわけてはないが全体的に中途半端な印象
一部NGな描写がああ
できれば血を見る事なく、ただ五月蝿いだけの作品であってほしかったと思うが東映にはやはり無理なのであった(もちろん褒めています)
夏純子様が凛々しいのと室田師匠のガハハ笑い
シリーズピーク頂点から静かに落下していく感じだが相変わらずのタッチでいいんだか悪いんだか…
このシリーズを象徴するのはあのBC級感溢れるオープニング/エンディング曲であろう
漁村アクションの決定版!と言えるだろうか
高城丈ニはイイ男
安部徹も裏切らない振る舞い
古き良き東映任侠映画は過去のものとなりGP系へと。このあたりが原点か
何らかの記念樹的な雰囲気ある豪華作品
77年だとこの系統の作品はいささか食傷気味ではなかっただろうか。あと3年早ければとは思った
今作では比較的出演時間の長い室田先生が去るシーンで図らずもしみじみとしてしまう
低音ヴォイスでキッチリ締めるムッチーにシビれる
千葉真一のまだまだ発展途上な感じや目つきの純粋さにも心奪われた
似たような顔つきの役者が多く混乱してしまいがち
80年代後半なりの東映節が炸裂している
主役以外でも身のこなしの軽妙さやアクションの達者ぶりが目立つ
ロケ地も多所にわたり、横浜機関区のターンテーブルや静岡鉄道1000系が拝めるという資料的価値もあ>>続きを読む
ラストのおなじみ過激描写以外はアクションに充分重きを置いていて間合い等演出も良い。志穂美悦子は目つきや視線で語る
サポートする千葉さんの頼れるアニキっぷりが微笑ましくもあり、場を引き締めている
佐藤允が濃い、濃ゆい
デコボコなチームワークも過剰なアクションも流れにノッてる
二作目よりかは大人しめの印象を抱いてしまうから笑ってしまう
世界の千葉よ永遠に
藤純子、何もかも品が良くて惚れ惚れする
セリフ出しも雰囲気が似ている鶴田浩二との相性もよい
冒頭の腕落としで少し覚悟したがラスト殺陣まではそれほどでもなく過激描写に頼らないところも主役の立ち振る舞いの>>続きを読む
今回のヒロインも垢抜けなさが為せる可愛らしさがなかなか好感がもてたがまさかの展開
切ない話ばかりだがだいぶアクションに寄ってきてる
黒石線は晩年期かな
ズン子様の希代のパフォーマーぶりを味わえる
百恵ちゃんは第一次覚醒後
任侠やアクション諸作の配役をそのまま戦争関連作にスライドさせてくるのは面白い
狂気に満ちた世情が見事に描かれていたがタイトルから想定したイメージとは違う内容の作品で東映らしさを存分に味わえた
冒頭で前作を軽く超えてきた印象だったがその後も飽きさせぬ展開でぐんぐんハードル上げてきましたね
シーンにそぐわぬラモーン節のテーマが曲調の割に味わい深く感じられる
松原智恵子の異常なまでの惚れっぽさがシリーズ全てを支配している
松尾嘉代、待田京介、川地民夫…名手たちの振る舞いも目が離せない
他愛のない娯楽コメディがこんなに面白いとは、と大満足で鑑賞を終える
バンジュン様はじめとした名手達の軽妙な振り、白川由美の溌剌さに熱くなる
テンポの良さは流石の瀬川監督
強烈すぎて突き抜け度は東映最高峰レベル
非道という言葉がピッタリ
目も当てられないシーン多すぎ
多摩川あたりかなと思っていたら京阪出てきて面食らった
梶芽衣子のいろいろな表情立居振る舞いが存分に味わえる作品
終始抑えめな描写が続くがラストで東映魂爆発しました
77年でこのタッチはやはり斬新
手探り感と掴めないテンポで不思議と最後まで飽きさせない展開となっている
娯楽映画のひとつの在り方を提示した作品
意外と見応えあった
無茶苦茶っぷりは70s東映アクションものに通づるところをほんのり感じる