まろさんの映画レビュー・感想・評価

まろ

まろ

映画(29)
ドラマ(0)
アニメ(0)

告白(2010年製作の映画)

4.5

松たか子のシナリオ通りの復讐が叶い絶望する小学生を前にどこかスカッとしてしまうような気分を不本意ながらも感じてしまう。各々の視点で事物を見ると同情してしまう面もあるが子供ならではの残酷さから大きな不快>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.6

先斗町、京大、左京区の街が舞台になってて見てて楽しかった。来年の学祭もっと楽しみたいと思ったし進々堂にまた行こうと思ったし下鴨の古本市行ってみようとも思った。現実味無さすぎて夢のようだった。楽しかった>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

辛く悲しい結末。マイノリティを抱えた人はこうやって社会から潰されていくのかと。ゲイカップルが自身の権利についてさえ認められない屈辱と、ダウン症のマルコ自身の意思に対する軽視のダブルパンチが痛すぎた。終>>続きを読む

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.4

簡単に言うことを聞いてくれず思い通りにならない事ばかりのアーニーの世話は、見ているこっちが歯がゆさや苛立ちを感じてしまう所もあったが、それをすべて受け止めるギルバートの深い兄弟愛に感動した。だからこそ>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

素晴らしい作品だった。最後のシーンでは言わずもがな嗚咽したし各所で泣けた、あの音楽がまたノスタルジックでよかった。トトとアルフレードの関係性が尊かった。トトとエレナの恋が甘酸っぱくて儚かった。1度村に>>続きを読む

トイレのピエタ(2015年製作の映画)

4.6

生きるってなんなんだろう、今自分は生きれてるんだろうか、いつ死ぬかわからないような日々をどう生き抜くか。死を目の当たりにして呆然とする人と辛すぎる現実から逃避して死を渇望する人とのコントラスト。死にた>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

マリコがすごく儚い、シィちゃんって呼ぶ声聞くだけで胸が苦しくなる、永野芽郁の育ちがいい感じが全然抜けてなくて違和感あったけど逆に周りに強く当たってる中にどこか弱さを感じられて人間味を感じた、死んじゃっ>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.9

ベンがきて周りがみるみる活気づいて暖かい雰囲気になったのがみてて微笑ましかった

マスク(1994年製作の映画)

4.0

コメディのなかで人受けのいい作った内面と本当の自分とのせめぎあいが描かれていてよかった

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

人の心の内をまるっと知ることなんてできない。自分では信じたくないような事実が人の心のうちにあったとしても、それを矛盾なく受け入れてあげることがその人に対する尊重なのだろう。そのためには自分の心のうちに>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

同じことの繰り返しのように思える日々にも様々な出来事の繰り返しがある。そこに些細な幸せを見出していく生き方。姉からは住む世界が違うと見放されるが、住む世界の違いとは幸せをどこで感じるかの違いなのだろう>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.8

シンプルな展開だけどアンディの成長、アイデンティティの喪失、獲得のストーリーラインが華麗だった

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.9

阿部サダヲの奇人っぷりとラストで明かされていく優しさと尽力。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

耳が聞こえない中での葛藤、孤独感、熱意、それがストレートに認められない、伝わらないもどかしさが喉に残る感覚

怪物(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

同じ時間も視点が変われば見え方も変わる、そんなありきりなことを実感させられたような感じがした。本物の怪物はだーれだったんだろうか。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

みてて辛かった。早く終わらないかなと思いながら見た。ブロックでお腹の子を潰そうとするシーンは特に胸が痛かった。最後の電話は誰からだったのだろう。岬に立っていたのは幻想で、本当はもう海の中に居たのかもし>>続きを読む