ちびたこさんの映画レビュー・感想・評価

ちびたこ

ちびたこ

イディオッツ(1998年製作の映画)

3.6

この作品、ほとんどが役者さんのアドリブでなんだとか。
インタビューではアドリブ箇所の編集力の凄さに触れられてたりして、荒削りなように見えて実は結構テクニカルな映画だったのかも。

ショート・カッツ(1993年製作の映画)

3.5

これだけ多くの登場人物を絶妙に絡み合わせていく手腕は見事だと思うのだけれど、登場人物の描かれ方が希薄に感じて、これを3時間はちょっっっと長く感じてしまった…!
マグノリアの元ネタらしく、何となく納得。
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ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)

4.1

アルトマン作品って若干苦手意識があったんだけど、これは個人的にめちゃくちゃ面白かった!!
何だろう、終始ヒリつく緊張感がたまらなく上手い。
ラストの電話からTHE ENDの緊張感と皮肉具合なんか最高す
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東京残酷警察(2008年製作の映画)

3.2

ビジュアルはマヂで満点!
めちゃくちゃカッコいい!
が、B級だもの、テンポは悪い…。
とりあえずスターウォーズが好きなのは伝わってきた。

母なる証明(2009年製作の映画)

3.8

女子高生のバックボーンが見えてきてから一気にスリラーが加速して面白くなる。
ラストの「なるほどここで回収するのね〜」な母親の描写がたまらない。

十三人の刺客(2010年製作の映画)

3.7

とにかくめちゃくちゃエネルギッシュ。
特に後半50分のちゃんばらシーンの勢いは凄まじかった。
が、伊勢谷友介のキャラクターが七人の侍の菊千代を彷彿とさせたりと、どうしても黒澤明の素晴らしさと比較してし
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.5

終始陰鬱な上にストーリーは難解。
ラース・フォントリアー自身もこの時期鬱病を患っていたらしく、それが作風に反映されている部分もあるんだろうか。
個人的にはサブリミナル なシーンが不気味で好き。
終盤は
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

3.7

アニメと実写の融合にビックリ!
60年代にすでにこんな映像が撮られていたなんて。

大切なのは愛を表現すること。
パパが1番救われたのね。

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃノスタルジー。
となりのトトロを思い出す。
というかもしかして元ネタなのでは?
あと、どことなく小津安二郎っぽい。
自然体の子供の姿が良い。

コーンヘッズ(1993年製作の映画)

3.6

何かめっちゃ癒された〜
あのトンガリヘッドに誰も疑問を抱かない世界線なのがたまらなく良い。

降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

3.7

後半に向かうにつれて恐怖が増していく演出が流石。

悦楽交差点(2015年製作の映画)

3.5

中盤から驚きの展開。
一方的に見ていただけかと思いきや…。
ピンク映画でこのまで捻った作品に仕上げる手腕はさすが城定監督ではあると思うけれど、個人的にはそこまで刺さらなかった。

はらわたマン(2019年製作の映画)

2.9

悪魔の“いけにえ”で『いけにえマン』、死霊の“はらわた”で『はらわたマン』らしい笑
いけにえマンより纏まってる気がするけどいけにえマンの方が好き。

いけにえマン IKENIE MAN(2018年製作の映画)

2.9

『帰ってきた一文字拳』はツボだったけど、今作ははらわたマンと併せてイマイチピンとこず…。
死霊のはらわた2や悪魔のいけにえなんかのオマージュ満載で映画への愛はとても感じる。

狼男アメリカン(1981年製作の映画)

3.6

主人公の変身シーンが見事!
特殊メイクがとにかく素晴らしい!!
若干話の冗長さを感じるのは否めないけど、あのシーンを見れただけでも満足。

かくも長き不在(1960年製作の映画)

3.7

曖昧なラストが良い。
「冬を待つの」
悲哀と希望の入り混じった台詞。

悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

3.9

面白かった!
ラストの余韻とタイトル回収には唖然とさせられる。

ゼイラム(1991年製作の映画)

3.6

序盤はめちゃくちゃ面白い。
オープニングの演出なんかは控えめにいって神。
独特な音楽が世界観を構築しているのも最高。
特殊効果のレベルの高さにも驚かされる。

ただその分、中盤からダレ気味なのと、コメ
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.9

終盤の展開には驚かされた。
こんなストーリーの映画を観たのは初めてかもしれない。
脚本が相当練られてる。素晴らしい!
ただ、白人の描き方があまりにも偏っているように思えてしまう。
日本人には他国の温度
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バッドガイズ(2022年製作の映画)

3.4

私が大好きなイータン・コーエンが脚本ということでちょっと期待しすぎてしまった💦
特別つまらなかったわけじゃないけど、それ以上の何かを期待していたのでちょっとスコア低め。

夢二(1991年製作の映画)

3.5

ツィゴイネルワイゼンの原田さんのインパクトを経験してしまうと、どうしても沢田研二では物足りない…。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.7

子供のいない私でもグッと胸にくるものがある。
とくに終盤、父親が娘に対して「何でも話して良いんだ」と伝えるシーンに何故かとてつもなく感動してしまった。
ただ、父親の身に何が起こっているのかという点をあ
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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.8

楽しかったー!!!
カメとめの衝撃とまではいかないまでも、十分過ぎるほどの良作!
ラストは少し取ってつけた感を感じてしまったけど、それを補って余りある程の魅力ある作品だった。

ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)

3.6

日本は民主主義になったんだからヤクザも民主主義に則って野球で勝負すべきって設定が面白い。
岡本喜八作品なだけあって、ただのコメディに収まらず戦争の傷跡が感じられる。

リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

3.7

全員キャラが立っててめちゃ楽しい!
個人的には足の不自由なじぃちゃんが1番好き。
終盤じぃちゃんが参戦するシーンとか超絶上がった〜!

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.6

中盤までの冗長さが少し残念だけど、ラストのキモさは中々良かった〜!
粗は多いけど結構楽しめた。

Mr.BOO!ミスター・ブー(1976年製作の映画)

3.3

ソーセージヌンチャクのインパクトよ!
あのシーンは結構笑えた。

そして、神はカインに語った(1970年製作の映画)

3.3

マカロニウェスタンというよりジャーロっぽい。
キンスキーの衣装がカッコ良い。

マダムと泥棒(1955年製作の映画)

3.7

コーエン兄弟版の『レディキラーズ』のリメイク元ということで、以前から気になっていた作品。
個人的にはレディキラーズよりもブラックな笑いが立っていて今作の方が楽しめた。

野獣死すべし(1980年製作の映画)

3.4

久々フルチ。
TSUTAYAレンタルすらされてなかった今作がU-NEXTで無料配信されるなんて。
ちょっと前に観た『墓地裏の家』なんかに比べると遥かに話の筋が通ってて見やすい。
ゴア描写も生き生きして
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

3.8

ダヴィッド役のヴァンサン・ラコストも、アマンダ役のイゾール・ミュルトゥリエちゃんも、演技がめちゃくちゃ良い。
多言語で演じてる役者さんの演技の上手い下手って正直そんなに細かく分からないでしょうと思うタ
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.6

何も考えずに見られる良作。
テンポも良くて1時間半あっという間だった。
もっとゴリゴリB級な感じかと思いきや、アクションがしっかりしててビックリ。
てか、これ『デビルズメタル』の監督さんだったのね。
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アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!(2010年製作の映画)

3.5

サミュエル・L・ジャクソンとドウェイン・ジョンソンの存在感でやっぱ凄いんだなって感心しちゃった。
ウィル・フェレル萌え!

名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

3.7

田中泯氏の存在感が凄い。
全ての体毛を除去した状態の写真には息を呑む。
ダンスのために鍛えるのではなく、農作業の中で筋肉を培っていく、というところに全てが集約されている気がする。

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

3.8

広場から始まるあのオープニングはカッコ良すぎない?
中盤に冗長さを感じてしまったけど、終盤徐々に狂気に包まれていく展開はたまらない。

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