ちどりんさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.4

昔から無口で人付き合いの悪い偏屈男が唯一心を許した妻に先立たれ孤独となる。
何度も後を追おうとするがその度に邪魔が入り周りに振り回される毎日を送ることとなる。


えらく老けた59歳だった。
人嫌いで
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ルーム(2015年製作の映画)

3.9

監禁事件の実話を元に作られた映画。
内容の半分は部屋の中での出来事で半分はその後が描かれている。

前半はとにかくドキドキ、後半はいろいろと考えさせられる。
急に7年も監禁され子供まで産み怯えながら暮
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雪の女王(2012年製作の映画)

3.8

ロシアの子供向けアニメーション。
奥行きのある映像と髪の毛やニットなどの質感のあるキャラクターたちがとても魅力的。
悪役がおマヌケなところが昔の日本のアニメを見ているようで、これを見て単純に面白いと思
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8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

4.0

大病をするということは本人も家族にとっても苦しく大変なことだけれど、みんなが諦めず頑張っている姿が強くてこちらまで頑張ろうと思えるそんな作品。
そしてなんといっても素晴らしい彼氏(旦那さん)に恵まれた
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リトル・ドリトル ~動物と話せる少女 リリアーネ(2018年製作の映画)

3.2

児童向け映画。
人と違うことは個性でありスペシャルなんだー!

動物と話せる少女が大奮闘。
何故か「ボンサイ」という和名の犬を連れている。
またその犬が賢くてめちゃくちゃ可愛い。
どうせなら全て本物の
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世界でいちばん長い写真(2018年製作の映画)

3.8

パノラマ写真のギネスに並ぶ長い写真を学生生活の思い出に撮るという実話を元にした映画。
ただ撮るだけの話ではなく引っ込み思案の主人公の成長物語でもあり、周りの登場人物の適度な関わり具合も良い。
皆の演技
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プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

3.5

プロヴァンスが好きで家のインテリアに取り入れてたが、改めてプロヴァンスの景色を見た。
プロヴァンスを満喫できる映画。

プロヴァンスの田舎に暮らす堅物のジャン・レノのもとに家出した娘の子供たちが夏休み
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ターザン:REBORN(2016年製作の映画)

3.6

英国貴族であるターザンがジャングルへ妻を連れて里帰り。
動物と原住民の味方ターザン。
でも子供向けなお話ではなく大人の映画。

イギリスにいるときの服を着たターザンからは想像できない脱いだら凄い人。
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.7

鬱になりそうな人、鬱から立ち直った人などはその時の気分が蘇ってきそうなので見ない方がよいだろう。

夫の鬱を夫婦で乗り越える話。
主役の2人はさすがの演技。
漫画家という職業を活かした作品。
実際の人
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敦煌(1988年製作の映画)

3.2

敦煌で見つかった経典の話をシルクロードを舞台とした壮大なスケールで描く。
人馬の数が凄く莫大なお金もかかってそうで、撮影もかなり長期に渡って過酷だったんだろうなと思わせる。

いつも韓国の歴史大河ドラ
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靴職人と魔法のミシン(2014年製作の映画)

4.1

なかなか面白いストーリー。

昔ながらの店が並ぶストリートに4代続く靴職人がいた。
ある日、お父さんの古いミシンを使って靴を縫うとその靴の持ち主に変身できるということを知る。

物語がどんどん進展して
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探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

3.4

ススキの探偵シリーズの第一作目。
北海道を舞台としている。
映画でなくてもテレビドラマでシリーズ化されても良い内容。
大泉洋が出ているので面白いのかと思って見たがキャラクターがしっかりしているハードボ
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優しい嘘(2014年製作の映画)

3.5

キム・ユジョンちゃんが出ていたので見た。
明るかった妹が急に自殺した。
自殺の真相を少しずつ知る姉と母。
イジメられていることを家族は気づかなかった。
後に残された人たちの哀しみを描いた映画。

私は王である!(2011年製作の映画)

3.9

コメディータッチに描かれているがしっかりと筋もあってほのぼのと面白い娯楽映画である。

世子になるのが嫌で王室から抜け出した三男が王室の塀の外で酔い潰れていた奴婢の男と服を交換して逃げた。
奴婢の男は
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3匹のぶた&オオカミベビー(2008年製作の映画)

3.7

3匹のコブタとオオカミの物語のその後を今風に。
気軽に楽しく見られるアニメ。

小学生向けに…みんな違いがあっても仲良くしましょう&親はうるさくても愛情たっぷり&愛情の表し方がわからないときはハグなど
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.8

バービー人形のようなお顔のソフィア・ローレン。
一度は聴いたことのある素晴らしいメロディーがこの話の結末を物語っているかのよう。
タイトルになっているひまわり畑の列車からの映像の手振れが激しいのがやや
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カサノバ(1976年製作の映画)

3.4

1700年代ヴェネチアで生きたジゴロ、カサノバをドナルドサザーランドが熱演。
様々な場所での性の遍歴を回顧録で話が進む。

煌びやかな衣装、派手な化粧、あえて海を作り物で表現したり、暗転のような画面が
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.8

YouTube動画を撮る為に韓国の心霊スポットとして有名なコンジアム精神病院にやってきた男女のグループ。
ヤラセを2人仕込んだが本当に怪奇現象が起こるというストーリー。

コンジアムは本当にある心霊ス
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尚衣院 サンイウォン(2014年製作の映画)

4.0

色とりどりの漢服や美しい音楽に包まれた映画。
コミカルであったりファンタジー色も取り入れられたりもするがしっかりとしたストーリーで2時間の中に様々な人間の心情も描かれていて最後にはなんとも言えない物哀
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.8

冒頭にも字幕が出てくるが実際にあった事件を元に作られた映画。
母親が子供を置き去りにして出て行き、その後の子供たちを描いた映画だが、調べてみると実際はもっと酷かったらしく、ここでは長男はじめ子供たちが
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赤毛のアン(2015年製作の映画)

3.7

アンがカスバート家から去ろうとするが、やはり呼び戻されカスバート家の一員になるところまでが簡潔に描かれていた。

少し前に「アンという名の少女」というドラマを見たが、そちらよりこちらの登場人物たちの描
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犬鳴村(2020年製作の映画)

2.8

心霊スポットの犬鳴トンネルからヒントを得て制作された映画。
ショートストーリーのほん怖の方がまだ怖いと思えるほどこちらは内容も演出も怖くない。
名前の犬の使い方や時代を遡って出てきた幽霊が妙に現実的だ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.2

新感染とはうまくタイトルをつけたものだ。

新幹線に1人のゾンビになりかけた女が乗り込んできて乗客のほとんどがゾンビになっていく。
噛まれたらすぐにゾンビ化するし、追いかけてくるスピードが速いのが怖い
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.6

ちょっと変わった恋愛コメディ。
めちゃくちゃシュール。
シュールが好きな人にはいいかもしれない。

主人公が病み過ぎていて怖かったがそういう性格を使ってうまくストーリーが成り立っていた。
中心をずらし
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

貧富格差が生み出す問題を軸にしたスリラーサスペンス。
同じ穴のムジナが繰り広げる事件。

暗いだけではなくときには笑いもありでそれが更に因果応報である虚しさを際立たせる。

なんとなく想像がつく展開も
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超高速!参勤交代 リターンズ(2016年製作の映画)

3.7

湯長谷藩の面々が帰ってきた!
ストーリーは前作から続き、一件落着して参勤交代から帰ってくる途中、故郷の藩で一揆が起こったという。
藩がお取り潰しになる前に真相を探るべくまたまた走る走る走る⁉︎
陣内孝
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.9

リターンズを見ようと再鑑賞。
貧乏な藩が参勤交代から帰った途端にあらぬ疑いをかけられて再び5日以内に参勤交代せよとの命令が出た。
敵に阻まれながらも大名行列を装い江戸へと走る姿をコメディタッチで描く。
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ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

3.3

ブルース・リーの映画を初めて見た。

1971年なのでかなり時代を感じるし、昔の特撮ヒーローものを見ているかのような漫画チックな脚本、演出、演技と不釣り合いな音楽。
そうかと思えば最近では見られなくな
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殺人の告白(2012年製作の映画)

4.2

本当にあった事件を元にして作られた映画だそうだがこれは面白い!

サスペンススリラーとしてよく練られたストーリーであるだけでなくアクション映画としても迫力があり、次から次へと見せ場がやってくる。
トム
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セデック・バレ 第二部 虹の橋(2011年製作の映画)

4.2

日本人皆殺しから始まった村の襲撃は第二部ではいよいよ本格的な日本軍対セデック族との戦いへと突入する。
山を熟知し、狩をしてきた民族の周到に練られた攻撃が降り注ぐ。

セデック族の女性たちや日本の警察官
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セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011年製作の映画)

4.0

昔、日本軍が台湾で山に住む原住民を制圧し統治していたときに起こった霧社事件という史実を元に描かれている。

多少脚色されているとはいえ、台湾や各国に侵攻する日本陸軍がしてきたことを私たちは知っておかな
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

単なるヤクザものではない。
警察官がヤクザの組の中に潜入し情報屋となる。

ここからネタバレ。
ザッと言ってしまえばミイラ取りがミイラになる映画。
なるべくしてそうなってしまった男のサガ。
警察官とい
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ボクは坊さん。(2015年製作の映画)

4.3

このコロナ禍の中で是非見てほしい映画。

四国八十八ヶ所の札所永福寺のお坊さんのお話。
高野山で修行した後もなかなか俗世離れできずにいた永福寺の跡継ぎが周りの人の死や苦難で坊さんらしくなっていく。
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RED SHADOW 赤影(2001年製作の映画)

3.0

忘れて2度目の鑑賞。
昔の特撮の「仮面の忍者赤影」が好きだったが、知ってる人にはなんだこりゃの作品。
影の一族の中で赤影、大人の青影、アスカの3人のチームで動く。
一応青影の「大丈夫」や白影っぽくない
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.6

2度目の鑑賞。

不倫男に弄ばれ子供を中絶させられた挙句、不倫男の妻に罵られ続けられる女。
女は弾みでその妻の赤ん坊を誘拐して4年間育てるというストーリー。
誘拐された子供が年頃になり誘拐女と同じよう
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ブリムストーン(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1で起こった事件を2、3章と遡って明らかにしていき四章で結末とこれぞ起承転結のストーリー。

キリスト教の深い内容はよくわからないが、歪んだ愛と正義を振りかざすイカれた牧師とその娘の戦い。
なんとも報
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