ちゑさんの映画レビュー・感想・評価

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幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

息子さんが『Help me!!!』と叫んだところで号泣してしまった。悲しみを内面に向けてしか表現出来ない少年が唯一、発散するように放った一言だった。
父も深い悲しみから自分や家族を救い出そうとする懸命
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.5

一見レイが主人公のお話に見えるが、実はレイの母親が中心に3世代を描いている。
邦題が誤解させているのだろう。
視点を変えるととても良い親子愛を描いた映画だと思う。

日本ではなかなか理解し難いストーリ
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.5

若い頃を思い出した。
ライ麦畑でつかまえてという小説はいわくつきで、怖くて読んでいないせいか、よりミステリアスさが加わり物語への没入感が凄かった。
見るタイミングを選ぶ作品かも知れないけど、作品の醸し
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

物語の中のルールを考えたり、紐づけようとすると非常に疲れるし、腑に落ちない点が色々とある。観客に寄せる事なく、ストーリー性ムシで監督が最後に好き勝手に作ったんだな。と思った。いくつものシーンで、過去の>>続きを読む

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

バズが好きなので、童心に戻り、細かいことはかんがえずとにかくハラハラドキドキ楽しかった。ソックスがハイスペックで面白かった!

クルエラ(2021年製作の映画)

4.2

最後までワクワクして観た。
エンターテイメント性が高い作品。衣装、音楽、キャラクターとても良かった!
私的には、チャーリーとチョコレート工場の分類。

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

ジョディフォスターのリトルマンテイトを思い出した。
子どもの才能を最大限に発揮させるために、遊ぶ時間や感じる心をはぐくむなど、失うものがあっては悲しい。人として幸せを感じる人生を歩んで欲しい。周りの大
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アバター(2009年製作の映画)

4.4

公開当時に観た時は、映像美と1本の映画のためにナビ語という新しい言語を作ったことに、ただただ感動したのだけど、続編があるということで見始めたところ、今回は作品のメッセージ性に触れ、思考がとまらない。>>続きを読む

リトル・シングス(2021年製作の映画)

2.7

デンゼルワシントン渋い。
物語の結末はモヤモヤしたけど、なんとかスルメを味わうように反芻してる。

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.7

出会ってすぐ、不運な生い立ちを話し始めた相手に対して、言葉で慰めや励ます代わりに、即興で歌い出すアリーの歌声は魂がこもっていた。照れくさそうなガガの演技が不自然なくらいうまい歌声にリアリティを持たせて>>続きを読む

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.5

娘の死を受け入れられない主人公と周りの人々が抽象的なアプローチで、3つのテーマについて対話しながら模索する。

いづれのテーマも答えは1つではなく、自分自身が見出すべきだと改めて感じる作品。押し付けが
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ダークネス(2016年製作の映画)

1.0

1980年代テイストなホラー映画にケビンベーコンが出ている…

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.0

エンドロールのスライドショーのための本編かと思えるくらい、エンドロールで泣いた。

実話なのがすごいし、これからも笑顔で幸せになってほしいと心底思った。

二重性活 女子大生の秘密レポート(2016年製作の映画)

4.3

スパイ映画かな?と思ってみたけど、音楽が最高すぎる映画だった。

ベルリンはリズムだ。の冒頭から引き込まれる。
実話であるので奇抜で退廃的な生活に説得力をもって、受け入れることが出来る。

切り取られ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

2.0

時間ギリギリの機内で観たからか、ジャケットの雰囲気から期待感が高すぎたのか、そんなにハマらなかった。
同じ青春群像を描いた米映画なら、【ジュノ】の方が好き。

ミス・シェパードをお手本に(2015年製作の映画)

1.5

気高く、正直とっつきにくいホームレスの女性に対して、善意を持って接するイギリス人上流階級の気質が興味深かった。

道徳心を守り社会が真の意味で良心的であるのなら、信仰も悪くないと思える。
(でも、宗教
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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

2.0

サスペンス続きだったので、軽い感じのコメディを期待して観てみた。ハートフルでもコメディでもなかったけど、シュールな絵面にふふっとなるくらいの笑いはあった。そして後半なぜか、両家ひっくるめて大家族っぽい>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

1.6

是枝作品なので期待しすぎてしまった。
問題提起して、主人公が葛藤しはじめるところまでが長いのに深みがないように感じた。主演の役者さんから余韻をあまり感じず、作風にあっていなかったような個人的感想。
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フローズン・グラウンド(2013年製作の映画)

1.0

豪華キャストだったので期待値が高すぎてしまった。クリミナルマインドのような話を期待してしまったが、実話であれば仕方ない。

手紙(2006年製作の映画)

2.5

手を合わせて漫才を聴くお兄さんの姿に祈りや感謝が溢れていた。

罪を償うとか、背負うとか
具体的に体現するのはそれぞれなのかもしれないけれど、犯した反社会的な行動とそれに伴った結果という法で定義された
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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

2.5

実話なので淡々と物語は進み、エンターテイメント的な要素はないが、こんな時代が本当にあったのだということを忘れてはいけない。

日本とは違い州によって法律の違うアメリカで、人種の違う人同士の愛が法律で認
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.5

3人で過ごす春のひと時を見ていて、平穏な日常が1番幸せなんだと改めて思い知る。
LGBTが基本にあるけれど、世の中の人はいろんな形で何かを背負い、戦って生きている。

そして乗り越えたものが大きいほど
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ハミングバード(2013年製作の映画)

3.5

ただのアクション映画ではなく、繊細で多くを語る物語だった。背負った過去の傷を癒せないまま生きる元兵士とシスターの心の交流を描いている。

シスター役の女優さん(アガタ・ブゼク)があまりにも良く、他の作
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スリーデイズ(2010年製作の映画)

2.5

暇つぶしにサラッと見たい時に良い。

綿密な計画に感服。
IQ高い人物像なので、悪事働くにも学習能力が高くて説得力があった。後半の回収して行く気持ち良さとハラハラ感も良かった。

無罪を晴らしたら、た
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マラヴィータ(2013年製作の映画)

3.5

ロバートデニーロファンのための痛快コメディー
逃亡生活なのにちっとも悲壮感がなくて笑えた。家族4人とも自分に正直に普通に生活しているだけなのに、コラコラ…というおかしさがある。
ミシェルファイファーは
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ザ・クリミナル 合衆国の陰謀(2008年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

記者として母として人として、失ったものと得たものがある。そして自分自身は自分次第で何度でもやり直しがきくが、周りはそうじゃない。

情報源を明らかにしてもいいのでは?と思えた場面が2回あった…

CI
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セイフ ヘイヴン(2013年製作の映画)

3.3

WOWOWの【特集サスペンス】ということでみはじめて、最後ファンタジーラブストリーに泣く。
途中の優しい時間はクライマックスでめちゃめちゃになるんだろう…と思って見ていた…

サスペンスとしては決して
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隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

2.5

冒頭からクライマックス感がある。
途中は妄想オチかと思ったけど、この結末は読めない。
ラストにあぁそうか…とそれまでの違和感ない主人公の隣人への興味本位を越えた執拗さに最後納得した。筋書きが綺麗に出来
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ザ・タウン(2010年製作の映画)

2.0

飽きないで最後まで見れます。
とはいえ見終わったあとは特に爽快感とかも残らない感じ。

エリート女性と出会って違う考え方や世界の存在を知って、生まれ育った町や環境に嫌気がさすのは自然な流れで、その後が
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アンノウン(2011年製作の映画)

3.3

見応えある作品。
ドイツが舞台なところも良かったし、ユルゲンさんの存在感がすごい。冷戦時代のスパイなんて想像するだけでも映画一本分の深みがあった。

アイム・ノット・シリアルキラー(2016年製作の映画)

2.5

ラストが…でも最後まで見てしまった。

もっとサイコパスな心理的描写とか、変わりゆく人格の歪みみたいなものを期待してしまったが、タイトルからして、そうか狙ってのB級かぁーとラストの爽快な曲を聴きながら
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セントアンナの奇跡(2008年製作の映画)

3.0

久しぶりのスパイクリー映画は、戦争という悲惨な状況下でありながら、黒人差別にのみ焦点を当てて捉えると、心温まる物語でさえあった。

若い頃のスパイクリーは、差別を描く手法として黒人至上主義を掲げ、白人
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完全なる報復(2009年製作の映画)

4.2

サスペンス好きを充分に満足させてくれる見応えある作品。経歴にパナマとか国防省など絡めてくるあたりが、人物像に何があっても不思議ではないミステリアス感を高めていた。結果、司法の定義する悪も正義もどちらも>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.2

笑顔で『ありがとう』と送る娘の強さは、母が命をかけて育んだのだな。と思うとそれまで起こった日常の出来事が、このシーンに集約されているのか。と印象深く心に残った。

母である前に、強く優しい人間の生きた
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