あの時代にあの技術!感嘆!
人の欲望とは、100年経っても
変わらないのものなのかもしれない。
カメラワークが非常に巧みでした。
群像劇ではあるものの、序盤から中盤までの
混沌とした人々のやりとりに実は中身なんてなく、
緊迫した終盤への踏み台だったのではと
感じてしまうほどの、映像技術でした。>>続きを読む
天才!
当時の技術を総結集させたと思われる映像の数々。
サティの独自のメロディラインと映像がマッチしていて
これもまた楽し。
そうかサティはイメージよりも現代人なのかと
気付かされました。
アメリカの映画らしく壮大に描かれると思いきや、
意外と淡白な演出で、こちらもあっさりとした
感動で終わってしまいました。
クサすぎなくて吉と捉えるか、
もっと物語に浸りたかったと捉えるかは
見る人次第>>続きを読む
80年前の作品のリメイクだから仕方ないけど
この時代に『スター誕生』というタイトルは
どうもそぐわない気がして、タイトルだけで
避ける人も多いのではないかと感じてしまいました。
実際自分も試写会が当た>>続きを読む
あくまでエリカ・リンダーのキャスティングは
後から決まったのことですが、
内容が乏し過ぎて、エリカ・リンダーありきで
作られた作品と思われても仕方がないと感じました。
しかし、しかし。
エリカ・リン>>続きを読む
どこまでが脚色されているかは不明ですが
ここまで蔑まれ、忌み嫌われながらも
信念を貫き通した主人公に感服です。
女性の自立を促したという点でも
多くの人の命を救ったんですね。
ラクシュミが使用人とな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
やはり色の使い方がとても美しいですね。
サスペンスのようなBGMもアルモドバル監督の特徴なのかな。
唐突に元の家に引っ越し、そこに娘から手紙が届くという
展開が素敵でした。
それにしても…。
容姿端>>続きを読む
粉ミルクで育った自分。
母乳が出ない母親にとっては、粉ミルクは子供の命綱だけど
それは飲み水に困らない環境での話であって…。
泥水でミルクを飲ませていた実情、
そして命がけで子供たちを救おうとした人>>続きを読む
艶っぽいシーンは前作よりも多いものの
うずうずとさせる高揚感が前作よりも薄く
人間の感情とは不思議なものですね。
チラリズムが原理ということでしょうか。
30代半ばだったラウラが10歳ほど若い役を演>>続きを読む
最近の作品ほど深みはないけれど、
カウリスマキワールド満載ですね。
まだまだ見るぞ、カウリスマキ作品。
・娘であるロゼッタが「ミシンを買ってあげる」と母を宥める姿
・「私はロゼッタ」と呟く姿
・必死に小麦粉にしがみつく姿
・ガスボンベと共に倒れて泣く姿
胸が詰まって涙が零れました。
雰囲気だけでハンデ>>続きを読む
銀王号という名前がすてき。
カノンとニャンコってずるいなぁ。
泣いちゃいますわ(;_;)
大家さんの携帯ストラップも
マタタビ風という点がニクイ演出でした。
ああ、犬派なのに、猫もいいなと思って>>続きを読む
役者の演技や全体の演出にちょっとクサさはあったけど、
笹木監督の作品をもっと見たいなと感じました。
ジャンル分けが難しい不思議な作品でした。
『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』を鑑賞してから見た方がよかったかなと反省。
レニングラード・カウボーイズはまさに
カラマリ・ユニオンの世界観で、
アレクサンドロフ・アンサンブルや赤軍>>続きを読む
カウリスマキ監督の手にかかれば
こんなにもくすくすと笑えてしまう
作品になるのですね。
カウリスマキ作品以外のマッティ・ペロンパーの
演技を見たことが無いので、彼は笑わないイメージです。
今作では、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
エンドロール直前に流れるご本人の映像を見ると
エベレットさんはとても優しそうな笑顔を浮かべていました。
劇中のエベレットはだいぶ脚色したのかな?と感じたものの
あの武骨っぷりを表情やさり気ない動作、発>>続きを読む
I ♥ George.
このサイトのアイコンもモンキービジネス事務局が
配ってくれたものです。
昨年放送されたNHKの番組や、おさるのジョージ展などで
レイ夫妻を巡る大まかなストーリーは知っていまし>>続きを読む
展開が早いうえに、自分が何も知らなかった
ショッキングな事象が連続して登場するので
飲み込むことができないままの内容もあったものの
失望、そしてまた失望。
世界は過去の過ちを繰り返していくのでしょうか>>続きを読む
多方面でストーリーは短縮されていましたが、
極力原作を崩さないように編集されていました。
前編同様、100m走のような駆け足っぷりで
・・ ・・・
余韻はないよぃん…。
自分の気持ちを押し殺>>続きを読む
サスペンス映画は苦手だけど
今作をみてその気持ちが高まりました。
気味が悪すぎる(涙)
この世の誰一人たりとも
この作品の犯人に感化されないよう
心から願います。
フランス映画のような演出でした。
男性にとっては、主人公のような女性は
“最高!”と思うけれども、
彼女の抱える心の病は深刻です…。
現代の思考、傾向では
納得できない内容は多々見られるので、、、
この作品をリアルタイムの時代に
フガフガ~っとなりながら見ていた
男性陣が羨ましいです。
焦らしに焦らされて、たまらなかったでしょうね>>続きを読む
器用すぎてお人好しすぎる人は、
きっと何かを失うのでしょう。
ジョセフの場合は、金と家族(女)。
それでもこの類の人間は、
自分が幸せだと感じている。
そう思い込むことで、
生きていけるのではないでし>>続きを読む
なんて存在感の強い女優さんなんだと思っていたら、
イザベル・ユペールの娘だったとは。
それを知って見返すと、歩き方がそっくりですね。
恋愛は夢見心地だったかもしれないけど
パリの街並みは現実。
「憧>>続きを読む
この作品の受け止め方が分かりません。
ゴダールのような映画にしたかったのか…、
東日本大震災とどう繋がっているのか…。
字幕で度々登場する散文で
情緒を出そうとしているように感じましたが、
むしろあ>>続きを読む
ハートウォーミングなコントという印象でした。
ほとんどがクサイ演技(敢えてなのかも)をするなか、
主演の芹澤さんのキャラと演技が際だっていました。
ラストのズバッとした切り方が、気持ちよかったです>>続きを読む
ウミのあざとさがとても苦手でした。
天真爛漫に見せかけているから、
なおのことたちが悪い…。
命の危機を迎えていなくても、
大概の男はああいう女を選ぶことでしょう(苦笑)
自然の驚異を感じさせられる>>続きを読む
逆光が美しく、青春を映像として
表したように感じました。
毎度のことながら、奈良の景色が神がかって見えますね。
今回は河瀨監督の母校が舞台らしいですが、
彼女のロケハン力にも感服です。
山田孝之さ>>続きを読む
昨今ではこんな
ハチャメチャドタバタ喜劇(楽しさばかりではないけど…)を
なかなか見なくなりましたね。
終始ミュージカル仕立てなのも、
往年の映画へのオマージュなのだと実感しました。
一方で銀色団に>>続きを読む
撮影も脚本も演出も
埋もれていくインディーズ作品止まりと感じたけれど、
スギムさんの存在感だけは際立っていました。
彼へのリスペクトが込められた作品なのだろうと
実感しました。
哲平の煮え切らない態度には
賛成も出来ず、理由もわからなかったけど、
要所に登場人物のやさしさが感じられる作品でした。
広大な自然の中では、人はちっぽけだけれども、
その小さなやさしさは、大自然に負け>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
一度目の鑑賞では混乱したまま終わってしまいましたが、
二度目を見た時に、様々な点に納得できました。
クロエの多くの妄想や幻覚は、サンドラが自分の存在を
気付かせるための主張だったように思いました。>>続きを読む
男子高校生の頭の中を覗いた感覚でした(笑)
アホだなぁ、初心だなぁ。
もともとは違う3編の話をまとめたそうで
演出にやや窮屈な印象を受けましたが、
女性が避妊を求める姿や、初体験後にはにかむ様子を>>続きを読む
なんと心あたたまる作品なのでしょう。
心無き人もいれども、市井の人のやさしさが感じられる演出は
『ル・アーヴル…』や『希望のかなた』への
序章のように感じました。
本当は笑って済まされないようなブラ>>続きを読む
カウリスマキ作品にしては珍しく男前の主人公。
しかしながら、世間からズレているのと
不幸の連続を味わう姿は毎度のこと…。
今作もカウリスマキ節満載で、
いつもと似たような演出なのに飽きが来ない。
やは>>続きを読む