おさるのじょじへいさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

おさるのじょじへい

おさるのじょじへい

映画(328)
ドラマ(0)
アニメ(0)

逆光の頃(2017年製作の映画)

3.8

台詞もストーリーも詩的で、
是非原作を読んでみたいと思いました。

時間軸をずらしたことにより、
孝豊のお父さんの微笑みが
より一層深いものに感じられました。

青春のきらめき。
いいですね。

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.5

比べることではないとは思いつつも…。
家族の構成が似ている
『愛しのグランマ』のようなジワリとくる温かさや
トランスジェンダーの男性が主人公の
『ボーイズ・ドント・クライ』ほどの感動もなく…。
期待し
>>続きを読む

婚約者の友人(2016年製作の映画)

4.0

戦争は相手国を憎むべきではなくて、
兵士が悪いのでもなくて、
戦争が悪い。

アンナとアドリアンが両国で同一体験をする対比は、
戦争は両成敗なのだと語っているように感じました。

劇中で奏でられるノク
>>続きを読む

氷の海に眠りたい(1999年製作の映画)

2.8

つっこみどころが満載(苦笑)
オドレイ・トトゥが出演してなかったら、
DVD化もされていなかったことでしょう。

無駄に裸のシーンが多かったような…。

それでも今もこの時もオドレイは麗しいです♡
>>続きを読む

プラネタリウム(2016年製作の映画)

3.4

思わぬ結末に悲しみだけが残りました。
はっきりとは描かれていない戦争というものが
悲しみの"戦犯"なのだろうと思います。

改めてナタリー・ポートマンという
女優に魅せられました。
恋で一喜一憂する際
>>続きを読む

男と女(2011年製作の映画)

3.5

深いですね。

幸せな時もあれば、悲しい結末もあり…。
失恋した時に、元恋人との楽しかった日々を
思い出して涙した日のことを思い出しました。
別れるために出会いがあるとは思いたくないけど、
どんな相手
>>続きを読む

未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.5

そうか、フランスでは高校で哲学を学ぶのか。
フランス映画独特の展開や、難解さの理由が
わかったような気がします。

哲学に関しては、サッパリわかりませんが(苦笑)
フツーのきれいな女性に見えてしまう
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.4

観た後の余韻に浸るのではなくて、
自分と社会を見つめ直す機会をこの作品が
与えてくれたのだと思いました。

柴田家を見て、胸がチクっとした人間には
まだ成長の余地、救いがあるのではないでしょうか。
>>続きを読む

Love Letter(1995年製作の映画)

4.0

映像も淡い恋も美しかったです。

私の初恋相手も、私の気持ちには
気付いてなかったんだろうな。
私も誰かに密かに想いを寄せられていたら
いいな、なんて思ったりして。
あるわけないか(苦笑)

加賀まり
>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.0

公開時に2度ほど鑑賞しましたが、
久々にテレビ放送にて。

・息子を持った母親って、いつまでも
なんだか“男の子”の親で…。
・元亭主には耐えられないけど、元義母とは気が合って…。
・幼くとも子供は
>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.0

原作が素晴らし過ぎたので、
少々がっかり。
アニメ化しちゃうと、妙にエロさが増して…。

ジェーン・バーキン/マザー・オブ・オール・ベイブス(2003年製作の映画)

3.5

ファンならばこの作品を見て
ジェーンを嫌いになるはずがないのでは?

この作品のあとに
ケイトが亡くなってしまうと思うと
胸が痛みますが、
改めてジェーンの素敵さを実感しました。

ジェーン・バーキン in ヴェルヴェットの森(1973年製作の映画)

3.0

どの時代のジェーンも大好きだけど、
栗毛のストレートロングに痩せた体、
張りのある肌に、大きな瞳。
このころのジェーンのルックスが
一番憧れたなぁ。

というわけで、
ジェーンとセルジュ見たさに鑑賞し
>>続きを読む

ライク・サムワン・イン・ラブ(2012年製作の映画)

3.5

キアロスタミ作品初鑑賞。
強烈な作風に驚き、
『桜桃の味』『友だちのうちはどこ?』などの代表作から
見るべきだったのかな?と反省…。

しかしながら、自分が知らないだけで
これは現実なんだと実感させら
>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.7

誰の発言が真実なのかは、謎のまま。
むしろそれが、笑いの種に。
登場人物それぞれに愛嬌を持たせた
演出がいいなと思いました。

冷酷な母を演じたアリソン・ジャネイが
本人なのではないかと錯覚させるほど
>>続きを読む

歓楽通り(2002年製作の映画)

4.0

プチ・ルイ(涙)

ルコント監督の描く“困ったさん”。
今回は微笑ましくも、やはり切なかった。

仲間たちのやさしさと、エンドロールで響く
アコーディオンの旋律に泣きました。

17歳(2013年製作の映画)

3.4

もやもや…。
でもこれがオゾン監督の真骨頂でもあり。

原因は母にある気がする。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.4

2回見ました。

言葉になりません。
というより、稚拙な自分の文章力で
この作品を語ってはいけないと思いました。

エリオ、エリオ、エリオ
オリヴァー…。
胸が裂けそうでした。

タイトルの美しさをこ
>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.2

ようやく見ました。

想像をはるかに超えたステップに
ただ感嘆です。

ひたすらにハッピーになりました。

龍城恋歌(1996年製作の映画)

3.1

製作された時代よりも映像が随分と古く感じました。
演出が古臭いのかな…。

チャン・イーモウのにおいがプンプンする作品でした。

映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!(2016年製作の映画)

3.0

アニメなら笑えても
実写だとギャグが寒~くなるものなのですね。
コメディ映画や芸人がどれだけ
センスがよいのかと実感したものです。

だけどやはりジバ&コマはかわいいニャン!

BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

4.0

見た後の余韻がしらばく続きました。
それはこの作品に自分が同化した証拠だと思います。
気付けば自分も指を鳴らしているような気分になりました。
Mのシーンがドキュメンタリーのような演出だった
というだけ
>>続きを読む

トマトのしずく(2012年製作の映画)

3.2

石橋蓮司さんの演技と、榊いずみさんの主題歌がよかったです。

真みたいな大きな心の旦那さんが羨ましい。

レイルウェイ 運命の旅路(2013年製作の映画)

3.8

戦争は人を狂気にさせる。
そして人を愛する能力まで奪う…。
むごすぎる。

パトリシアさんは
人を救うために生まれた人なのかもしれませんね。

コリンファースの鬼気迫る演技も素晴らしいですが
真田広之
>>続きを読む

北の桜守(2018年製作の映画)

3.6

一度目の鑑賞では
「う~ん」という印象でしたが
ニ度目の鑑賞で胸にぐっと来ました。

レビューにはあまりいい意見が見当たりませんが、
北国出身(しかも桜の名所がある)の自分にとっては
冬の苦しみと、春
>>続きを読む

ふたつの名前を持つ少年(2013年製作の映画)

4.0

自国の忌まわしい過去は封印しがちですが
この作品をドイツ人が監督したということに
大きな意味を感じました。

丸山明宏さんのような妖艶さと
ヒラリー・スワンクのような強いまなざしを持つ
トカチ兄弟。
>>続きを読む

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.3

日ごろ超大作を拝見しないもので、
巨大なセットに圧倒されました。

楊貴妃役のロンロンさんが美しすぎて
それが一番の印象です。

8人の女たち(2002年製作の映画)

3.8

50年代のハリウッド映画や
全てのミュージカル映画へのオマージュとのことで、
オゾン監督の映画愛に溢れていたように感じました。
その分、オゾン色は薄めです。
これはこれで、オゾン作品が苦手な人にも
>>続きを読む

クロコダイルの涙(1998年製作の映画)

3.0

実は深いストーリーなんでしょうけれども、
チープな演出が残念。

スティーヴンは自分を正当化していましたが、
自分だったら人を殺すくらいなら始めから自死を選びます…。

今では渋いイメージのジュード・
>>続きを読む

(2017年製作の映画)

3.9

河瀨監督の世界観そのままに
限られた愛情表現のなかで
猛烈に愛があふれていました。

なんとなく生きている自分が恥ずかしくなるくらい
「役者永瀬」を魅せられました。

光の表現もまた素晴らしくて、
>>続きを読む

風のたより(2016年製作の映画)

3.0

大杉漣さんが急逝され、この映画を見たことを思い出しました。
この作品でも心臓の病気で亡くなった役を演じられていて…。

素晴らしい役者さんでした。

マンハント(2018年製作の映画)

3.4

日本人キャストが多く舞台も大阪なので
つい邦画と勘違いしてしまいますが、
あくまで香港アクション。
クサイ物語と、ちょっと古さのある演出は仕方ない。
それが香港アクション。

疾走感、ドンパチ、殺陣の
>>続きを読む