おさるのじょじへいさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

おさるのじょじへい

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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.8

若さ特有の、都会特有の、焦燥感やむなしさ。
多くの人が似たような感情を抱いているのではないでしょうか。

もう少し作品をコンパクトにしてもいいかなと感じましたが、
細かく説明しなければ伝わらないという
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ストローク(2017年製作の映画)

3.8

クラシック音楽が意外な使われ方をしているけれど、
それが妙に効果的ですね。

神経質な主人公のラストのほどけた表情が
たまらくよかったです。

美味しい美女/グルメな歯医者(2017年製作の映画)

3.8

この色合いと言えば、ジャック・ドゥミ!
ドゥミ作品ではマドンナだったカトリーヌ・ドヌーヴ様が
ぽてっとした体でまさかの脇役。
絶望の天使だとは…。素敵すぎます。

全体に洗練されたデザインでした。

サマードレス(1996年製作の映画)

4.0

オゾン監督の作品を鑑賞するのであれば
この作品を見てからの方が、独特な世界に入り込みやすい
かもしれませんね。

なんだろう、深いなぁ。

緑はよみがえる(2014年製作の映画)

3.8

この暗さと静けさ、一方で激しい爆撃音。
まるで自分も塹壕の中にいるような感覚になりました。

監督の息子さんや娘さんも作品に携わったとのこと。
美しい映像は映像監督の息子さんによるもので、
決して"七
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四十九日のレシピ(2013年製作の映画)

3.4

タナダユキ監督は、心の闇を描くのが
うまいのか、生々しすぎるのか…。
ごく普通の人々の悩みが胸にしみて
つい共感してしまいます。

フラダンスのシーンが妙に長い気がしたのは
ハワイのように、ゆっくりと
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.2

カウリスマキ節が全開。
くすりと笑って、小気味よくて。
だけど真のメッセージは傷をえぐられるように深い。

タイトルからすると、前作のような前向きな希望を想像していたために、
一回目の鑑賞では拍子抜け
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天城越え(1983年製作の映画)

3.8

サスペンス自体は
始めから答えを提示しているような演出ですが、
田中裕子さんの演技に魅せられて、
これだけでもう満足、満足。
「兄さん」だって。すごいなぁ。色っぽいなぁ。

映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活(2017年製作の映画)

3.3

可愛いジバニャン、コマさん好きなので
今回のキャラはどうしても馴染めませんでした。

笑う場面は少ないけれど、
いろんなストーリーをパクリまくっているところは
妖怪ウォッチらしいです(笑)

一緒に鑑
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東京流れ者(1966年製作の映画)

3.6

美術が素晴らしいですね。

絵にかいたようなヒーロー像は
現在の作品では見られないので
非常に心地よかったです。
渡さんのかっこいいこと!

シーヴァス 王子さまになりたかった少年と負け犬だった闘犬の物語(2014年製作の映画)

3.5

作品に難解さを感じますが、
監督のインタビュー記事などを読み
故郷への熱い想いを感じとりました。
物語を説明する作風ではないのが、
中東(ヨーロッパも)の映画らしいなと感じます。

主人公役の少年の演
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チャドルと生きる(2000年製作の映画)

3.9

女性の苦難の堂々巡り…。
まさに"円"でした。

女性というだけで、些細なことさえ許されない。
結局ゴラミさんはどんな馬鹿げた罪で
逮捕されてしまったのだろう…。
そう想像すると、むなしさを覚えるくら
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(1948年製作の映画)

3.8

弱さがあっても
最後にはあっさり。
木下監督には女とは
そんな風に写っていたのでしょうか。
趣深い映画でした。

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.5

この作品を見て5年以上たちますが、
未だにこの映画よりも涙が流れた作品はありません。

フェリックスとローラ(2000年製作の映画)

3.2

パトリス・ルコントの作品としては
物足りなさを感じました。

だけれどもロマンチックなシーンも多く
独身の時に見たら、萌え萌えとしただろうなぁ。
シャルロットはどんな役もこなしてしまいますね。
好きで
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息子のまなざし(2002年製作の映画)

4.0

多くが語られない分
想像力を掻き立てられました。

全ての出演者が痛々しく、
苦悩が伝わってくるようで
涙がこぼれました。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

ファンタスティックでロマンチック♥
気が遠くなりそうな摩訶不思議さに
夢中になりました。

京都に土地勘があったり、
男性だったらもっと楽しめたのかな?
と思います。

劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~(2017年製作の映画)

3.4

原作のファンです。
原作と比べるとキャラが子供っぽくなってしまって
気持ちはよくないのですが、
アニメとはそういうものでしょう。

少女漫画の域を越えた壮大なストーリーなので、
映画にするには時間が足
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まぼろし(2001年製作の映画)

4.1

オゾン監督の作品のなかでは
ストレートな表現ではないでしょうか。

切なくて胸がつまりそうでした。
シャーロット・ランプリングの
精気の抜けたような表情が素晴らしかったです。

火花(2017年製作の映画)

3.6

Filmarks試写会にて鑑賞しました。

当事者ではないですが、芸人の世界がリアルに描かれていると
感じざるを得ませんでした。
取材や想像だけでは創り出せないであろう
生々しさがありました。
それは
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続日本暴行暗黒史 暴虐魔(1967年製作の映画)

2.6

強姦されている女性が
色っぽい声を出しているのがフィクションだなぁと感じます。
そんなことあるはずがない(涙)
悔しい。

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.8

ベイリーも生まれ変わったベイリーも
忠犬そのもので涙を誘いました。
この献身さは飼い犬に対する人間の願望なのかな…。

よくある展開のストーリーに物足りなさを感じましたが、
犬の目線が主体になっている
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おいしい生活(2000年製作の映画)

3.5

コテコテの展開ですが、
ウディ・アレンの脚本にかかれば
とことん笑えてしまう。

みんなおバカキャラだけど、
むしろウディ・アレンの頭の良さが
伝わりますね。

タイトルは原題を文字って欲しかったなぁ
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クリスマス・キャロル(1938年製作の映画)

3.5

ヴィクトリア時代を再現した
セットが素晴らしいですね。

クリスチャンの人々にとっての
クリスマスの大切さが伝わりました。

日本人のクリスマス騒ぎだなんて
本当にうわべですね…。

バーバリアンズ セルビアの若きまなざし(2014年製作の映画)

3.5

展開は雑だなと感じてしまいますが、
若者たちの行き場のない焦燥感が伝わります。

生きる場所や環境は違えど、多くの若者が通り抜ける
人生の過程ではないでしょうか。

セルビアならではの視点で綴られてい
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聖者の谷(2012年製作の映画)

3.6

現実に起きている環境汚染、暴動、若者の地方離れ…。
監督はドキュメンタリーではなく、あえて劇映画という形で
伝えたかったのだろうと思います。

誘惑のアフロディーテ(1995年製作の映画)

3.8

翻訳家さんに万歳です!
ケラケラと笑わせてもらいました。

たみおのしあわせ(2007年製作の映画)

3.4

依存し合った親子でしたね。
実は、現代ではよくある家庭の光景な気もします。

主要な俳優陣がみな素晴らしい演技でした。

ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声(2014年製作の映画)

3.4

お決まりの展開でしたが、
美しくて儚い美声が聴ければ、
この作品はそれだけで満足です。

自分は音楽経験ゼロで中学の時に吹奏楽部に入部しました。
周囲はピアノを習っていたり、小学校のマーチング出身者ば
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美しい絵の崩壊(2013年製作の映画)

3.8

酷評が多いですね(苦笑)

確かにこれが日本人で演じていたら
ちょっと耐え難い内容かと感じます。

ナオミ・ワッツの乙女チックな演技や
登場人物それぞれの心の機微が細かく描かれている点など
なかなか見
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夜と霧(1955年製作の映画)

4.0

知らなかったことをたくさん知ることができました。
歴史から逃げてはいけないですね。