chiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ロブスター(2015年製作の映画)

3.7

「哀れなるものたち」を鑑賞して監督の過去作が気になり鑑賞。
設定がすごい。最初からおかしくて、犬は?と聞かれて兄ですって答えるのが面白すぎた。鼻血が出やすいとか近視とか、短期間で相手を見つけなければい
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ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~(2020年製作の映画)

3.9

今朝、某珈琲店でモーニングを食べながら新聞を読んでいたら、本日の読売新聞の一面と特集面で「難聴のテストジャンパー」という記事があって読んだ。感動して涙が出た。検索してみたところ、本作がその時のテストジ>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

用事が早く終わってちょうどいい時間に上映していたので懐かしの映画館で公開初日鑑賞。
良い映画でした。『ケイコ 目をすませて』で映画賞を席巻した三宅唱監督の新作。ケイコと同じく16mmフィルムでの撮影で
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.7

LGBT邦画の傑作『カランコエの花』の中川駿監督の商業長編デビュー作。中川監督この手の作品作るのやっぱり上手いですね。役者も若手の上手い注目株を揃えてきている。4人の女の子を中心にそれぞれの話が描かれ>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.2

家庭環境に問題があったとはいえマリコがメンヘラすぎて無理だった。学生時代のトモヨへの言動も依存としか思えないし、こういう人とは縁を切った方がいいと思う。冷たいかな。
永野芽郁は珍しく荒んでいる役でイメ
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逆光(2021年製作の映画)

3.0

ポスターに惹かれてずっと気になっていて、ようやく見放題に来たので鑑賞。ここでの点数もあまり高くないので期待せずに鑑賞。正直あまり面白くない。雰囲気映画という感じでストーリーに面白みがない。脚本は渡辺あ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

最初から最後まで作り込まれた世界観が素晴らしく、さらに描いているテーマ性からも高く評価されて納得の作品。好きか嫌いかで言えばもちろん嫌いじゃない。でもすごく好きかと言われるとそうでもない。これは好みの>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.3

年末にU-NEXTで見て大感動すると同時に、これは絶対に映画館で見るべきだったと後悔していたら、一週間限定で再上映をやっていると知り見に行きました。
映画館で見られて良かった!音ももちろんですが、スマ
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よだかの片想い(2022年製作の映画)

3.3

メーテレのノットヒロインムービーズで最後に見たけど、個人的にはわたし達はおとな>>>そばかす>本作かな。物語も面白みを感じられなかったし、キャスト的にも引かれないってのもある。

左様なら今晩は(2022年製作の映画)

3.6

アイドル映画かと思って期待しないで見たが、時間も短くて見やすいし空気感も良くて楽しめました。つっこみどころは多いけど。普通にかわいいしかっこいいし。すっと入ってきて気持ちよく見られた。

淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

4.2

素晴らしい。事故で半身不随の香港人雇い主とフィリピン人家政婦が出会い、お互いの人生に影響を与えていく物語。人生とは、人との出会いなんですよ。立場も考え方も何もかも違う人との出会いによって、少しずつ自分>>続きを読む

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.5

再現映像は使用していません。

北朝鮮での生活を描いたアニメーション映画の『トゥルーノース』を見た時、これを生身の人間で撮ることはできないよなぁと思っていたので、北朝鮮に関するドキュメンタリーが公開さ
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桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

4.3

本人の視点でも母親の視点でも辛くて号泣してしまいました。小雪も田中偉登も演技とは思えなくて感情移入して特に後半は泣きながら見ました。
視力に続いて聴力も失い、紙切れ一枚になってしまった智の世界が、母の
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ランユー 4Kリマスター版(2001年製作の映画)

3.2

Twitterで知って鑑賞。ランユーはかっこいいけど、ハントンはランユーを振り回してるだけじゃねと思ってしまった。対等な関係じゃなくてランユーが不憫。

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.8

面白かったが、こういう嘘の話はありきたりだ。この親子の物語は、嘘の件がなかったとしても十分良い作品になったと思う。私はFilmarksでも何度か言及しているが、親は何人いてもいいんだよ。親が何人もいる>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

早起きして朝イチで見るのにぴったりの映画だった。箒の音で目を覚まし、布団を畳んで始まる朝。起きて仕事をしてご飯を食べて寝る、その繰り返しの日々も、自分の心の持ちようによって見え方が変わってくるのだろう>>続きを読む

葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

3.5

試写会にて鑑賞させていただきました。もう明日から公開なのですね。

台詞が極端に少ない作品でした。正確には、あります。女の子とお爺さんが棺桶とともにヒッチハイクしていくロードムービーで、2人を車に乗せ
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.7

ギャスパー・ノエ監督の作品を見るのは初めて。
まず、スクリーンを二つに割って二画面を映すという発想がすごい。しかもただ一人を一画面が追うのではなく、左右入れ替わったり一つの場面を同時に二つのカメラで撮
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チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2022年製作の映画)

2.5

ファンへのご褒美ムービー的で映画としては限りなく内容が薄い。親への挨拶、プロポーズ、結婚式などファンが見たいものを揃えてきてはいると思うが、中身が薄くてまるでダイジェストのよう。前半は2人ばらばらだし>>続きを読む

街のあかり(2006年製作の映画)

3.5

アキ・カウリスマキの敗者三部作の3作目。『枯れ葉』を見てから三部作を見てきて、会話の節々にユーモアが盛り込まれて面白いなと思っていたが、今作ではそれをあまり感じられなかった。『過去のない男』が一番ツボ>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.8

やばいもん見たな。でも好きか嫌いかと言われたら好きだし、話を理解できていない部分もありながらも引き込まれて見た。ぶっ飛んだ設定の話ではあるけど、意外と現代的な色々な示唆が込められた作品だなと思った。望>>続きを読む

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.5

普通に楽しんで見られるけどドラマの方が面白かった。ドラマの劇場版って急に巨悪と闘うことになることが多いけど、そんなに大きな話にしなくていいのにと思ってしまう。人が死ぬ必要もないし。
でも今作は住民の多
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.8

アキ・カウリスマキの敗者三部作2作目。この監督の面白さがわかってきた気がする。会話の端々にシュールなユーモアが散りばめられていて、そのセンスが良い。個人的に特に好きだったのは、序盤の貸家はないかの話で>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.9

笑いの裏でもがき苦しんだ男の笑えない生き様。
滝本憲吾監督と撮影の鎌苅洋一さんのトーク付き試写会で鑑賞させていただきました。私は映画を見る時に前情報を入れずに見るタイプかつお笑いに関心ゼロなため、本編
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Ribbon(2021年製作の映画)

3.7

コロナ禍映画。私はギリ社会人だったけど、コロナ禍に学生だった人たちの悔しさは計り知れないよなぁ。大学はキャンパス閉鎖だもんね。春休みシーズンだったとはいえ、美術学生とかはこの映画の様に作ってたもの持ち>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

3.7

『枯れ葉』を見てアキ・カウリスマキ監督の過去作が気になったので鑑賞。まだ2作目だが、この監督の作風がすぐわかるくらいには共通点が多い。犬もかわいい。
敗者三部作の一作目らしい今作。夫婦ともに失職し、中
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.7

平日なのに満席だった。アキ・カウリスマキ監督。恥ずかしながら初めて聞いた名前だったのだが、人気の高い監督なのですね。ポスターに惹かれて鑑賞しました。
この監督の作品を見るのも初めてでしたので、皆さんが
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

3.9

良い映画。物悲しくもあるが心地良い。人生というのは長い長い旅ですね。バスでイギリス縦断とは相当な時間と体力が必要そうですが、私も電車でどこまででも行ってみたいなという思いがあるので、こういうの憧れます>>続きを読む

ハン・ゴンジュ 17歳の涙(2013年製作の映画)

3.4

想像していたよりはキツイ描写は少なかった。事件よりもその後のいわゆるセカンドレイプを描いている作品で、性犯罪被害者は事件後も事あるごとに何度も殺されるんだなということがよくわかった。警察や学校、親とい>>続きを読む

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.8

ジャパンプレミアに参加させていただきました。レッドカーペットや上映前のトークもあり、上映中以外は写真動画撮り放題で、レッドカーペットではサインをもらったり人によってはツーショットを撮ったり話ができたり>>続きを読む

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.3

一回見て全く理解できなくて二回目でなんとなくこうかなと思うものはあるが全て理解できた気はしなくて、他の方のレビューを見てなるほどと思った。でも初見では難しいな。そもそも静かすぎて映画館で見てたら寝てた>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.9

杉咲花さん、若葉竜也さん、戸田監督の公開記念舞台挨拶付き上映で鑑賞。

私は映画を見る時に前情報を極力入れずに見るのだが、本作は映画館で予告を見てしまい、予告の時点で◯◯◯の話だなというのが分かった。
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(2023年製作の映画)

3.8

面白い。歴史に関心が薄いので歴史物は苦手で大河ドラマも全然見ていないのだが、本作は歴史という範疇を超えて新解釈で創作された話で抵抗なく見られた。話もわかりやすい。
北野監督作品は実はあまり見ておらず、
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.7

完成披露試写会に参加させていただきました。映画って楽しいなと思える素敵な作品でした。劇場でも何度も笑いが起こっていましたし、私も何度も笑いました。友達や家族と一緒に行っても皆が楽しめるような作品です。>>続きを読む

空気殺人~TOXIC~(2022年製作の映画)

3.7

息子が倒れて、その母親である妻が同じ病気で急死。夫である自分は無傷となると、家の中に何か原因があるとなりますよね。実際に家にいる時間の長い乳幼児や主婦が犠牲になっていて、外に仕事に出ている夫/父は無事>>続きを読む

18歳のおとなたち(2023年製作の映画)

2.5

公開は来年3月の予定だそうですが、ロサで2週間限定先行上映とのこと。兵頭功海、久田莉子、金子みひろ、佐藤周監督、木谷真規プロデューサー登壇の舞台挨拶付き上映。

映画の内容は特に期待せずに行きましたが
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