chiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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苦い涙(2022年製作の映画)

3.5

フランソワ・オゾン監督作。元々見る予定がなかったが監督がオゾンだと知り見に行きたいと思いつつもなかなか見に行けず1ヶ月越しにようやく見ました。
リメイクだそうで役柄が女性から男性に変わっているそう。太
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老人ファーム(2019年製作の映画)

3.4

日本のダルデンヌ兄弟こと三野兄弟の監督、脚本作。昨年「鬼が笑う」を見てから、この作品もタイトルがすごくて気になっていました。主演も同じく半田さん。
老人ホームの話。いや、私には無理ですわ。介護の仕事っ
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はい、泳げません(2022年製作の映画)

2.5

公開時評価の低さに観に行くのをやめて、配信に来たので見た。開始1分でこれ面白くないやつだわとわかる空気感。最後まで全く面白くない。
重い話は好きだけどここまで面白くない要因は何なんでしょうね。水泳なの
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地獄の花園(2021年製作の映画)

2.0

バカリズムは好きだけど映画にするようなものじゃない。映画館で金払って見るような作品ではない。流し見。
そもそもなんでOL?OLが喧嘩するのを面白いと思う感性は私にはない。

君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

3.4

公開記念舞台挨拶付き上映で鑑賞。「最初の晩餐」でめちゃくちゃ可愛かった森七菜と「マザー」で鮮烈なデビューをした奥平大兼が主演。

能登の自然が美しい。去年金沢に旅行に行ったけれど本作の舞台は七尾市とい
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蛇の道(1998年製作の映画)

3.5

「悪意の軽さ、善意の重さ」というコピーに惹かれて鑑賞。25年前の香川照之めちゃ若い。哀川翔は逆にあまり変わっていなくてすごい。
全編通して曇った重々しい空気感が良い。香川照之が読み上げる遺体の様子に娘
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.3

騙し合いバトルというから大どんでん返しがある系かと思ったら、わりと普通にお仕事ムービーだった。私が騙し合いに気づいていないのかと心配になったが、レビューを見る限り皆さん同じようは反応なので安心。それに>>続きを読む

探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

3.7

報知映画賞特選試写会に参加させていただきました。

一部界隈で話題になる深夜ドラマという感じの質感でした。これは褒め言葉です。私は好き。FBIとか宇宙人とか忍者とか設定はふざけていますが、6章に分かれ
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

3.7

怖すぎる。2回は見れないかも。タイトルから生還できるとわかっていても捕えられたダニエルのシーンが怖すぎて、家族側も十分辛い話なのに家族のターンになると少し休めるとすら思えるほどキツい。
ISは私もニュ
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天外者(2020年製作の映画)

3.0

作品の良し悪しではなく私の問題なので本当に申し訳ないんだが、歴史に興味がなさすぎて時代劇や歴史物を楽しめたことがない…面白い時代だということはわかる…

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

3.9

名作。アルパチーノの演技が素晴らしい。前半、現代の感覚からするとセクハラ発言多すぎると気になったが、こういう人と人の出会いや関係性を描いた映画は良いですね。「いまを生きる」や「グラン・トリノ」を思い出>>続きを読む

暁闇(2018年製作の映画)

3.0

2019年公開作をリバイバル上映で舞台挨拶もあるとのことで見に行ってきました。

3人の中学生それぞれが抱える孤独。3人の邂逅と拠り所となる個性的な外観のビル。
インディーズ邦画にありがちな話。良かっ
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悪魔は誰だ(2012年製作の映画)

4.0

面白い!映画好きなお父さんが主人公の「共謀家族」で言及された映画です。ずっと見たかった!

子どもが亡くなった未解決誘拐事件の再現事件が起こる。完全犯罪の再現。軍人で溢れるホーム。見失う鞄。子どもの死
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傷だらけのふたり/恋に落ちた男(2014年製作の映画)

2.8

ファン・ジョンミン主演でずっと見たいと思ってたものの配信でなくて見られないでいたが、ついにU-NEXTに来たから見た。
THE韓国映画という感じ。恋愛映画を好まない私には楽しめなかった。前半はなんで急
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

なかなか感想が書けなかった。数日経っても、湊と依里の2人のことが頭から離れない。心がざわざわする。

是枝監督は「LGBTQに特化した作品ではない」と言ったそうだが、これはどう見てもクィア映画だ。だが
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.0

考える人。

学生時代から哲学に関心があるので絶対に見たかった作品。人間にとって考えることがいかに大切か。先週試写会で見た「ウーマン・トーキング」(6/2公開されました)の感想でも書きましたが、人間に
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.7

私はあなたたちの残虐性の被害者だ。

社会にはオルガのように家族からの愛情に飢えていたり虐めを受けたりして、それによって生きることがままならなくなる人がいる。生きているだけで様々な苦しみを投げつけられ
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

2.5

国の負の歴史を学べる映画は好きだが、ホラーだめな私にはこれは無理でした。なんでこのテーマを描くのにホラーにしたんだと思ったら、そうではなくてホラーゲームの実写化だそうでゲームの実写映画化なんてあるんだ>>続きを読む

あの日のオルガン(2019年製作の映画)

3.7

疎開保育園。学童疎開は歴史の授業で習ったので知っていたが、未就学児の命を守るために疎開させた保母さんたちがいたことは初めて知りました。幼い子どもたちを親元から離すこと、疎開先での生活。保育士や幼稚園教>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.7

日本版を見たのでオリジナルも鑑賞。日本版に対してはエンターテイメントだなぁと感想を抱いたのだが、オリジナルを見ると日本版がエンターテイメントに全振りしていることがよくわかる。こちらはシリアスでサスペン>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.5

良い評判が聞こえてきたので初日に鑑賞。
ビデオカメラの荒い映像が挟まれ、かなり感覚的な作品。父と娘の二度とない大切な夏を覗き見している感じ。所々で不穏な雰囲気を感じるシーンもあり、父親が何かを抱えてい
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.9

萩原利久出演作再鑑賞ウィーク。
ここにも出ていたのか。菅田くんが主演だからか。萩原利久は野村周平のクラスの副チーム長で、めちゃめちゃ野村周平から頭叩かれる役。
メインの有名どころ以外にも結構色々な俳優
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.5

この映画に出てくる全ての言葉を記憶したいと思った。言葉の映画だった。

人間と他の動物との違いは、考えることにある。人間は考える葦である。人間は言葉を持ち、物事を捉え、思考する。そして言葉にする。
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ひかりのたび(2017年製作の映画)

2.5

引き続き萩原利久出演作鑑賞ウィーク。
主演は志田彩良。志田彩良ちゃんはこの頃から見た目全然変わってないね。

話としては扱ってるテーマは面白いと思う。外国人に土地を売ること。それはただ土地を売るという
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.1

序盤からもの凄い勢いで展開していくストーリーに一気に引き込まれた。シンプルにエンターテイメントとして面白い。

藤井道人監督といえば「デイアンドナイト」「新聞記者」「ヤクザと家族TheFamily」な
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オー・マイ・ゼット!(2016年製作の映画)

2.8

TARを挟んで再びの萩原利久出演作鑑賞ウィーク。

くだらない話ではあるが、期待していなかったからか前半はコメディとして想像よりも普通に見られた。でもそのコメディ部分が緩いので、長くて途中で飽きる。そ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

長い長いオープニングロールから何かすごい物が始まる予感がする。導入から信じられないような台詞量。158分、ほぼ出ずっぱりのケイト・ブランシェット。栄光の中で傲慢な姿から転落していく姿まで、最初から最後>>続きを読む

イノセント15(2015年製作の映画)

3.8

萩原利久出演作再鑑賞ウィーク。2年前鑑賞時は知らなかったのだが、これも萩原利久だったのか!映画として印象に残っていたので覚えている。

15歳の2人のどうしようもない現実が重い。逃げようとしてもそれが
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.9

2年前に見た時は出演者を誰一人として知らない状態で見たのだが、主要3人全員を知ったので再鑑賞。南沙良、蒔田彩珠、萩原利久。3人とも成長して良い俳優になりましたね。本作もまだ若い3人の体当たりの演技が見>>続きを読む

おとななじみ(2023年製作の映画)

2.5

萩原利久目当てで見に行った。私は好きな俳優が出ている映画でも作品が好きなジャンルでなければ見ないことも多いので、このような作品を映画館で見ることはこれで最初で最後かもしれない。最近自分の中で映画館に行>>続きを読む

少し未来のある部屋で(2021年製作の映画)

2.5

「ヒヤマケンタロウの妊娠」みたいな話かと思ったら、さらに飛躍した話だった。男性への子宮移植で、男性が代理母になる話。これは議論を呼びそうだ。出産を経験してみたいという考えのもとやっていることはわかった>>続きを読む

ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)

2.0

夏目漱石読んでる人にとってはもう少し面白く感じるのだろうか。全然よくわからなかった。黒木華はこういう役似合うと思う。

渇水(2023年製作の映画)

3.4

完成披露試写会に参加させていただきました。ありがとうございます。

大好きな白石和彌監督がプロデュースされた作品ということで気になっていました。
THE邦画ですね。生田斗真主演で、たしかに主人公は岩切
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帰れない山(2022年製作の映画)

3.5

山山山。男たちと山というとブロークバック・マウンテンを思い出したが、それ以上に山。山の映像がすごい。
頂上に登って行って、大声で名前を呼び合うシーンが好きだった。子供の頃に呼ばれていたのから繋がってい
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

2.8

集中して見ないとだめなタイプの映画なのに集中して見られなかった。面白くなりそうな話ではあるが、わざとくさい設定と演技が苦手。

劇場版 荒野に希望の灯をともす(2022年製作の映画)

4.5

中村哲先生については、恥ずかしながら亡くなったというニュースで初めて存在を知りました。母は亡くなった後に東京で行われたお別れ会のようなものにも出向いたほど中村先生を尊敬していました。昨年東京で公開時に>>続きを読む