chiさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

以前から知っていたのにずっと見ていなかったのですが、先日見た「思い思われふりふられ」で映画好きの男の子が女の子に薦めていたのを見てようやく鑑賞。恋愛映画はあまり好んで見ないのでこの作品を見るのも先延ば>>続きを読む

金星(2011年製作の映画)

3.6

障害者を綺麗に描きがちな世の中で皆が触れないように、考えないようにしていることを描いていて、記憶に残りそうな作品。倫理観の欠如した人間や卑屈な人間、お礼の言えない人間など、健常者・障害者問わずいる。見>>続きを読む

シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち(2019年製作の映画)

3.6

人生楽しんだもん勝ち。人生は短いから悲しんでいる暇など無い。好きな人たちと一緒に全力で楽しもうというメッセージが伝わってきた。
バスで試合会場に向かうところとラストのダンスシーンが最高。

行け!男子高校演劇部(2011年製作の映画)

3.4

池松壮亮目当てに鑑賞。ふざけた作品ではあるが、後半の演劇シーンには驚かされた。発想が天才的で面白い。演劇シーンだけでも一見の価値あり。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

良い。非常に良い。「プライドと偏見」を思い出した。同じくらいの年代が舞台だが、本作はさらに一歩進んでいる印象。本作はリメイクだそうですが、オリジナルは何十年も前に作られたとすれば、それはとんでもなく前>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.8

二度と見たくない。すんげえキモイ。すんげえキモイけど、これが現実。製作陣はすごい実証実験をしたもんだわ。

先日のセンター試験の時に女子受験生が痴漢に狙われるって広まって、それを受けて女子受験生の身代
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

監督のティーチイン付き試写会に参加させていただきました。

良い意味で予想と違った作品だった。タイトルから勝手にエゴを押し付けて衝突する恋人の話かと思っていたが、もっと深いものを描いた作品だった。
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思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

3.5

北村匠海目当てで見て、北村匠海は当たり前にかっこよかったんだが、女の子たちめっちゃかわいい。赤楚衛二が撮った写真の浜辺美波の透明感すごい。何もせずともそこに立っているだけでかわいい。福本莉子も前に見た>>続きを読む

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.8

この少年は映画が好きというより映画がどのようにして映るのか、映写機に興味があるのではないか?と思って見ていましたが、映画愛に溢れたエンドロールを見て、この少年、そして成長して本当に映画を作った監督の紛>>続きを読む

生きちゃった(2020年製作の映画)

2.0

仲野太賀と若葉竜也ということで見たが、ぜんっぜん面白くない!石井裕也監督作は何作も見てきたけど、これ一番だめだと思う。良いと思うポイントが一つもなかった。

月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

3.8

恋愛映画は苦手だが、ちょっとこれは良いかもしれない。厳密にはこれは恋愛映画ではないが。
男女間で友情は成立するのか。多くの人間が解こうとしてきたこの問いを、レンタル友達との関係から解こうとする。でも、
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大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.8

一昨日見た「SHE SAID」の他の方のレビューで本作に言及しているレビューをいくつか見かけたため鑑賞。こちらはウォーターゲート事件の真相を追うワシントンポスト記者2人の話。
ウォーターゲート事件は歴
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.7

元は三浦大輔氏の舞台だそうですが、彼女の家から友人の家、先輩の家と転々としていく様子がすごく舞台的で納得。

序盤から裕一のクズっぷりが全開。急に荷物まとめて家を出て行こうとしてるシーンにくすっと笑っ
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.1

開始数分、逃げるように走ってくる女性の姿に、一気に胸が掴まれた。その直前に何があったのか、すぐにわかる。胸が苦しい。
この作品は、"こと"を映像として映さず、被害者の証言で綴っていく。映像がないことで
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NO CALL NO LIFE(2021年製作の映画)

2.6

え、電話は何だったん??こういう要素を入れたいのならちゃんと回収しないと意味がわからなくなっちゃうよ。
話も中二病ぽくて入り込めず。

とべない風船(2022年製作の映画)

3.8

The邦画。面白くはないが良い映画ではあると思う。ちょっと泣いた。

東出昌大は「草の響き」を見た時にも思ったが、何かを抱えた人間にぴったりすぎる。きっと彼は今後も邦画界で必要とされる俳優だと思う。
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.3

2023年映画館初め。期待を裏切らない韓国映画。めちゃくちゃ面白かったです。こんなの見たら飛行機乗るの怖くなります。

豪華キャストに期待して行きましたが、期待を超えてきましたね。ウイルスが意外と人に
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トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング(2019年製作の映画)

3.5

2023年映画初め。昨年のマイベストに入れた「ニトラム」の監督の過去作。
一回見ただけではわからない部分が多すぎて、ネッド・ケリーについてネットで調べてからもう一度見ました。ネッド・ケリーはオーストラ
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別離(2011年製作の映画)

4.2

これは秀作!知らない作品でしたが、数々の映画賞を受賞しているのですね。

ごくごく普通にありそうな日常が、どんどん息の詰まる展開になっていき、そこに生きる二つの家族それぞれの言動や心の動きに胸が詰まり
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BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

3.6

話は特別面白くはないが、池での丸太越しのキスシーンがとても良かった。この時の上からの撮り方や顔ドアップのキスシーン、わざとぼやけている映像など、カメラワークが印象的。
定番のバイク二人乗りはここでも。

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

面白い。「サマータイムマシーンブルース」と同じ脚本家なんですね。話は違いますが、「MONDAYS」と近いテイストを感じました。
仕組みは理解できませんでしたが、あっという間の70分でした。エンドロール
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友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

3.3

これはある意味変態映画ですね。
美しくてキモい純愛。側から見たら純愛には見えないし、自分が岸井ゆきのの立場だったら気持ち悪いでしかないけど。本人が良ければいいんですかね?良いとは言えない気がしますねぇ
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夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

3.3

佐藤泰志作品の映画化は必ず見ると決めているので見に行きました。こちらも監督は城定監督でしたか!城定監督作品は今年になって初めて見たのですが、今年何本も公開されていますね。すごいペース。

佐藤泰志原作
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みんなバカ野郎だ(2021年製作の映画)

3.0

演者がちょっと高校生には見えないなぁ。
悪くはないけど自主制作系はこういうのありがち。

そばかす(2022年製作の映画)

3.7

最近はLGBTのみならずLGBTQIA+のAであるアロマンティック、アセクシャルについて描く作品が少しずつ出てきましたね。少し前にもNHKで「恋せぬふたり」という夜ドラが放送されていて見ていました。最>>続きを読む

SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

2.5

コン・ユとパク・ボゴム使ってるのに意味わからない映画。SF苦手なのもあって全然面白くなかった。欧米の二番煎じ、劣化版に感じてしまうので、韓国はこのジャンルしなくていいと思う。

公開当時映画館に観に行
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.9

人間が生きるとは、人間らしく生きるとは、どういうことか。

戦争映画は辛くなるのであまり好んで見ないのですが、見たかった他の映画が時間が合わなかったので鑑賞。前半は辛いシーンが多かったですが、思ったよ
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.3

悪が勝つのは、ひとえに善人が何もしないから。
諦めるな。行動をやめるな。

公開時に見たいと思いながらも見逃していたが、U-NEXTでもう見放題配信されていた。やっぱりU-NEXTしか勝たん。

そん
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忍びの国(2017年製作の映画)

2.0

大野くん久しぶりに見たな。

元々時代劇が苦手なのと、予想外にコメディ色強くてふざけてる感じで苦手な要素ばかりで全然楽しめなかった。無門のキャラクターも嫌。石原さとみも合わないなと思った。
主題歌も…
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.8

月永理絵さんと中井圭さんのトークショー付きFilmarks試写会で鑑賞させていただきました。他では見たことのないような、ある意味意外な作品でした。

耳を澄ませる映画だった。
耳の聞こえないボクサー・
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

2.2

北村匠海主演だから見たけど、こういうふざけた映画が作られるのほんと謎。ファン以外で映画館に観に行く人っているのかな。

月はどっちに出ている(1993年製作の映画)

3.2

崔洋一監督の訃報に触れて。

在日をテーマにした映画はいくつか見てきたが、本作は少し異色かな。フィリピン人女性たちが出てきたりコメディ色が強めだし。
タクシーで客が在日韓国朝鮮人を連呼して慰安婦の話し
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生きる(1952年製作の映画)

4.0

名作。

2015年1月にレビューを書き始めたFilmarks。丸8年かかって1000本目まで来ました。1000本目を何にするか悩んでいましたが、邦画好きであること、自分の人生のテーマと合致することか
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あのこと(2021年製作の映画)

4.2

女性には選択肢はない。

すごい映画だった。中絶を扱った作品はいくつか見てきたが、これほど生々しく描いたのは初めて見ました。最後は怖すぎて、帰り道でも脚がガタガタ震えているような感覚さえした。

本作
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

出自や血筋は本人が選ぶことのできないどうしようもないものである。でも、戸籍を変えてでもどうしても別人になりたいと望む人がいる。

導入で一人涙を流す安藤サクラから妻夫木聡、窪田正孝ら俳優陣は素晴らしい
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シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

3.5

夢か弟か。

主人公がひたすら可哀想。一人っ子政策は確かに跡継ぎの男子を望みがちな土壌では女子にとって苦しいものがある。
看護師として働きながら医師の夢を追いかけ勉強していたところに、両親の死、そして
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