TakaneSodaさんの映画レビュー・感想・評価

TakaneSoda

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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1人の人間の肩に原爆は明らかに大きすぎるということを過不足なく、そつなくまとめてたと思う。
原爆で死んだ人や被害を受けた人には関係のない事だが。

ノーランが見ているのはターミネーター時代のキャメロン
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MY LIFE IN THE BUSH OF GHOSTS(2022年製作の映画)

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タイトルとポスターデザインに惹かれて鑑賞。後半のチャンドラスーリヤのパートが良かった。手話と映画は相性がいいのだろうか。上映後トークショーで触れられていたが、厨房の切り返しは妙なおかしみのあるいいカッ>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

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何なんだこの映画(怒ってます)
適当すぎる

ブリーラーソンという人はうまいし華もあると思うけど、全然魅力的に見えない
コメディができない人なんだろうか…?女トミーリージョーンズの様なおかしみが出せそ
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

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傑作だし好きです
脂肪のない引き締まった身体をもつ映画
社会問題や宗教的モティーフをストーリーに落とし込む手腕に惚れ惚れ
暗いお話ではあるが、ティファニーハディッシュが明るさとオプティミスティックな魅
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8 1/2(1963年製作の映画)

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空恐ろしい映画であった。
撮影を前にした不安と混乱、言うべきことがないという恐ろしい事実…
ラストは映画撮影という現象に取り込まれた様な不気味さ。

一方で、溌剌とした女たちの狂乱や不倫相手と妻とのや
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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久々によい山下敦弘でした。出だし快調でタイトルまでは100点と言う出来。テンポも良く、会話のセンスやユーモアの塩梅はさすが山下敦弘。
声変わりが与える影響の描き方がビビッドで心に刺さった。抗えない変化
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14歳の栞(2021年製作の映画)

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気になっていたが見逃した映画がリバイバルされていたので見に行った。クラスの子が全員紹介されるため、見知った顔が増えてゆく感じが楽しくもあり。
ドキュメンタリーの常だが、このクラスを見つけた時点で映画の
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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サーダカーの浮上シーンの、禍々しいものを見ている感じが堪らん
あとジュエディプライムの汚え花火が、地球とは違う世界を見ている感を味わえて好き
色々と駆け足な映画ではあるが、3が楽しみ

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

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稀に見る脚本の混乱っぷりで何が起こっているのか、誰だ誰なのか全くわからない

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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法廷劇ってやっぱおもろー
ジェニーベス演じる裁判所の人(?)がよかった。作品のテーマを台詞で言う役で、一癖あるキャラクターばかりのなか、作品の良心をになっている。
一時期流行った決断主義を思い出させる
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

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ところどころ寝落ちたがまあ問題ないだろう。ロメールの映画は偶然が多い。多すぎるくらいに多い。リアルな風景と作為的な偶然の取り合わせが面白い。
トゥモローワールドと全く同じカット割があった。意外と他で見
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友だちの恋人(1987年製作の映画)

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まあ安定して面白い。ロメールのキャラクターはリアルな感じもするけど戯画化された分かりやすさもあるし、その辺現地の人がどう感じてるのか気になる。この映画はクライマックスの誤解が解けてホッとする感じが可愛>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

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ちゃんと普通に面白い映画。ガイリッチーはいい監督になったなあ。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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失敗作だと思うが、アリアスターのゲシュタルトは保たれている。色々見所もある。特に愚か者の皮剥ぎに代表される「人のモノ化」の新しい表現はよかったよねえ。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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主演2人の声がとてもよい。
画面から滲む様な冬の光。

例えば、主人公の男が精神科の待合室にいるシーンで、同年代の女が隣に付き添っている、というだけで2人は付き合っているのだろうという事を描く、経済的
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

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悪条件の中、辣腕でまとめたような感じは確かにあり、そこが傷ではあるが、しかしエンドクレジットで「監督ジェームズワン」と出た時の謎の満足感は否定できない、そんな爽快さを備えた映画。

枯れ葉(2023年製作の映画)

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はじめてのカウリスマキ。こういう市井の人びとを描く力が映画にはあると思い出させてくれる佳作。何故か工場労働の悪魔的な魅力が存分に描かれている。見知らぬ男女の交感を描くにしては驚くべき台詞の少なさだと思>>続きを読む

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

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随分久しぶりに見て好きな理由がより良くわかったと思う。ユーモアと喪失の主題。
ジャガーザメのシーケンスは映画のマジックが詰まった名シーン。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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割と世にありふれた話を世界観とビジュアルで魅せるこういう映画は良いと思います。特にゴッドとベラの関係は惹きつけられる。ゴッドはマッドサイエンティストであり、戯画化された毒親の様でもあるが、彼自身がフラ>>続きを読む

サイン(2002年製作の映画)

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ユーモアというのは私にとりとても大事な要素で、シャマランのユーモア感覚は古典的なところもありつつ独特なタイミングで挿入されるのでフレッシュで、好き

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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車内熱唱→カンガルー
この緩急が華を添えますなあ
水流で声がよく聞こえないとか、細かい演出がよい

暗殺の森(1970年製作の映画)

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初ベルトリッチ
面白かったが意味はあまりわからず
前半ウトついてしまったのもあり…
人物の配置とカメラがかっこいい
ヨーロピアンな格とケレンのあるかっこよさが同居している

根っからファシスト、マンガ
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ウィッチ(2015年製作の映画)

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ただの天才かあ〜
どこを切ってもエガース印
ルシファーの甘言が現代だと割と普通なことなのがよい

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

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カーツ大佐みたいな繊細でまじめな人が病むんすよね
会社とかでもそうじゃないすか
かかえきれない不合理を真正面から喰らってしまう
キルゴアみたいなのは頑丈なので戦場サーフィンという最上級パワハラをカマす
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アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

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何となくロレンスの顔が苦手で見てなかったけど、正解だった
スクリーンで見れてよかったありがとう新文芸坐

大スペクタクルの超エンタメ
井戸のシーンのシンプルなセットアップと面白さ
緑の光線で夕暮れを見
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スマイル(2022年製作の映画)

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リングかと思いきやチェンソーマンだったとは…!
主人公の内面ドラマにケリをつけつつも、恐怖の物語は止まらないというのが新しい。
面会室のシーンの顛末から見える、ゆくも地獄…な感じが嫌だ。
真横の構図が
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スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(2008年製作の映画)

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端的で快活な冒険活劇。
アソーカという得難いキャラを生み出した佳作!
ジャバの息子がだんだん可愛く見えてくる不思議な造形をしている。丸い。

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

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あんまり…面白くないです…
ソフィアブテラのフレーム感のある体躯がかっこええ。

緑の光線(1986年製作の映画)

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また女を魅力的に撮っている。
ちょっとスピってるデルフィーヌの拗らせバカンス。バカンスに行きたいとベソをかく割に全然海で泳がなかったり。
自分自身が謎だというわかりづらい悩みを、淡々と時にユーモラスに
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

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小津が沁みる歳になった。
哀愁、人情、ノスタルジーじみた地殻の下にグロテスクなものがドロドロと流れているが、噴火することなく地下水脈の様に静かに流れ続ける…
徹底的にずらす。岩下志麻は笠智衆の呼びかけ
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ヴァイラス(1998年製作の映画)

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リッチなミニチュア特撮とライフサイズの造形物が唸りを上げる良作。肉と機械の幸せなマリアージュです。

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