珍念さんの映画レビュー・感想・評価

珍念

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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

「俺にとって戦争は終わっていない」というセリフ。これはまもなく戦後1世紀を迎えようとする我々にはおおよそ推し量りにくい感情だが、あの戦争のとき、敷島と同じような身の上になった人はたくさんいたのだ。仲間>>続きを読む

結束バンドLIVE 恒星(2023年製作の映画)

5.0

奇跡の名演というのは存在する。

何十年もライブを続けてきたわけでもなく、アニメ企画で誕生しただけのバンドが、たった一度のライブでこのパフォーマンスを実現するというのは、まさに奇跡以外の何物でもない。
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カンフースタントマン 龍虎武師(2021年製作の映画)

4.0

ブルース・リー、サモハン、ジャッキー、ジェット・リー。香港カンフー映画スターたちの裏で大活躍していた名もなきスタントマン達のドキュメンタリー。
映像では、我々の良く知っている数々の名シーンが俳優1人の
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.0

香港映画界の重鎮ミシェール・ヨーと、インディジョーンズの子役で思い出深いキー・ホイ・クァンの出演でアカデミー賞でも話題になった大作だ。監督が例のスイスアーミーマンの奇人なので、何しろカオスな作品だけど>>続きを読む

HERO(2002年製作の映画)

4.0

中国人の精神ベースには神仙思想と道教がある。山奥にくらす不老不死の秘法を会得した仙人、山中にある桃源郷、彼らの操る不思議な秘術の数々。この思想は実は、中国人だけの固有なものではなく、外来思想として日本>>続きを読む

ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

4.0

私が物心ついた時、すでにジョンは他界していて、ビートルズは父の思い出に登場する伝説のバンドだった。CDが登場してからはカーステでビートルズソングが流されるようになり、ビートルズの楽曲は私の心に深く刻ま>>続きを読む

メタリカ:真実の瞬間(2004年製作の映画)

4.0

やはりメタリカはジェームズのワンマンバンド的な雰囲気が濃厚なのであろう。リフマスターとして圧倒的なギターテクニックを誇る彼の作り出すリフは楽曲上欠かせないし、何よりあのリフがスラッシュメタルというジャ>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

やりたい放題。仮面ライダー大好きな監督が、莫大な予算をかけて公式から二次創作映画出しちゃいました、という作品。
どんな人でも仕事では手を抜くけど、趣味には本気になると思います。その意味で本作は360度
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

この映画で新海誠はジブリに手が届くところまで来たのではないかと思いました。ジブリ作品に感じるあの、画面の外側にも延々と世界が広がっているような感覚、舞台をロードムービーにする事と芹澤という人物を出す事>>続きを読む

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

4.0

京アニが危機を乗り越えて、響け!ユーフォニアムシリーズを継続し、この劇場版中編を出せた事を思うだけで涙が止まりません。

劇場版 Gのレコンギスタ V 死線を越えて(2022年製作の映画)

4.0

Gレコは富野由悠季が老年になって達した究極のガンダムと思う。
最も特徴的な点は、全ての常識的なお約束ごとよりも編集テクニックよる快楽が優先されるところだ。会話の途中でカットを切るぐらいの事は当たり前。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

シンウルトラマンの樋口監督がTwitterで「凄い。誰かのためにまるで作っていない。」と言っていた。私の受けた印象もまさにその通りであった。
今までジブリとして、世間の期待する作品をアニメファンや諸々
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風が吹くとき(1986年製作の映画)

4.0

2度目が見れない映画四天王のひとつ。
広島出身の私は、子供の頃夏休みの登校日が来るたびに戦争の映画やアニメを見せられていて、骨の髄まで原爆と憲兵の恐ろしさが染み込んでいる。ちなみに、うちの子供達はそう
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

決して2度目を見ることができない映画四天王のひとつ。学生時代に映画館で鑑賞。

主演のビョークがセルマに感情移入しすぎて鬱状態になったほどの凄まじい演出。その後の作品でも明らかなように、ラーズ・フォン
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