チルシネマさんの映画レビュー・感想・評価

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

崖の上のポニョ以来の映画館での駿監督作品。まず、ジブリ映画をきちんと映画館にて鑑賞できた事に幸福を感じております。
この作品は殆んど全てを露出しないまま上映開始となった稀有なジブリ映画なので、だからこ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.7

阿部サダヲが素晴らしい役者というのは知っていたしコント風からシリアスから様々な役柄観てきた根っからのサダヲファンですが、これは……。兎に角、はじめて見る彼でした。大好きなはずの阿部サダヲを深夜に思い出>>続きを読む

ももへの手紙(2012年製作の映画)

3.1

瀬戸内海の離島全体や海や水、森の描写はとても良かった! 田舎題材映画好きなら雰囲気は好きになると思います。
内容は、ありきたりと言ってしまえばそれまでなのですが、映像が良いだけに物足りなさを感じました
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ゾッキ(2021年製作の映画)

3.8

音楽監督がCHARA様だから興味をもったこの作品、映画鑑賞前からずっとサントラを聴いていたので映画自体には入り易かったのと、全体的に雰囲気は好みの映画 なのだが、期待以上の何かは無かった(それが狙いか>>続きを読む

プリンス&プリンセス(1999年製作の映画)

5.0

全てが大好きです。
はじめて観たのはレンタルDVDにて観賞の15歳くらいだったと思いますが、その後すぐどこかでレンタルおちDVDみつけて購入、かなりの頻度で観てきた作品です。ちなみに夜、寝る前にしか観
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

5.0

公開当時映画館に勤めていて、仕事終わりに観賞し衝撃をうけた十六歳の時。帰りにはシネマストアでサウンド・トラック購入、DVDは中古落ちをどこかでゲットしたなあ。
これまでに何回観たか憶えていないけれど、
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100日間生きたワニ(2021年製作の映画)

3.0

これが人間が演る映画だったらとても観れていないけれど、何故ワニというだけで、ネズミというだけで、わたしは赦せるのだろうか……。
酷評多いようですが、個人的にはこんなにありきたりな内容なのに一時間飽きず
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ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

1.0

原作を頭から離さないととても観れないCLAMP世界観の無視、しかし原作読んでないと内容ついてゆけもしない端折り。キャスティングは神木隆之介だけ奇跡的に28歳でもきちんと高校生四月一日してたけれど、うー>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.4

ミッドサマーで何か得体の知れない快感を植えつけられたのでこの監督の前作も観ておかなくては、と遅ればせながら鑑賞。すごい。アリ・アスター監督と知らずに観たとしても絶対「ミッドサマーの人だこれ!!」となる>>続きを読む

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.7

ドラマ同様、なんでもないような日常のリアルを表現する術が凄い。そして相変わらず美味しそう過ぎてお腹が空く。それが二時間映画となっても変わらないのが好感を持ち、始まりから終わりまで退屈無く観れました(^>>続きを読む

ふくろう(2003年製作の映画)

3.6

隠れ田舎ならではの重いテーマ、母娘売春というカオス、そしてターゲットにされた男達は一人二人ではなく何人騙されんのというくらい続いてゆきしかも皆同じ死に方なのに、何故だろう、全く飽きずに鑑賞できました。>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.8

ものすごく久しぶりに映画館で観る作品がワンピースになるとは。3歳の姪っ子がウタの歌にはまってて、孫溺愛ばあばの母親に知りたいから行こうよ行こうよと誘われたのです。そんな母はワンピースをはじめの一巻すら>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.9

サマーウォーズを意識した(本人作品なので意識という言い方とはまた違うかも知れませんが)オープニング、しかしサマーウォーズの勢いや独特の引き込まれる感じがわたしには感じられなかったのと、何より途中は美女>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.7

原作は三年前から所持してましたが映画を観ないままで やっとやっと昨日鑑賞。
岩井俊二監督作品の中ではかなりノーマル(例えがむつかしいな)な作品だったからか何か少し退屈を感じてしまいましたが、それでもや
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白河夜船(2015年製作の映画)

4.0

寺子役が安藤さくらさんで良かった! でも原作とはまた違う寺子。しかし原作と違うけれど原作はちゃんと尊重されている感じが好感持てました。役柄だけでなく映画全体も、です。
ばななさん原作映画の中では一番好
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.9

昔地上波で鑑賞。原作を後で読みましたが、キャストがとにかくはまり役だらけだからか不自然なく鑑賞できました。永作さん、大好きです! 
ところで、劇団ひとりさんは本来愛妻家なのにこういう不倫夫役が似合い過
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.8

公開当時映画館で観てから、その後DVDレンタルとかアマゾンプライムとかで夏になると度々みてるから……えーと、もう何回くらい観たのかしら と思いつつ昨夜も鑑賞しましたが、何度観ても飽きないのは何故でしょ>>続きを読む

この国の空(2015年製作の映画)

3.6

茨木のり子さんの詩が頭の中でぐるりぐるりとまわりました。
戦争を経験していないからこそ、戦争を題材とした映画はどう観ても不正解に思えて気が引けるんですが、この映画を観て戦争に対する思いのどれが正解なん
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クネクネ(2010年製作の映画)

2.5

個人的にはこういった夏の山中でのほん怖的ムービーが和むから(←趣向)好きなので、ホラー表現が陳腐とかストーリーありきたりとかの文句を抜きにすれば、観れますヨ(゚∀゚)
あまり深く考えず、理不尽に進むお
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.4

なるほど〜流石漫画家さん! と素直にこの復讐劇には関心しましたし、黒木華の素朴なのに力強い演技はほんとうにみていて安心しますので見応えありました。
しっかし、不倫を(漫画だけに)コミカルに重たく見えな
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クロユリ団地(2013年製作の映画)

2.6

家族の違和感、なるほど〜とそこは関心しましたが、「クロユリ団地」というそそられるワードから想像するホラー感は少ないというか、も少しでも大人向けのこわさが欲しかったという意見です。こわくなかったのは残念>>続きを読む

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.0

映画というよりはドラマよりのホラームービーですね! 期待わくわくで昼間に鑑賞したら「こわくないやーん!」と怒ってたかも知れないですが、寝る前にのんびり見始めたので夜中トイレに行けるレベルで丁度良かった>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.8

世界の長い映画歴史の中で、ありそうで無かったストーリーですよね。
各々の老衰は「ひえー、はやいよはやいよ」と固唾をのんで見守りましたが、子供の妊娠にだけは、笑ってはいけないと思いつつ笑ってしまいました
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映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年(2015年製作の映画)

4.0

最近ちびまる子ちゃんにはまりだして原作漫画を読み漁っている最中です。なかなかピーヒャラピーヒャラが頭から離れない日々の中、映画も観ようとアマプラにて鑑賞。
個人的には漫画のシュールな感じが大好きなちび
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星の子(2020年製作の映画)

3.3

原作読んでいない人には解り辛いのかなという印象だったけれど、芦田愛菜ちゃんの演技力あって成り立ってるかなと。あと、岡田将生のああいう役はまりますよねー。流石です。
幼少期の話はだいぶカットされて中学生
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.8

前半の殆んどを占める声を荒げた教官の放送禁止用語に「わーいつまで続くのさコレ」と辟易しつつも楽しんでいた証拠に、後半に入った途端気づいた二部構成にがっかりとしていた自分がいました。あと、微笑みデブが前>>続きを読む

自殺サークル(2002年製作の映画)

2.9

「紀子の食卓」より園監督らしいというかなんというか、先に紀子の方観てしまったのですがその時はストーリーが退屈に思え、しかしこちらの方は眠たくならず鑑賞できました。
どのあたりが園監督らしいというと……
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完全なる飼育 メイド、for you(2009年製作の映画)

1.5

監禁部屋が漫画喫茶なのはなるほど〜と思ったけれど、ストックホルム症候群に陥るには相互関係浅すぎて、苺ちゃんがただ興味本位で監禁男に手を出してみましたのように感じられた🍓💦
あと、久しぶりにアポロが食べ
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完全なる飼育 香港情夜(2002年製作の映画)

4.1

シリーズ第一作目のユーモア感は一切無く、映像美重視の素敵なエロティックシネマだと感じました。あの監禁部屋の、網戸なんてない檻の柵を思わせる造りの窓に直結しているベッドに横たわっているだけの日中……なん>>続きを読む

園子温という生きもの(2016年製作の映画)

3.7

観れて良かった。若い頃からこの人の映画を観てきた自分がほっとしてました。
この人絵も良いけど文字も良いんだよね!
ラストの全力歯ぎしりレッツゴーで踊ったよ

ゲゲゲの鬼太郎(2007年製作の映画)

3.0

大泉洋がねずみ男役なのはよく解る。田中麗奈が猫娘役なのも解る。けれどどうして鬼太郎役にウエンツ瑛士だったのでせう。(悪い意味ではありませぬ! ただ、大泉洋のねずみ男がそのもの過ぎてウエンツ瑛士の鬼太郎>>続きを読む

ノン子36歳 (家事手伝い)(2008年製作の映画)

3.6

中身が無いようなあるようなありきたりなようでそうでもないようなと諸々判断しかねる田舎町のぼんやり続きゆくストーリー、嫌いではなく、それでも場合によっては眠ってしまう可能性もある邦画です。こちらを飽きず>>続きを読む

ザ・トライブ(2014年製作の映画)

3.8

なんと全編が手話、字幕無しの映画……って、どんな感じなの! と公開当時、大きな好奇心を持って映画館にて鑑賞しました。全てが手話で、しかも手話のひとつも知らない身からしたらはじめは目が点になりそうでした>>続きを読む

夏の終り(2012年製作の映画)

4.1

原作者の寂聴さん本人がこの映画の完成度に驚いたとの事。あれほどの作家がそう言う作品って凄いなと思います。
満島ひかりの「だって、好きなのよ!」が素晴らし過ぎます……。

0.5ミリ(2014年製作の映画)

4.3

公開当時映画館にて鑑賞。安藤姉妹のタッグ良いですね! 長いのもこの映画の魅力のひとつかと。ゆっくり、静かな映画にみえて内容は凄まじいです。ちっとも訴えかけられてる感は無かったのに、鑑賞後「人生とは……>>続きを読む

ハード キャンディ(2005年製作の映画)

4.2

映画公開の十代後半だった当時、エレン・ペイジの存在をはじめて知ってその個性的な顔も確かな演技力も好きだし数年後「JUNO」もしっかり観たけれど、今繰り返し観たいというほど素晴らしい内容の映画とは言い難>>続きを読む

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