高校生のたわいのない悩みを軽々と描き続ける中で、彼らの思いがあぶり出されるという、ありそうなパターンだけど、演じる高校生のヴィヴィットな会話が飽きさせなくってよかったかな
ゴダールな感じがしつつ、娯楽映画という場所に留まっているなと思っていたら、再び、前衛的な展開に持って行かれて少し途方に暮れてしまった。
微妙に感情を映し出しながら、長い期間の時間経過を描き出す、非常>>続きを読む
たたみかけるようなアクションの連続、休まるタイミングもない。もうちょっと、緩急や爽快感があるとよかったかもと思いつつも、楽しめた映画でした。
『ブレックファスト・クラブ』とか『タイムズ・スクエア』とか、とにかく観ている最中は楽しくてしかたがないという映画が好きな人にお薦めです。逆に、終わった後に深く考えさせるテーマがある映画でないといやだ>>続きを読む
別々の国に別れた後、12年後にネットで再会し、その後1人は結婚し、1人は軍役につきと別々の人生を送る。そして、その12年後に2人は24年ぶりに再会し、改めて自分の人生と相手の存在を確かめ合う。既に結>>続きを読む
31年前に見て以来、再見する機会がないまま、ずっと好きな映画として挙げていた一本です。ずっと私の心にあり続ける存在になっていました。何も起こらない静かな展開、すごく鮮烈な印象を与える風景画のような>>続きを読む
侯 孝賢監督の「巨匠に甘んじないぞ」という心意気は感じるが、パワーに欠け、画像のみ。
すごい臨場感。なんどなく、声を出してしまった。ストーリーがそれに比べると弱さが目立ちますが、悪くはない。全体としては、満足する出来でしたね。逆にストーリーが強すぎると、濃い味すぎてこちらが疲れすぎるこ>>続きを読む
世間で、ほとんど評判にならなかったけれど、自分だけは擁護していたいという映画がある。みんなが、誉めてくれなくてもいい、自分だけが「いい!」と言えれば。といってもみんなが誉めてくれればもっとうれしいけど>>続きを読む
怖かった、というのが終わった瞬間に出た言葉。決してホラー映画でもスプラッタームービーと言うわけでもないんだけど、この映画はとにかく怖い。でも、嫌な感じがしないと言うのもちょっと不思議な映画です。
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非常に良い映画だと思います。同じ場所を何回か違うシーンで使う。その間の時間経過だったり、それに関わる人の想いの変化などがリンクさせていて、前回見た時には大したことがないシーンが思い起こされて、違いが>>続きを読む
オープニングから、三宅唱独特の手触りのような感覚に引き込まれてしまった。主人公が多くを語ることなく、徐々に曖昧な輪郭がクリアになってくるような感覚、「きみの鳥はうたえる」がさらに洗練された形で私達を誘>>続きを読む
「朝、空を見上げる」生きていることをそんなシンプルな行動で、”ことば”なく実感できる。この慎ましやかというべき雰囲気を纏う傑作映画です。
画面の外を微妙な距離感を保ちながら実感させていく、映画術に酔い>>続きを読む
最初バーで2人が合うシーンなどぞくぞくする場面がたくさんあるけど、全体的に間延びしていて、この上映時間が必要かどうかっていうのは悩まれる。これより1時間少なければきっとすごく引き締まった良い映画になっ>>続きを読む
劇中劇の緊迫感がすごく、このようないわゆる通常の演出が逆に強すぎる印象に思えました。良い映画ですが、「エル・スール」のオメロ・アントヌッティのような存在が不在なこともあり、少し小さい映画のように感じま>>続きを読む
良かったです。高校生のみずみずしい空気感を映像にするって、簡単なようで難しい。これはよかった。
最後の「紅」泣いたなぁ
満足です。何のためにヨルが戦っているのか、それが自分のためでもなく、世界のためでもなく、言葉にせずとも、家族のためというのが、伝わってきて、泣けてしまいました。
ただ、これって元々の作品の背景をしら>>続きを読む
目立たない中年の男女がすこしずつすれ違いをありつつ、近づいていくといういつもアキ・カウリスマキの映画がここにある.
安心感、満足感はありつつも、この予定調和でよいのかどうか、少し不安になってしまう。>>続きを読む
「あの夏、いちばん静かな海」はすばらしい。この映画は、ある意味ではみすぼらしい映画である。晴れやかな風景や男女の愛の語り合いはそこにはなく、コンクリートにかこまれたさえない海があり、平凡な少年と少女>>続きを読む
これは本当にすばらしい。前作『クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』が妙な取り上げられ方をしているようだけど、せりふに頼った演出はどうも好きになれなかった。
そしたらこの作品は>>続きを読む
大作ではなく、誰もが知っているような作品でゃないけど自分だけは愛をそそぎたいという映画があります。
たとえばショーン・ペンの『インディアン・ランナ一』やアラン・モイルの『エンパイア・レコード』など。>>続きを読む
人の思いを描き出す
ずっと心の中で思い続けていた人のほろ苦い感情。
演出が甘い部分があるけど、スコラはいい監督です。映画評論家が『自転車泥棒』に説明するクイズシーンは最高です。
IMAXで観たい作品
エベレスト山頂にIMAXのカメラを上げたということにもおどろき。
楽しめる明るいロメール作品
エリック・ロメールで忘れてはならないのは会話の妙である。見ているうちに映画の中のことばに引き込んでいく演出はすごいとうならせる。お薦めの一本です。
傑作らしくない傑作
こういう現代コメディをみごとに仕上げることに、自分の才能、テクニックを駆使するエドワード・ヤンは、もう傑作しか作れないのではないか、観ているうちにそんな気すらした。
ただ、この作>>続きを読む
パラレルワールドをすごくきれいに紡いでいる映画です。
どの人生を選択しても、良い部分と悪い部分があるんだよって、じっくり感じることが出来ました。
きれいすぎるのがちょっと気になる部分で、少しさざ波を>>続きを読む
これって、演技じゃないの?と思わせるような引き込まれる劇中劇のよう
飲み物をもらうところとか、家族の話をするところとか、細かいところがうまいアクセントになっていました。
ちょっと長かったので、疲れ>>続きを読む
やば
すごいす
細かな音響の使い方、そして画面の外を想像させる演出。
会話のなしでも、描き出す表情。
どれも素晴らしい。
不器用な主人公と突然のバイオレンス、北野武監督の「ソナチネ」を思い出した。ただ>>続きを読む