ツクヨミさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ツクヨミ

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悪魔の追跡 4Kデジタル・リマスター版(1975年製作の映画)

3.7

まさに"デスプルーフ"の元ネタなアメリカンニューシネマスラッシャー。
予告編にていかにも"デスプルーフ"な感じがビンビンだった本作を見に行ってみた。
まずオープニング、謎なビジュアルと不穏な音楽がやけ
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.4

スコセッシフォロワーなら沼ること間違いなしな愛の怪談御伽話。
特集"大映4K映画祭"にて鑑賞、ゴダールが敬愛しスコセッシのベスト12にも入っている本作が劇場公開されるとのことで見に行ってみた。
50年
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ドミノ(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

どんでん返し映画というよりかは後出しジャンケンの連続.だけどしっかりロドリゲス風味。
ロバート・ロドリゲス監督作品。ビリーアイリッシュのドキュメンタリー撮ったり.大作思考な"アリータ バトルエンジェル
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

冷ややかなフィンチャーワールドでのスナイパー日常映画。
デヴィッド・フィンチャー監督作品。前作"マンク"と同じくネトフリで製作されたフィンチャーの新作が公開、期間限定ということで足早に劇場に足を運んだ
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セブン(1995年製作の映画)

3.1

やべぇラストというよりかは暗黒連続殺人捜査ものでマストな一本。
デヴィッド・フィンチャー監督作品。なんか新作が公開されるとのことで脚本が同じらしい本作を見てみた。
まずオープニング、ゴリッゴリにPV感
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

1.9

いじめられっ子が被る巻き込まれ型スリラーかと思ったらわりかし予測不能に収束していく。
予告編にてブルータルリベンジスリラーとかよくわからん宣伝されていた本作を見に行ってみた。
まず本作の画角.なんかサ
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さよならエリュマントス(2023年製作の映画)

2.5

腐った世間に反吐を吐く若者たちの青春群像ごった煮風味。
予告編にて売れないチアリーダーグループの崩壊ドラマみたいでわりかし好きそーだなと感じた本作を見に行ってみた。
まず本作.見た後気付いたんだが阪元
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ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)(2022年製作の映画)

3.2

ゴダール映画のドキュメンタリーというよりかはゴダール本人を紐解いていく。
ゴダールのドキュメンタリーと聞いてやはり居ても立っても居られなかったので、見に行ってみた。
まず本作はジャン=リュック・ゴダー
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コマンドー(1985年製作の映画)

3.2

もはや伝説的カルトネタ映画.勢いと筋肉で全てを解決するシュワ映画の極み。
かつて(今も)ネット界隈を笑いで包んだ(たぶん日本のみ)映画があった。その名は"コマンドー"、かのニコニコ動画でシュワ映画吹き
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東から(1993年製作の映画)

4.8

横移動長回しと固定カメラが映す街並みと人々が気が遠くなるほどの至福を生み出す映像体験。
シャンタル・アケルマン監督作品。特集"シャンタルアケルマン映画祭2023"にて鑑賞、"家からの手紙"と対になって
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ゴールデン・エイティーズ(1986年製作の映画)

1.2

アケルマンにしては明らかに異端でだが、やはり窮屈になる室内劇。
シャンタル・アケルマン監督作品。特集"シャンタルアケルマン映画祭2023"にて鑑賞、アケルマンがミュージカル⁇という疑問で見に行ってみた
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故郷の便り/家からの手紙(1977年製作の映画)

4.5

ニューヨークの街並みを眺めるドキュメンタリーなのに手紙というモノローグが少しばかり劇映画たらしめている。
シャンタル・アケルマン監督作品。特集"シャンタルアケルマン映画祭2023"にて鑑賞、"街をぶっ
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街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)

4.0

これがアケルマン本当の処女作だ!と言いたげなフレッシュ快活狂行室内劇。
シャンタル・アケルマン監督作品。特集"シャンタルアケルマン映画祭2023"にて鑑賞、"家からの手紙"と併映でアケルマンの処女短編
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

もはや安心してしまうスコセッシの映画術と極まっていくアメリカの闇系サスペンス。
マーティン・スコセッシ監督作品。3時間20分越えの長尺でありながらやはりスコセッシの新作と聞いて見ないわけにはいかない感
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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

1.8

俳優たちメインによるタランティーノフィルモグラフィー史。
クエンティンタランティーノ監督のドキュメンタリーということでなんとなーく見に行ってみた。
まず本作は"レザボアドッグス"から"ヘイトヘルエイト
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ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

2.5

復讐劇.成り上がり.というよりアメリカで起こった悲劇に着地する上手さ。
マーティン・スコセッシ監督作品。あまり情報を入れていない最新作だが、わりかしけっこう近い時代考証で同じ舞台なんじゃないかと思い鑑
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アフター・アワーズ(1985年製作の映画)

2.9

どんどんのっぴきならない状況に巻き込まれていく男の行く末。
マーティン・スコセッシ監督作品。なんかわりかしスコセッシ作品の中でもあまり聞かない名前でしなーっとカンヌで監督賞を受賞してる今作を鑑賞してみ
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ドアをノックするのは誰?(1968年製作の映画)

3.8

カサヴェテス的なアメリカインディペンデントさにゴダールとフェリーニ?漂うスコセッシ処女作。
マーティン・スコセッシ監督作品。もう少しで最新作公開みたいなので監督初長編である今作を見てみた。
まずオープ
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Love Will Tear Us Apart(2023年製作の映画)

1.1

典型少女漫画原作もの+ダリオアルジェント風味なエンタメ恋愛着地?
予告編にてなんかジャンルミックス過多な弱スプラッターみたいな感じでなんとなく見に行ってみた。
まずはじまり、小学女児を主人公にしいじめ
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ヒリつくような空気感.なかなか消え去ってくれない喪失を抱える。
予告編にてなかなか良さそうな不倫ものだなーと感じてた本作を見に行ってみた。
まずオープニング、冷ややかなアパート一室からまたもや少し冷や
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

"コワすぎ"マルチバース爆誕!ライブ感マシマシなジェットコースター型コワすぎ。
白石晃士監督作品。今作が公開されるとのことでなんとなーくゆるく予習して挑んでみた。
まずオープニング、いつもの投稿映像届
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.6

工藤D不在でも一応成立するキャラ力.怒涛のラスト陰陽師戦まで突っ走るコワ河童祭。
白石晃士監督作品。前作が吹っ切れて面白かったので鑑賞してみた。
まずオープニング入院中で工藤Dが不在のままスタート、す
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

1.6

このレビューはネタバレを含みます

ある意味逆"パリ、テキサス"かと思ったがいろいろ顕になるエンディングにやられる。
あんまり見る機会がなかった今泉力哉監督の最新作が公開、なんかタイミングがたまたま合ったので見に行ってみた。
まずオープ
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

2.4

多様な下っ端ギャングたちの一悶着を軽快な音楽と群像劇で見せていく。
ガイ・リッチー監督作品。なにやらジェイソンステイサム×ガイリッチーの新作が公開されるみたいで、いいタイミングでタイアップな本作がリバ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

2.9

シリーズとしてのキャラの暴走.二転三転する展開の面白さが進化した。
白石晃士監督作品。前作があんまり面白くなかったのだがやっぱりノリで鑑賞してみた。
まずはじまりは前作と同じというかこのシリーズのプロ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

2.2

たしかに気持ちいい連続アクションなんだが胸焼け気味だし流石にだらけた感じもある最終章。
シリーズなんとか完走したんでやっとこさ最新作を見に行ってみた。
まずはじまり、本編の前にしっかりとこれまでのシリ
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.6

あくまでも不穏な湖畔と"あこがれ"な思春期模様。
またまた夏の新作青春映画ーな感じで紹介されていた本作を見に行ってみた。
まずオープニング、いかにも田舎な木立が一本ある湖畔のビジュアル、下にスクロール
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

1.6

フィルムノワールを下敷きにしたアメリカB級犯罪映画っぽさもあるが結局はタランティーノ的"はなればなれに"に見えた。
クエンティン・タランティーノ監督作品。"パルプフィクション"に続くタランティーノの3
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

2.9

極まる連続アクションと世界観拡張.そして現体制に牙を向ける姿勢が広がる。
シリーズ第3作目になり、前作がここからけっこう面白くなりそうな雰囲気だったのでやっぱり勢いで鑑賞してみた。
まずオープニング、
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

2.2

クリーチャー要素はないがグロテスクたっぷりな異形臓器と近未来SFの旨み。
デヴィッド・クローネンバーグ監督作品。旧作祭りの果ての最新作にやっと辿り着き見に行ってみた。
まずオープニング、いかにも宇宙船
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炎上する君(2022年製作の映画)

4.1

センセーショナルな旋風と濃いキャラによる突き抜け感が楽しい.やりたいことやりましたな自主映画。
予告編にて現代的で面白そうな邦画だなーって感じてた本作を見に行ってみた。
まずオープニング、キレッキレな
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

2.9

あみだくじのように絡み合い解かれる恋愛群像たち。
"はちどり"を撮ったキム・ボラ監督がとある雑誌でオールタイムベスト1に"ヤンヤン夏の想い出"を挙げておりエドワード・ヤン監督には多少興味を抱いていた、
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右側に気をつけろ(1987年製作の映画)

1.4

マジでストーリーを廃したような浮遊感と煮詰まるソニマージュ〜。
ジャン=リュック・ゴダール監督作品。80年代最後のほうでソニマージュも極まってきた感がある本作を見てみた。
まずオープニング、初っ端電話
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

1.2

まあ普通と言うしかない怖いビデオ系フェイクドキュメンタリー。
白石晃士監督作品。なんかシリーズ最新作が公開されるみたいで、なんとなーく手を出してみた。
まず初っ端謎の局に心霊ビデオが送られてきた体でゆ
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裸のランチ 4Kレストア版(1991年製作の映画)

1.5

ヤク中主観によるわけわかめな暗黒街映画。
デヴィッド・クローネンバーグ監督作品。特集"12ヶ月のシネマリレー"にて鑑賞、ミニシアターでのクローネンバーグ祭りの流れで見てみた。
まず今作はヤク中原作者に
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.7

全てのムダを削ぎ落としスピーディーさを極めたストーリー展開、激アツ極まりない王道さで突き抜けるこれぞサクセスレース映画決定版。
日本産のゲーム"グランツーリスモ"の名人を実際にレーサーにしてみたプロジ
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