熱狂な俳優演技が"自由"な映画を形成し人間関係の綻びにつながるとてつもないカサヴェテスのパワー。
特集"ジョン・カサヴェテス レトロスペクティブ"にて鑑賞、アメリカインディペンデント映画の父で多様な映>>続きを読む
全編モノクロなんだがいつものホンサンスーな安定感。
ホン・サンス監督作品。いまいち楽しみ方にいつも迷うんだが何故か見たくなるホンサンス監督の新作が公開、あいも変わらずフラフラとミニシアターに吸い込まれ>>続きを読む
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人間側がオマケでしかなかった"トランスフォーマー"から脱却した新世代感。
カナダ製作だが日本で声優無法地帯という伝説を作り上げたらしい"ビーストウォーズ"。そんな作品がマイケルベイよろしくハリウッド実>>続きを読む
文豪が手がけた女性映画はわりかしアケルマンよりだった。
"まわり道"や"ベルリン天使の歌"などヴィム・ヴェンダース作品で脚本を手がけたペーター・ハントケ。彼が撮った長編2作目でわりかし小津安二郎のオマ>>続きを読む
訳わかめな政治的思想会話とアートアートした室内ビジュアルによるゴダール流青春映画。
ジャン=リュック・ゴダール監督作品。"ウイークエンド"の一つ前の作品であり、5月革命以前のゴダール作品の中でも一番政>>続きを読む
戦場という凄惨な現実を惨たらしく描きつつ、人命救助と自己犠牲というヒューマニズムで貫くスピルバーグ。
YOUTUBEチャンネル"the beauty of"のスピルバーグまとめ動画にて本作のテーマ曲">>続きを読む
ダリオアルジェント製作脚本である程度は見れるが、基本シュールギャグがオーソドックスすぎるゾンビ⁇映画。
監督は新人さん?らしいが製作脚本にダリオアルジェント、でゾンビ映画という宣伝に釣られなんとなく見>>続きを読む
混沌とする製作現場.いき過ぎたハラスメント.観客の目を破壊しにくる視覚効果をTH.ドライヤーで〆た実験映画。
いろいろヤバすぎて閲覧注意な作品の噂しか聞かないギャスパー・ノエ監督、まだ彼の作品は未見だ>>続きを読む
90年代の悪趣味アクション映画ファンが作った自主映画なー二次創作ムービー。
"アルプスの少女ハイジ"がめちゃくちゃスプラッターアクションで作られると製作時からいろいろ話題になっていた本作を見に行ってみ>>続きを読む
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カードギャンブルものよりもやはり陰鬱な人間性を除くテイストになるポールシュレイダー脚本。
正直個人的にポール・シュレイダーが監督した作品は見ていなく、"タクシードライバー"などスコセッシの脚本家として>>続きを読む
全編室内劇の整った背景と見事な構成力が面白いオゾン風愛の不毛。
フランソワ・オゾン監督作品。別に本作に興味はなかったのだが稀なフィルム上映の宣伝に釣られて見に行ってみた。
まず本編とは関係ないがフィル>>続きを読む
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原作に囚われてなさそうな脚本力と城定監督的な感情描写が合わさった快作。
城定秀夫監督作品。ピンク映画出身の城定監督が"セフレの品格"といういかにもな題材を手がけた、しかも今回は2部作ということで城定監>>続きを読む
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盛り場アクションを遷移させ飽きさせない構成が生き、前後編の前編にしてもきっちりやり切ったクリストファーマッカリー。
クリストファー・マッカリー監督作品。クリストファーマッカリー継続でミッションインポッ>>続きを読む
不眠症という悩みを関係で埋めようとする青春ドラマ。
予告編にて影キャなNIGHT青春ストーリーな雰囲気を醸し出していた本作を見に行ってみた。
まずオープニング、主人公の不眠症高校生のモノローグから始ま>>続きを読む
新鋭監督2人のオムニバスコラボレーションかと思ったらわりかしヘンテコな群像劇だった。
内田英治.片山慎三監督作品。個人的に片山慎三監督が好きなこともあり、"獣道"で特異な作家性を見せた内田監督とのコラ>>続きを読む
シリーズ初監督続投による整合性とイルサENDな至福へ。
クリストファー・マッカリー監督作品。"ローグネイション"から地続きでミッションインポッシブルシリーズでも初監督続投な稀有さ、シリーズものとしてや>>続きを読む
ちょっとヘンテコでコメディ寄りなシスターフッド青春成長ストーリー。
ちょっとエッチなモンゴル発の青春映画として紹介されていた本作を見に行ってみた。
まずオープニング、バナナの皮が投げ込まれ固定ショット>>続きを読む
美しき山間部の風景と共に綴る一緒にいたようで違う道を歩んだふたり。
2022年カンヌ国際映画祭で審査員賞受賞、YouTubeチャンネル"the beauty of"にてピックアップされていて密かに気に>>続きを読む
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青春恋愛の幸福と苦しみを最初から最後まで描き、見るものに"ありのままの自分"を突きつけるリアルな人間関係模様。
予告編にてティーンな女の子の青春映画最新作って感じで紹介されており、最近記憶に新しい"ブ>>続きを読む
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幻想ミュージカルと殺人鬼スリラーを融合させオマージュ的映画愛で包んだタイ・ウェスト版御伽噺。
タイ・ウェスト監督作品。"X"のスピンオフ的な続編であり前日譚なシリーズ2作目がやっと公開、真紅のポスター>>続きを読む
スペクタクル火災ディザスターな感じかと思ったらわりかし実録派な救出消化劇だった。
"午前十時の映画祭"にて鑑賞、昔祖父から「当時大人気すぎて家族総出で見に行った」と聞かされているうちに自分の中でやばい>>続きを読む
1920年代による映画的実験というよりアートアートした印象な映像作品。
"バビロン"でデイミアンチャゼルによる映画史モンタージュシークエンスの中で一際異彩を放つショットがあり今作に行き着く、どうやら1>>続きを読む
チャップリン的悲喜劇.ジュリエッタマシーナのキャラクター."人生は祭りだ"な人生論が合わさったフェリーニのネオ・レアリズモ集大成。
フェデリコ・フェリーニ監督作品。"崖"から続くフェリーニの長編5作目>>続きを読む
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アドベンチャー映画にしても凡庸、インディジョーンズにしても受け入れられない選択した脚本な気がして仕方ない作品。
ルーカス.スピルバーグから手を離れジェームズ・マンゴールドに手が渡ったインディジョーンズ>>続きを読む
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映像表現の手数が多すぎて目が置いていかれるほどトチ狂ったアニメーションバース。
とんでもない表現力を見せまさしくアニメーション表現の最先端を走っていた前作"スパイダーマン スパイダーバース"の続編が公>>続きを読む
ほんのりした堕落と再生の物語を感じる映画館映画。
城定秀夫監督作品。けっこうな早撮りで職人イメージな城定監督が映画館を舞台にした映画を撮った、そんな軽ーい興味で今作を見に行ってみた。
まずオープニング>>続きを読む
いわゆる原点回帰でカムバックな面白さとあとはファムファタールでぐいぐい引き込む5作目。
"アウトロー"でトムと組んだらしいクリストファー・マッカリーが監督を務めた第5作目、これから次作最新作と同じ監督>>続きを読む
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殺人鬼個人よりもそれを作った社会のヤバさが露見する脱構築的殺人鬼捜査もの。
"ボーダー 二つの世界"で有名らしいアリ・アッバシ監督、正直全然知らなかったが予告編での社会派殺人鬼っぽさが気になって見に行>>続きを読む
わりかし笑える要素ありで見せ場はあるもややあっさりめな4作目。
"mr.インクレディブル"などを手がけたブラッド・バードがミッションインポッシブルに着手、見てみるともはやさらにトムクルーズのセルフプロ>>続きを読む
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DCEUのお祭り映画として楽しいんだけど、サプライズに全振りでかつ切なめなラストにもあんまり乗り切れなかったフラッシュ単独作。
エズラ・ミラー主演で完成後に右葉曲折ありまくりやっとこさ公開された"フラ>>続きを読む
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少女の喪失と回復ものか?と思ったがしっかりスリラーでかつキャッチーなAI人形。
ブラムハウス製作ジェームズワンがプロデュースということでアメリカ本国でガチバズりしたらしい本作、いざ見てみるとキャラのパ>>続きを読む
伝説のロケーション撮影によって撮られた美しすぎるマジックアワー体験。
"午前十時の映画祭"にて鑑賞、スピルバーグに映画制作を決意させ、翻訳家の戸田奈津子さんが「映画館で見ないと見たことにならない」とま>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
辛辣で多様な社会問題と緻密でよく練られた脚本.そして是枝監督らしさが溢れたラストまですごい現代的な傑作。
是枝裕和監督作品。2023年カンヌ国際映画祭にて脚本賞を受賞した本作、監督的には前作"ベイビー>>続きを読む
フィルム・ノワール的質感で見るスパイ映画的ゴダール2作目。
ジャン=リュック・ゴダール監督作品。特集"追悼 ジャン=リュック・ゴダール映画祭"にて鑑賞、ゴダールの長編第2作目にしてアルジェリア独立戦争>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
フェイクドキュメンタリーとして奇抜で面白く残虐で胸糞なえげつなさ。
予告編やポスターから明らかにやばそうで異彩放ちまくりで、待望の4K化でやっと公開という希少さな本作を観に行ってみた。
まずオープニン>>続きを読む
ベートーヴェンの旋律で紡がれる映画制作とノワール。
ジャン=リュック・ゴダール監督作品。特集"追悼 ジャン=リュック・ゴダール映画祭"にて鑑賞、"ウイークエンド"と併映されていたので見てみた。
まずオ>>続きを読む