あぶりかんぱちさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

エルヴィス・プレスリーの人生をダイジェストで…という音楽映画。

ロックの神が舞い降りたかの如きパフォーマンスで人々を熱狂の渦へと引き摺り込んだスーパースター・エルヴィスと、そんなエルヴィスに寄生し彼
>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

久々に5点映画。こういうのを待っていたんだよな〜という満足感しかない。

亡くした戦友の息子、ルースターという存在をはじめ無印トップガンありきの話ながら、格段に戦闘機の性能が上がっているという時代背景
>>続きを読む

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ピングドラム、見たのが昔というのと、その一度しか見てないというところで「なんだか凄かったアニメ」という印象だったけど、一気に見るとよく出来た話だわ…と改めて感心しました。

多分苹果ちゃんはアニメの方
>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

2.7

続編を見た知人からは『これ見なくても大丈夫』と言われたものの、続編ならば見ておかねばという精神でトライ。
空の戦闘というところで映像にするの難しかっただろうな〜と思いながら見させてもらいました。

>>続きを読む

ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

高校生だった登場人物たちが少し大人になった世界。発表が4/1だったこともあって『絶対嘘だろ…』と思ってましたが、どうやら本当にその路線で来るらしい!と確信した1ヶ月前辺りから色々と筋書きを予想して楽し>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

4.3

湯浅監督の「歌との親和性高い作品」を期待して観に行ったら、ついに『歌を以って話を牽引していく作品』という感じになってました。テーマ的にそうなのかもだけど。

ふだん家映画だと日本の映画でも字幕視聴した
>>続きを読む

恋する寄生虫(2021年製作の映画)

3.6

偶然に運命の人と出会い、惹かれあうことを『寄生虫』という仕掛けを使って描く、ちょっと捻った感じのラブストーリー。「普通のことを普通に出来るようになろう」という小さな目標から距離を詰め、一気に大人な恋に>>続きを読む

映画 五等分の花嫁(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます


観る前、文化祭編までをしっかり描いて、『FINAL』みたいな感じで次をやるんだろうと踏んでいましたが、まさかの原作完走までやり切るとは!
『文化祭以降のストーリーを要約せよ』という設問があるとすれば
>>続きを読む

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

放送当時リアルタイムで見てたアニメが劇場に復活!ということで観に行きました。

話の内容としては、ざっくり言うと「アニメ本編のダイジェスト」となるんでしょうが、その導入として『荻野目桃果(プリンセス・
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ようやく視聴。
こんな話だったんだ…というのが第一の感想。薦めてくれた人たちが上手くネタバレを避けて話してくれてたおかげで、新鮮な気持ちで楽しめました。
こんな実情が存在する故にこの話が出来たと考える
>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.6

呪術廻戦の本編、1ページも読んだことないけどえらく劇場でロングランしてるので4DXに飛び込んで見てみた。

そんな無知な状態でもちゃんと派手で爽快、なおかつ筋が通った映画になってて満足…!座席が揺れた
>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

久々に3時間クラスの大作を劇場で見ました。余韻をあえて残して観る側に考えさせるわけでも、登場人物間のやり取りを丁寧に切り取っているわけでもなく、この尺が最短だろうと思わせる中身のたっぷり詰まった3時間>>続きを読む

グッバイ、ドン・グリーズ!(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分の住んでいる世界はほんのちっぽけな世界でしかない。悩んでても仕方ない。回り道が無駄になったって、そこからまた歩き出せばいい。

躓きまくっている最近の自分にスパッと届くメッセージを色々と受け取れた
>>続きを読む

劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

阿佐ヶ谷の上映会にて。
再生産総集編のラストにぶん殴られてわずか30分後に満を持して臨みました。

『卒業』という節目で別々の道へと歩み出すこと。それが何を意味するか?

それは、いつも隣にいた人が居
>>続きを読む

少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト 再生産総集編 ロンド・ロンド・ロンド(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

阿佐ヶ谷の上映会にて。
アニメ版を見始めたのが去年末だったせいもあり、事故のようなネタバレを踏まずに劇場版2本を初見で楽しめたので、いいイベントでした。

さて本編。
再生産総集編ということで話自体は
>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.5

午前10時の映画祭にて。ハッピーな気持ちになれる良作でした。

聖職者と小さな街のカジノのステージシンガー。普段交わることのないはずの世界に生きる人たちが歌でひとつになる…こういう真逆の人間同士が引き
>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

聾唖の家族の中で1人健聴者として生きるということ。その中で感じてきたであろうマイナスな感情も、それ以上の家族の愛で包み込んでくれている…そんなあったかい家族を描いた映画だった。多少の衝突はあれど、生ま>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.7

こんな師弟関係は今後出てこないんじゃないかなあ…という人情に溢れた深見千三郎と若かりしビートたけしの物語。

「男はつらいよ」にも通じる『粋な兄貴分・師匠』という役を好演する大泉洋だけでも見る価値があ
>>続きを読む

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

めずらしく事前に原作も読んでたのにすっかり物語を忘れてた。でもそれが良かった気がする、そんな映画だった。

久しく、というかほぼ恋愛経験が無いくせに恋愛映画はみるせいで「なんだ、よく見るラブストーリー
>>続きを読む

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

今泉監督作品ということで。
現代に生きる人間の群像劇を上手く描く監督さんというイメージなので、本作ははてさて…という感じで見てみましたが、かなり純というかピュアな人間模様を切り取っていて、こんな理想郷
>>続きを読む

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.0

大企業が引き起こす公害問題に立ち向かうひとりの弁護士の話。

強大な相手に対峙する孤独な闘いを、話の筋だけでなく視覚的に訴えかける工夫で見せることによって『映画ならでは』のドキュメンタリーになっている
>>続きを読む

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.0

ドラマシリーズ全部見て観に行った…けどSPドラマのネタなんかも含まれてたので出所不詳のネタもいくつかあった。でも作品の穏やかな雰囲気は感じられたので良かった。

これまで見たドラマで考えてみると「おっ
>>続きを読む

老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

4.0

冠婚葬祭のしきたり、親の介護、先細りする年金制度と、それとは裏腹に延びる健康寿命…
歳を取るにつれて増えてゆく必要経費と膨らむ先行きへの不安、でもそれを前向きと持ち前の素直さで乗り越えていく姿が示され
>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.9

よく名作と言われてる作品なので、いつかは観ないとな…と思っていた作品。この休みでようやく手に取りました。

うる星やつらは子どもの頃BSで放送してたのを少し観てたので、設定は幾らか頭に入ってましたが、
>>続きを読む

ジュゼップ 戦場の画家(2020年製作の映画)

3.0

「多分こういう機会(映画館で上映されてる)が無いと一生出会わないだろう」という娯楽とは縁遠いテーマ&海外のアニメ映画という組み合わせの1本。

戦争という時代背景でも心を通わせられることの喜び、心の支
>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

東日本大震災がきっかけで避難所で繋がりを持った3人。交わるはずのない人たちが寄り添って生きていくうちに、次第に固い絆で結ばれてゆく。そんな家族同然の関係だったけど、『助けて』の声をあげられなかったせい>>続きを読む

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

3.6

目先の欲に目が眩む浅ましい心と、主君に貫き通す忠誠心。自分可愛さに動く者と、自らを犠牲にしてもと体を張って立ち回る者。そんな相反する心を持った人同士が交わることで、人の素晴らしさと愚かさを同時に教えて>>続きを読む

BLACKFOX(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

よく動くアニメ映画を見たかったのでレンタルにて鑑賞。求めていたものに近かったので満足。話としては総集編?と思わせる終盤の畳み方だったので、もう少し時間をかけてその辺りを見せてほしかったかも。

しかし
>>続きを読む

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

4.0

ワイスピシリーズ、予告編くらいは何作か見たことあったけど、内容については1mmも知らないままでいきなり見てみた。それでも面白いと感じるんだから凄い。
アクション映画の醍醐味を詰め込んだような熱い展開で
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

車というのは座っていながら乗せた人、物を別の場所へと運んでいく。次に車を降りた時、変わっているのは景色だけではなく『同乗者との関係性と共に』かもしれない。それは、車という同じ空間に居合わせ、普段より近>>続きを読む

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

4.0

日本の政治の今を描くドキュメンタリー映画。菅内閣のココが変だぞ…というところや、政権公約と実際の立ち回りとの齟齬、数値で見る日本の現状なんかをインタビューを交えながら時にコミカルに、一方で皮肉もたっぷ>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『映画が好き』と言っても、大多数はいわゆる「見る専」。かく言う自分も例に漏れずそちら側の人間なのだけど、じゃあ「それを作る人」は一体どうなのよ?というところに切り込んだ作品。

まず新しいのは動画作り
>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

細田守監督作品も次のステージに来たか…って感じの1本だった。監督の持ち味や強みを活かしつつ、世界を見据えた感のある作品だな、と感じた。

歌を軸に据えているだけあって、見せ方・聞かせ方のこだわりは強く
>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

4.3

とても映画愛に溢れた作品でした。
監督として納得のいく作品を作りたい、自分の好きな映画を映画好きのために流す場を作りたい、こんな風に演じたい…そんな思いの集合体で出来上がった映画に夢を抱いて劇場へと足
>>続きを読む

真昼の決闘(1952年製作の映画)

4.3

保安官としての勤めを終え、婚約者と別の街へ旅立つー そんな矢先に飛び込んできた逮捕したならず者が街に戻ってくるという報せ。『街の人たちを守らなければ』という責任感で舞い戻るものの、これまで築いてきたは>>続きを読む

モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.7

簡単に言うとグロいスマブラ。でも見応えはしっかりある1本。
「原作のあのシーン!あのセリフ!」というファン冥利に尽きる見せ所も含みつつ、格ゲー発ゆえの気合いの入った戦闘シーン…これが見たかったのでOK
>>続きを読む