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『生きたい』『逃げたい』なんて口が裂けても言えなかった大戦中の日本で、人の上に立つことの難しさを描いた作品のように感じました。
日本軍が制圧し、敵の兵士を捕虜として使うジャワ島を舞台に、『生きるため>>続きを読む
あー…久々に面白い映画見た!という気分にさせてくれた快作。『王者はかくあるべし』『任務の為には手段を選ぶな』という言葉通りに暗躍する、裏社会の大人たちの駆け引きを描いたアクション映画。
大勢が入り乱>>続きを読む
公開当時はもちろん、今の時代でも『描きこみやば…』となる緻密な画面構成で、お金を出す価値があると思える作品。
『科学の力は誰の為に在るべきか?』という問題提起を「少年」というキャラクターを使って投げ>>続きを読む
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第一印象は『海の向こうの話(文化)だなぁ…』というところ。面白い!というよりはストリートという土壌に漂う雰囲気を味わうような映画かなぁという感じ。
スケボーを通して大人に成長していくスティーヴィーと、>>続きを読む
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みんなの前では乗せられやすくて、馬鹿で、女子受け悪くて、友人の頼みを断れない。そんな典型的な『最高の男友達』、それが佐々木。
でもそんな彼もたったひとりの肉親である父親の愛を求めていて「寂しい」し、>>続きを読む
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久々に午前10時の映画祭。
「2人の男女が片田舎で偶然に出会い、遠く離れるまで」の物語を4日間という絶妙な頃合いで描くラブストーリー。
この短期間だからこそロバートとフランチェスカの2人以外に入り>>続きを読む
東西冷戦で世界一を競い合う相手であるという時代背景をバックに、アメリカとソ連のスパイ同士が手を組むというバディ映画。アクションとしてもストーリー・見応え共にレベル高し。
1つのシーンに対して多点から>>続きを読む
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これまで作品の予告やフライヤーで見るか否かを選んでたけど、ようやく監督だけで映画を観るフェーズに入った?と思える個人的ヒット率の高い今泉監督の最新作。今回も期待値より上でした。作風的にハマりやすいのか>>続きを読む
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結婚をせっつかれる名家のお嬢様・華子と田舎を後に上京してきた普通の家の子・美紀。曰く『色々な人がいるけど、結局は同じ階層の人と付き合っていく』はずの東京で、共通の人物を軸に偶然交わっていく2人…と言っ>>続きを読む
DVDも持ってるし、何度も見返してるけど、どうしてもスクリーンで見たくて4DX版を見に。2021年にこんな機会が巡ってくるとは…長生きはするものです。
大画面で見て初めて気づいた描写も何個かあったし>>続きを読む
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自分のことを『普通』と思っていても、実は『普通』じゃなかったりする。自分の中で作られたものさしは、結局誰かのものさしと比べてみないことにはその正確さは分からないのである…みたいなことが言いたいんだろう>>続きを読む
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シンジも、レイも、アスカも、ゲンドウも、ミサトも、その他キャラクターも、監督も、スタッフも、携わった全ての人々も、そして、エヴァを追い続けてきた人たちもひとえに
『エヴァンゲリオンからの解放』
と>>続きを読む
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『私の隣にいたのはあなただったかもしれない』というラブストーリーと、夢追い人たちのサクセスストーリーを上手く絡めた良作。初めて見た時鳥肌が立つほど好きだったけど、こうして記録つける習慣が無かったから改>>続きを読む
公開当初に映画館で見たっきりで、TVでやっていてもなんとなくの印象しか無かったジブリ映画。改めて見返してみるととても良い映画でした。
1回きちんと見たはずなのに、クモの強烈な変貌っぷりに「え…」と引>>続きを読む
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Filmarksオンライン試写会にて。
割と前に原作読んでいて、映画になると聞いたのが一昨年くらい。中身的にやや難解だったので、どう映像に持っていくんだろ…?と思ったけど、原作の重いまま突っ切る路線>>続きを読む
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『自分の子供のためならなんでもやる』という母親の惜しみない愛…という着地点かと思ったら、イカれた、狂気じみたという形容詞が当てはまるような怖さも内在したドロっとした1本でした。幕開けが『ダンサー・イン>>続きを読む
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『復讐は何も生まない』と言うけれど、消えることのない憎しみを抱えて生きていくのはあまりに重すぎる。
血も涙もないヤミ金業を営む天涯孤独の男の前に現れた母を名乗る女。大事なものを失う怖さを知らない男に>>続きを読む
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人対人にも言えるけど、一度失った信頼はどれだけ「心を入れ替えた」と言っても、その心を入れ替えた態度を見せる機会がないと信頼は得られない。はたして今の社会は元・服役者にその機会を与えているか?と投げかけ>>続きを読む
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『ハロプロオタク』という共通項をもとに集まった6人+αの物語。ヒロインは松浦亜弥であり、石川梨華であり、藤本美貴(それぞれが心に決めた推したち)なので、その他の女っ気はほとんど無し。その分体だけが歳を>>続きを読む
無気力に陥ったとき、頭の中をよぎる自分の原風景。あの頃は良かった、あの頃に戻りたい…
でもそのノスタルジーに囚われているうちは思い出は美化されていくばかり。
自分の足で動くことは勇気がいるし、つま>>続きを読む
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ある人は当たり前だと思うことも、ままならない人だっているということを忘れてはいけない。この映画に出てくる被告人・聖山環菜は『自分の話を親身に聞いてくれる存在』に救いがあった。そして、『自分の味方になっ>>続きを読む
久々にリアタイ寅さん。45作目ともなればとらやの面々も歳をとるなぁ…という時の流れを感じつつ、安心感のある展開は健在。
とは言え歌謡曲を折に挟む構成、マドンナ・泉ちゃんの人生観(女も幸せは自分で掴むも>>続きを読む
Casaとかを普段読んでる人なら絶対好きな1本。
『主役は人じゃなくてこの建造物たちです!』とでも言わんばかりの徹底したモダニズム建築愛が画面越しにも伝わってくる。
本来背景であるはずの建物のために>>続きを読む
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『観終わってからの感想が盛り上がる映画』ということで勝手に名作認定。
同じ作品を見て、見た人が同じ感想を抱く映画を作ることは簡単だけど、その逆はすごく難しい…そんな人それぞれ意見の分かれる映画、言い>>続きを読む
数年前に作られたドキュメンタリー映画『スーパーソニック』はバンド・oasisの物語。そして今作はボーカル・リアムにスポットを当てたドキュメント。映画そのものの関連性はないにしろ、ファンにとっては実質『>>続きを読む
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どこが重要か、何が伏線かというのは置いといて、「シンジがレイを必要とし、レイのいる未来を選択する」という点でこれまでのエヴァとは完全に違うルートに入った印象のある1本。よっぽどのことがない限り、ヒロイ>>続きを読む
これまで人に『序はアニメと変わらない』って説明してたけど、全然違うじゃん…って改めて金曜ロードショー見て思った。
アニメ版よりレイの担う役割が大きく、代わりにミサトさんがいちヒロインではなく、絶対的>>続きを読む
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名作と謳われる映画『市民ケーン』は如何にして生まれたか?という、あの作品の舞台裏見せちゃいます的作品。
簡単に言うとそういうことだけど、現在と回想(最終的に未来も)を行き来するという構成のややこしさ>>続きを読む
ざっくり言うと1人の男の人生を通して『お金があれば幸せか?』という問いを投げかけるような1本。
ただ、一方通行でその話を流すのではなく『チャールズ・フォスター・ケーン』という人物にまつわる出来事を先>>続きを読む
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60分カットするか、あと60分足すか。
説明を省くならもっとコンパクトに、伏線を張るならしっかり回収してほしい。
結局、どうやってアーヤがみんなを懐柔させてしまったかが1番の謎。失ったところからまた立>>続きを読む
ようやくカイジシリーズに着手。実写でも漫画とそう大差ないように感じさせるのは演者さんの演技力の高さなのか…喜怒哀楽の感情を声も含めた全身で表現するプロの技が光る1作。
香川照之が半沢に抜擢されたのはこ>>続きを読む
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最小限の情報でもって受け手側に本質を問いただす、美術館の1枚の絵のようなアーティスティックな作品でした。
特に、作中に出てくる『オルフェウスの冥界下り』の話無くしてこの物語は語れないと思います。何の>>続きを読む
きちんと筋の通ったストーリー、初見を飽きさせない構成。映画の作りも良かったけど、こんな高尚な世界観のある作品を最近まで少年ジャンプでやってたのか…という驚きが勝ちました。これは原作を読むパターンのやつ>>続きを読む
嫌でも『YES』といい続けることで人生が上向きに!という啓発本のお題目のような振る舞いを実践していく男の物語。
本来の教えを拡大解釈した主人公の斜め上な言動が面白く、締めまでアメリカのコメディテイスト>>続きを読む
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この映画を通して、死期を知って、自分で死を選べるってのは最後の自由なのかもな、と思えた。そしてそれは幸せなことだなと。
もっとジョニデがやらかし放題な映画になるのかなと序盤は思ったけど、途中からしっと>>続きを読む
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凄い映画を見た…という余韻満点の一本。邦画では久々の衝撃でした。もちろん良い意味で。
トランスジェンダー、女同士の関係、シングルマザーなど最近映画の中でよく目にするようになったテーマを内包しているも>>続きを読む