チャッキーさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

これだけ絶賛評が集まってると流石に無視できずに鑑賞。
スルーしなくてよかった。
純粋に一本の作品としてストレートに万人に突き刺さると思うし観るべき作品。
手話がこんなにも映画的に通用し一つの言葉として
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.3

湯川先生と恭平のやり取りが師匠と弟子みたいな感じで観ていて楽しい。
二人のやり取りでクスッと笑ってしまう。

前作のほうが出来は良いが好きなのはこちらのほうかな。
夏のジメッとした湿度と作品の濃度が感
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四年生ボギョン(2013年製作の映画)

3.2

キム・コッピのなぜか惹き込まれてしまう不思議な魅力が炸裂している。
小道具の使い方もハマっているし、役者陣の行動まで観ていて楽しい。
韓国のインディペンデント映画もどんどん観ていきたい。

イ・オクソ
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move / 2020(2020年製作の映画)

2.6

4分に込められたものとは。
魅入ってしまう。深田さんの新作『LOVE LIFE』が待ち遠しい。

チェンジ(2022年製作の映画)

2.3

席替えって確かに学生の頃はめちゃくちゃ大きなイベントだったなぁ。
一番前になったときによく絶望してたのを思い出す。
今井悠貴くん子役のときから変わらずほんといい芝居する。
コメディ作品バンバン出てほし
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授業の後で(2018年製作の映画)

4.3

実際に数年前に中国で起きたお金を得るために子どもが車にぶつかる事件から着想を得ているということで、なんともやるせない気持ちになる。
母親の子どもへの愛、子どもの母親への愛。
子どもにこんなことさせちゃ
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半透明なふたり(2022年製作の映画)

4.2

SNSやネットで寄ってたかって他社を攻撃する現代社会へのアンチテーゼ。

全編モノクロなのはどんよりしたこの世界、そして主人公2人が観ている世界。

永山瑛太演じる龍也も川栄李奈演じる文も愛おしくて抱
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.4

古臭い演出もあるけどミステリーとして秀逸で隙がない。
シリーズものとしても一本の作品としてもクオリティ高い。
そして堤真一の役の作り込みが見事。

他者への些細な行動や言動が一人の人間を救っているのか
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.6

L/R15企画 監督今泉さん、脚本城定さん。
主要キャスト4人が映画的魅力に溢れていて可笑しくて可笑しくて何度も笑った。
手島実優ちゃんがハリボーぶつけてくるの可愛くて面白くて最高だし井之脇海もほんと
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愛なのに(2021年製作の映画)

4.5

『愛なのに』と『猫は逃げた』の2作を城定さんと今泉さんが脚本を提供し合いR15+のラブストーリーを制作するL/R15プロジェクト。
もうこのコラボが決まったときから楽しみすぎてワクワクしていた。
今泉
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N号棟(2021年製作の映画)

3.0

アートワークを観るとめちゃくちゃ怖そうだし面白そうだし萩原みのりちゃんのホラーとかどんな感じなんだ?と色々楽しみな要素は多かったのだが物語はまさかの方向へ。

アリ・アスターの『ミッドサマー』っじゃん
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Anniversary アニバーサリー(2016年製作の映画)

2.9

佐々木敦規監督作品『ハッピーバースデー』のみ鑑賞。
若葉竜也&鈴木福×ロードムービーという最高に面白い組み合わせ。
長編で一本の作品にしても観れてしまうくらい魅力的な2人。
鈴木福くんは生意気な子供役
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フミコとハルの部屋(2020年製作の映画)

2.6

何も起こらないカップルの日常の少しの変化。
相手を知ることで見えてくるもの。

ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

2.5

ツッコミどころ満載だが映画としてはなかなか楽しめた。
高校ごと戦国時代にタイムスリップというトンデモ設定で高校生たちの受け入れが早くて笑える。
いろんな部活があってそれぞれの特徴で戦うところが一番のミ
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余命10年(2022年製作の映画)

4.8

小坂流加さんの原作小説は映画化が決まってから読んで、本人の生きたいという思いが伝わってきて号泣した。
この手の作品で監督は藤井さんと聞いたときはかなり驚いたし専門外すぎないか?と疑問だったが藤井さんが
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流浪の月(2022年製作の映画)

5.0

1年ほど前にあるきっかけで原作を読み、この作品が特別なものとなって個人的なバックグラウンドなどが重なりさらに思い入れが強くなっている状態で観た。

更紗と文がそこにいた。
広瀬すずの孤独を抱えた目に笑
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とんび(2022年製作の映画)

2.5

阿部寛、昭和の頑固オヤジって感じでハマリ役。
豪華キャストの割には全体的には普通。
同じ境遇だったらグッとくるものはありそうだけど。
瀬々さんの次作『ラーゲリより愛を込めて』は超期待値高い。

豚の王(2011年製作の映画)

3.6

ヨン・サンホ独特のタッチで描くアニメーションが怖さを倍増させる。人間の心の奥に潜む"悪"を開眼させていく演出は見事。

救いのないラストに何を感じるか。

Pure Japanese(2022年製作の映画)

2.3

松永さんは『トイレのピエタ』や『ハナレイ・ベイ』が良かっただけに期待していたものは観れず厳しいと言わざるを得ない。

渡辺哲さんとか村上淳とかキャストの魅力を活かしきれてなくて、キャラクターに魅力を感
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

2.8

中盤まではダラダラしていて正直退屈。
佐々木というキャラが魅力的にはどうしても思えない。
中盤から終盤にかけてのシークエンスは良かった。

藤原季節、萩原みのりなど役者陣のパワーが一番光っていた。

エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

4.0

園さんのワークショップを勝ち抜いた51人の役者たちが繰り広げる圧倒的熱量の芝居に度肝を抜かれる。
ものの数分で園子温劇場が始まったとワクワクし、散りばめられた園子温節にファンは高揚し、あの頃の園子温だ
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写真甲子園 0.5秒の夏(2017年製作の映画)

2.5

写真甲子園なんてものがあるとは知らなかったけど、映画のテーマとしてあまりにも地味すぎる。
中田青渚や萩原利久が出ているのに勿体無い。

劇場版 ほんとうにあった怖い話 事故物件芸人2(2021年製作の映画)

2.1

一作目に比べると怖さだいぶ半減してたけど、芸人の芝居がなかなか面白いので長いシリーズとして観ていきたい。

五億円のじんせい(2019年製作の映画)

2.4

ツッコミどころがかなり多く、映画としてホントに作りが浅い。
観ていて気になる点ばかりでそればっかりきになって観てしまう。
ワンピースネタを出すのもよくわからんし。

望月歩が素晴らしいのにすごいもった
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海辺のオクトパス(2019年製作の映画)

2.6

少年少女のいたずらっ子で口悪い感じが愛おしい。

ラストのなんとも言えない顔をする2人が最高でさらに愛おしくなった。

女優霊(1995年製作の映画)

3.6

中田秀夫デビュー作。
多すぎない恐怖描写が絶妙で、当時の映像のザラザラ感がマッチして恐怖を駆り立てる演出が見事。
ホラーとしての"怖さ"ってこういうことだよねっていうお手本のような作品。

MIRRORLIAR FILMS Season2(2022年製作の映画)

3.2

圧倒的に印象的だったのが紀里谷和明の『The Little Star』だった。
短編では勿体無いクオリティ。
season1より好きな作品が多かったかな。

煌々 go on a picnic(2022年製作の映画)

2.6

山田佳奈はこれからずっと追っかけていく監督であることを確信した傑作『タイトル、拒絶』そして今作。
片岡礼子と細田善彦が作り出すこの親子関係が良い。