ちゃそさんの映画レビュー・感想・評価

ちゃそ

ちゃそ

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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.0

5人姉妹が結末を迎えるまでの話
キルスティンダンストがずば抜けて美しい

70年代頃のアメリカのティーンの雰囲気を味わえる映画であり、レコードを電話越しで流すシーンはとても良い

母親の教育方針も影響
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

1.5

田舎に住む羊飼いの夫婦と、羊から産まれた異形が織りなすハートフルクリーピーストーリー

その異形のハッキリとした正体が判明する事はないため、モヤモヤが残る映画が嫌いな人には視聴をオススメしない

舞台
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

2.4

ヴィーガンの肉がおいしいと言う事に偶然から気づいた肉屋を営む夫婦の話

直接的な過激描写はほとんどなく、ブラックコメディを主軸として話が進んでいく

後半のスピード感には圧倒される事間違いなし

雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.8

最初から最後までテンポよく進む名作。

無声映画から有声映画への転換期を舞台にした作品。
無声だからできてた事、有声だからできなくなった事が最後の最後に物語の鍵になってくる。


時計仕掛けのオレンジ
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激突!(1971年製作の映画)

4.0

長編デビュー作品でこれを創ってしまうスピルバーグの恐ろしさを充分感じる事のできる作品。

煽り運転を題材とした映画。
音楽や撮り方も相まり、観ている側も充分にスリルや恐怖を感じることができる。
最後ま
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.0

言わずと知れた圧倒的名作。

時代の流れに翻弄されつつも、自らの信念や誇りを貫きとおして生きる女性、スカレーットが主人公の話。奔放な南部のお嬢様として育てられた彼女だが、型破りかつ柔軟な一面も持ち合わ
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.5

観る人を選ぶ素晴らしい作品。

性的描写は一切無いが、節々から主人公ハンバートに嫌悪感を抱く人は多いと思う。

ロリータのファッションや小悪魔的な態度だけでも一見の価値がある。また病的なまでにロリータ
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ラ・ヨローナ ~彷徨う女~(2018年製作の映画)

1.8

タイトルを最後まで確認して見てかりよう

泣く女と間違えてしまった
中南米に伝わる都市伝説をホラー要素として取り入れた映画。実際は戦争への批判や軍事政権の腐敗など一部の国にまだあるテーマを取り扱った社
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レック2(2009年製作の映画)

2.5

若干時間の前後はあるが前作REC1と同じ場所で物語が繰り広げられる

1の登場人物の"その後"が見れるファンサービスたっぷりの本作 1で騒ぎの原因がなんとなく語られていたがそれをもう少しだけ深掘りし、
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ノロイ(2005年製作の映画)

4.0

和製モキュメンタリーの至宝

個人的に今まで観てきたホラー映画の中でダントツの怖さを感じた
2000年代初頭に放映されていた心霊現象を取り扱う番組を想起させるつくりがとても良く、ナンセンスだが最近のP
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.3

最高のオシャレサスペンス映画

ホラー・サスペンスに括られているが、メジャーなホラー映画にある恐怖的な描写は少ないので誰でも観れると思う

雰囲気としてはジャーロ映画のようなネオンカラー(サイバーパン
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人間椅子(1997年製作の映画)

3.2

官能的なジャパニーズヘンタイを堪能する事のできる映画

1925年時点で原作小説が誕生しているため、現代日本人はどうあがいても先人を越すことができないのでは…と思わせる逸品

ただ変態的なアプローチを
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ガール・イン・ザ・ピクチャー:写真はその闇を語る(2022年製作の映画)

2.8

事実は小説よりも闇なり

ホラー映画の口直しにみたが…
どんな胸糞系映画をも軽々と超えてくるガチのヤバさが現実にある事の恐ろしさに気づかされる

広大なアメリカで今ほど監視網が発達していなかった頃の事
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マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

3.5

B級映画味が半端じゃないが豪華メンツ

マイケルJフォックスを目当てに観始めたが… かなり早い段階で退場してしまいあっさりと豪華俳優を使い潰す清々しさが小気味良い

侵略者達の地球人に対する実験は完全
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MAMA(2013年製作の映画)

2.3

緻密につくられたホラーヒューマンドラマ

消息不明になっていた2人の姪を叔父が執念で見つけ出し、子供のセラピーも兼ねて恋人と一緒に4人で暮らしていくが…

ママは怪異の類ではあるが、発現理由や対処法(
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

3.1

吸血鬼の一生の一部をロードムービー感覚で観れる終始オシャレな作品

基本的には他愛もない会話で溢れているが、一部人間や現代社会に対する風刺とも取れる発言が散りばめられている

登場する吸血鬼もそれぞれ
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オールド(2021年製作の映画)

2.4

上昇負荷があるビーチでのスリラー映画

某所でオススメホラー映画と紹介されていたためそのつもりで観る人も多いと思うが、ジャンプスケアやゴア描写は皆無に近いので、ホラーやスリラー映画に慣れていない人でも
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

2.8

ヴィジュアルや音楽、陰鬱さの中に美しさがある韓国ホラー

初っ端からミスリードされてしまうが、たしかにホラー作品を観慣れてる人にとっては察しやすい展開である。それをもう一枚上手に持ってきているのが良い
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レック(2007年製作の映画)

3.3

呪詛よりも作中撮影の流れが自然なPOVホラー

軽快なジャンプスケアが楽しめる作品

アパートに舞台を移すまではとても退屈だが、その序盤との対比が今作のスピード感を圧倒的に増している ゾンビ物になって
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

2.8

かなりの良作

死体解剖というあまりみないジャンルにフォーカスして突き詰めている

死体や臓器などの生々しいエグさを持った描写が多めなので、ホラーやサスペンスとはまた違う負担が精神にのしかかる ジェー
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LOVE GOD(1997年製作の映画)

2.3

観るドラッグ

大抵の人にとって全く新しいジャンルの映画になると思うので、息抜きの作品にちょうどいいかも

考えるな感じろを行く映画

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.0

見方によっては胸糞映画

デルトロのフレーバーがいかんなく発揮されている

異形のビジュアルがとても良い
掌に目玉がある怪物はいわずもがな
案内役やカエルのクリーチャーなど、子供向けの御伽噺に想像され
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.5

キアヌのジョンといえば…

キアヌの演ずるジョンといえばコンスタンティンだったが、最近は完全にウィックになりつつある。

地獄を描写する映像技術がすばらしく、05年の映画とはとても思えないほど

自ら
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

2.3

スタイリッシュアクションホラー

どうしてもインシディアスがチラつく作品
(主にロケ地、展開など)

異形の描写もそこまでグロくなく、殺害シーンもわりと軽快なのでホラーが苦手な人でも観やすい作品だと思
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呪詛(2022年製作の映画)

2.0

"おつかれさまでした"

現代版洒落怖
予想のつくオチで少々興醒め…

普通なら明かされない御身体の姿が明らかになるのはとても良かった
しかも納得する禍々しさ…

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

4.2

ドイツ視点から戦争について描くアメリカ映画。

WW1とWW2の間につくられた反戦映画。

当初は長く続かないとの予測が立てられていた大戦に意気揚々と参加する若者たち。熱に浮かされていた若者たちはすぐ
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

3.8

実在の強盗を描いたアメリカンニューシネマ。

西部劇の約束である強奪と銃撃戦、そして友情や恋模様が盛り込まれている。普通の西部劇と違うのはこの作品がニューシネマである事…
しばらくは『雨に濡れても』を
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.0

主人公だけが何も知らぬまま陰謀が渦巻いていく。

徹底して主人公に知られまいと努める周りの人達に恐ろしさを超えた不気味さを感じ、終始不安かつ不穏な空気が付き纏う。

ビジュアル的な恐ろしさは無いため幅
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アニマル・ハウス(1978年製作の映画)

3.5

コメディに全振りしたアメリカ青春映画。

アメリカでのカレッジライフを描いた作品。
個人的には『ぐらんぶる』を昔のアメリカのやんちゃ大学生のノリにした作品という感想がしっくり来る。

ジョンベルーシの
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ジョン・カーペンターの 要塞警察(1976年製作の映画)

3.8

籠城し敵を迎え撃つ王道ジャンルの最高峰。

囚人と警官が施設移転のため設備や装備が整っていない警察署に籠城し、ある事情から襲いくる過激なストリートギャングと死闘を繰り広げる。

覚悟を決めて覚醒する事
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リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

3.8

各方面に影響を与えた西部劇

タランティーノやジョンカーペンターをはじめとする数多くの映画監督から支持される本作品。

西部劇の人気が低迷しはじめた頃の作品であるからこそ、エッセンスが詰め込まれている
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

3.0

アメリカ青春映画の代名詞

スターウォーズやインディジョーンズのイメージが強い自分にとってルーカスのこういった作風はとても新鮮だった。

まだ初々しさの感じられるハリソンフォードのさわやかな演技は必見
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.3

アメリカでの黒人差別をある程度知っていてブラックジョークが好きな人にはたまらない作品。

黒人が白人と協同し、いきすぎた白人に鉄槌をくだす話。史実としてあった差別を知っていればこそ理解ができる描写もあ
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.3

サイバーパンク感は抜群。

原作へのリスペクトを感じられる範囲でのオリジナルストーリーは一見に値する。スカヨハ演ずる少佐やバトーなど一部キャストの再現率も高い。

しかし熱心な原作ファンなら受け付けら
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.8

巷で有名な名刺バトルは本作のもの。

名刺の紙質やフォントでマウントを取り合うエリートビジネスマンのやり取りだけでも観る価値がある。
そもそもの作品としても脳が混乱するつくりになっているため観てて飽き
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

4.0

重い描写を吹き飛ばす名演技とアイダホの自然。

男娼をやっているリバーフェニックスと権力者の息子であるキアヌリーブスによる青春映画。ストリートでなんとかやっている若者たちから切り離せないドラッグや売春
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