よい國村隼とかわいい中川大志を満喫できるし、フィルム的な粒状感のある映像も味わい深かった。
所々不要にちょい役をカメラインさせる大人の対応? もあってうーんと思いつつ、トータルで満足感のあるパッケー>>続きを読む
この映画をある人に教えてもらうまで、ぼくはチリー・ゴンザレスという音楽家、名前でググると「天才」「稀代のエンテーテイナー」と枕のならぶ男のことを知らなかった。
その状況で本人が登場しているはずのこの>>続きを読む
関心を持つということが明確に意識的であることとするなら、そのほんの少し外にあってチラ見している世界、意識でフタをした世界を徹底的に映像として描かないこと(あるいは反転させること)でアウトラインを描き切>>続きを読む
『Ryuichi Sakamoto | Opus』からの流れで、DVD で久しぶりに。
リマスターしてテアトルさんで上映してくれないかな。最前列でこの映画のフレームに浸りたい。
映画『トニー滝谷』のメインテーマである "Solitude"、このシンプルで残酷なまでに美しい曲の一音一音を丁寧に重ねていく過程を目と耳とで感じれることの幸福と、この曲を弾き終えた時に彼が思う演奏が出>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ライカート作品は『ファースト・カウ』に続いて2本目。アマプラで鑑賞。
全体を通すと、我々の身の回りにあるような凡庸で致命的なことが進んでいくロードムービーの体で、監督のうまさが滲み出ていると感じたけ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
スクエアで切り取られた映像の、写真的というかフレームに映る島の構図と光景が美しく、特に、数回ある、パンでゆっくりぐるっと見渡す長尺のショットと、その着地点で落ちるべきところに落ちる感覚は、その場所で場>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
冒頭の映像と、ラストの映像、この静かな美しさとともに流れる宿命的で悲壮的な音がすばらしかった。うっとり。
タイトルが示しているのは「全ては神の御業ゆえ」ということかなと感じた。
巧の妻が写った写真>>続きを読む