Chunkieさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Chunkie

Chunkie

映画(628)
ドラマ(9)
アニメ(0)

サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

1.0

予告の時点で"フジテレビ映画"っぽさをものすごく感じていて、製作陣のクレジットを観てもさもありなん。ただ今の日本のテレビ局主導で出来るような作品ではないことは確か(逆にそういう気概があっても良いのだけ>>続きを読む

ばるぼら(2019年製作の映画)

3.5

 主演二人、特に二階堂がクサくはあるがキャラクターに合っているというとは思った、ただ気づいたら終わっていたという感じ。今の新宿ながらひと昔の匂いのする映画だとは思う。

 とくに終盤、そういう展開!?
>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

3.9

 何となく『MIU404』辺りから野木作品熱がキテるので、今作も押さえておきたくて。原作は未読。

 TBS制作の作品に最近多い気がするのだが、同じ原作者や脚本家の映画になると、その人の過去作の出演者
>>続きを読む

Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.5

 『市民ケーン』を観てからまた書きます。ひとまず良かったのは確か。

VIDEOPHOBIA(2019年製作の映画)

4.4

 戦慄、というものを久々にしたかもしれない。ここ最近観たラストシーンのなかで、これほど恐ろしいのは観たことがなかった。

 主演二人の名前もそうだが、廣田と芦那の顔、目、何より存在が目に脳裏に焼き付く
>>続きを読む

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

 物語、演出、演技、とにかくこの作品が本来やろうとしていることが全てに置いて上手く行っていない。空回っているのではなく、上手くない。

 アバンタイトルまでのごく数分、恋愛回りの予感を感じさせるところ
>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

 タイトルロゴが明らかに"The Villainess"の二番煎じだからスルーしていたが、配信スタートしたので鑑賞。これは快作。

 クライマックス直前のどんでん返しもなるほどと膝を打ち、スピード勝負
>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

 先に書いた『行き止まりの~』と同日鑑賞。それが結果良かった。

 こちらは一応フィクションということになっているが、ヒル自身の少年期の映画化という私小説的側面も持ち合わせ、スティーヴィー少年というキ
>>続きを読む

バックドラフト(1991年製作の映画)

2.9

 これがUSJのあれの元ネタか!!という所にテンション上がった。

 ただ、主演のボールドウィンがイケメン過ぎるのか、作品のトーンにあってないからか馬鹿っぽく見えてしまうシーンが多々あったのが残念。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

 多分2回目鑑賞以降に追記するとは思うけど、作品のアウトラインは理解できたと思う。

 僕はこの作品、嫌いではないが同時にノーランのスカしたナード感に座席で身悶えてしまったのも事実な訳で.....。ス
>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.7

 勝手にスケボー映画二本立てをした内の一本。

 スケート仲間の3人が全員DVサバイバーというのが全編に影を落とす。パートナー間のトラブル、仕事や親の再婚、貧困。少年たちはスケボーしながら酒飲んでCH
>>続きを読む

海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

-

 大林映画、能動的に観たのは2本目。これは映画館で観なくてはという思いに押され、駆け込みで。

 遺作ながら、凄まじいエネルギーと自意識と、ありとあらゆるものが出てきては抜けていく。このカオティックさ
>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.4

 「ニコイチのガリ勉コンビが、卒業前日にパーティではっちゃける!」的なありそうなUS青春コメディの進化系として、まず申し分ない出来。クラスメイトの進路を聞いた時のモリーの"WTF!?"な表情がまた最高>>続きを読む

ジェクシー! スマホを変えただけなのに(2019年製作の映画)

3.0

 設定が面白かったので、もう少し突き詰めてみて、デジタル社会の恐怖と笑いを描いて欲しかった。そうしたらサブタイトルの元ネタ越えは感じれたかもしれない。

 主人公の陰キャ像が少し古い気もしたのが傷だけ
>>続きを読む

思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

3.5

 タイトルとキャッチコピーがすべてを表していた。単純な少女漫画原作と見くびってた

 あと、福本莉子めちゃくちゃ可愛いなと思った。

殺し屋1(2001年製作の映画)

2.0

 Supがssで今作の劇中写真がデザインされたTシャツを出していて、購入したのがきっかけで鑑賞。

 内容を全く知らなかったので、浅野がイチじゃないのかというのがまずファーストインプレッション。演じる
>>続きを読む

暗数殺人(2018年製作の映画)

3.5

 たしか劇場再開後の初鑑賞作だったはず。

 内容的に『凶悪』を連想したのだが、何せジフン演じるテオが狡猾で悪辣。刑事役のユンソクを手玉に取り、人を食ったような卑近さに、芝居と分かりつつ舌打ちした。
>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

 『透明人間』と題された映画を観たのは本作が初めてだったのだが、この古典的なタイトルでここまで面白いものが出来るのか.....。

 冒頭30秒から静かに始まる逃走劇。セシリアが語り、エイドリアンがラ
>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

4.0

 映画の日の台風の目。図書館をホームレスが占拠するというのが実話なのが面白い。

 TVクルーの、特に女性リポーターの描きかたはなんとかなんなかったのかと思う。だがエステヴェスの真顔かしかめっ面なのに
>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.5

 これもNETFLIX製ポップコーンムーヴィーだなという感じでしたね。はい。

 出てくるだけで役割がはっきりしているイジョフォーと相変わらず嫌な奴が上手いメリング。そしてセロンの相変わらずの体技が凄
>>続きを読む

ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.5

 クソな父親と天才子役という設定の元、ラブーフが映画内で成し遂げたデトックス。それに尽きる。

 子役と少女とのギリギリな演出は色々とハラハラさせられたのもあるが、ラブーフは嫌いになれない役者でもある
>>続きを読む

ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.8

 本国版(?)ポスターの圧倒的なしょうもなさが俄然期待させたのだけど、本当に言語化するのが馬鹿馬鹿しく最低故の面白さが引き立っていた。

 序盤で大方想像がつく死因も、中盤「はぁっ!?」というさらなる
>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 "プレイリスト・ムービー"という触れ込みで、予告をチェックしていなかったのもあるが、最近のユース向け映画のような内容かと邪推していたが舐めきっていたのかもしれない。

 近年の犯罪加害者家族を描いた
>>続きを読む

劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス(2020年製作の映画)

3.5

 いわゆる“ニュージェネ”を観始めたのがタイガからなので、世の動きもありながらこうして劇場版を観られていることがまずもって嬉しい。

 案外呆気なく終わってしまったTV版最終回。これが実質本当の大団円
>>続きを読む

性の劇薬(2020年製作の映画)

3.6

 ちゃんと城定作品を観るのが初めてになってしまった。これまではあくまで異性愛のピンクを中心に撮ってきていた印象だったので、BL原作を手がけるのは少し意外だった。

 城定作品でSMというと『私の奴隷に
>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.5

 ディケンズによるバキバキなカッティングセンスと名優たちの生き生きした演技。そしてライトのストーリーテリングが見事なマリアージュを起こしている。

 特に***スリラーだと明らかになる後半~クライマッ
>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.7

 恥ずかしながら初見、かつ主演女優を某バーガー店でしか知らなかったので、スミスが出てることにもまず驚いた。

 一見シリアスっぽくもなりかねない導入部が、舞台を教会、かつゴールドバーグの芝居でユーモラ
>>続きを読む

すずしい木陰(2019年製作の映画)

3.5

 久しぶりに映画館で寝た。ただ、それが許されているかのように、不思議と罪悪感や後悔はなかった。

 実質本編を観たのは15分程度だったように思う(もっと短い?)。次はストーリーを追って観てみたい。

映画 刀剣乱舞-継承-(2019年製作の映画)

3.9

 フォロワーが勧めまくっていたので。奇しくもステージアラウンド版『髑髏城の七人』とキャストが被りまくりで(特に下弦の月)、信長がキーとなった作品ということで、そういう意味でも大いに期待しての鑑賞。>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.5

 録画で。

 悪くなかった。時々モヤるVFX使いとかもあったが、クライマックスのアクションは素直に観れた。演出不要のTAK∴(ex.坂口拓)のアクションと山崎の師弟対決も良かった。

 ただ、山﨑賢
>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.8

 正直、去年か一昨年観たときは「みんな騒ぎすぎじゃない?」と思っていた。

 今日観た感じでいうと、(IMAX効果かもしれないが)わりと良かった。

ザ・ブック・オブ・ヘンリー(2017年製作の映画)

3.8

 トレボロウが某シリーズを降板になった原因と噂される一作。ずっと観たかった。

 母親がまさかの方法で悲劇を乗り越えていく様が、なんとも言いがたい。丸く収まった風だが、それで良かったんかという気もある
>>続きを読む

関ヶ原(2017年製作の映画)

3.5

 原田眞人感しかない語りや割。最近、この人岡本喜八すごい好きだろうなと思う(よくも悪くも)。

 少しドライな合戦シーンは今までの時代劇で一番納得できたかもしれない。

アンドロメダ…(1971年製作の映画)

3.7

 まさかのウイルス(厳密には宇宙生物)ものというこれまたタイムリーな一作。割と楽しんだ。

 冷戦も絡んでくるし、問題提起の仕方にしていかにも時代を感じさせる。

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

ヤクルトの自販機シーンが辛かった。

カースト低かったり、"脇役"ポジションの人物がステージでスポットライト当たるシーンっていいよね。泣いた(心の中で)。