エクゼピアさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)(2005年製作の映画)

4.1

劇場版名探偵コナン9作目

舞台は豪華客船。
前作映画の飛行機から一転して海の上で繰り広げられる閉塞感のあるサスペンス。
どんでん返しも中々に衝撃。
更に『タイタニック』を彷彿とさせる船の沈没、パニッ
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名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)(2004年製作の映画)

3.8

劇場版名探偵コナン8作目

同3作目『~世紀末の魔術師』以来久々のキッド映画。
前半は舞台劇場、後半は飛行機内の2部構成のような展開。
今や味方に近しい存在になったキッドのミステリアス性がこの頃にはま
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名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(2003年製作の映画)

4.4

劇場版名探偵コナン7作目
鍵を握るのは平次の初恋の記憶....!?

舞台は京都、全体的に"和"の雰囲気が強めの一作。
源義経と関連のある人物が仮面の男に立て続けに殺害される事件に対し、服部平次とコナ
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名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

4.2

劇場版名探偵コナン4作目

初期の映画シリーズで評価の特に高い印象。
凶弾に倒れる佐藤刑事とショックで記憶を失ってしまう蘭。募る警察内部への不信感と、記憶喪失で弱体化し命を狙われ続ける蘭。作品の雰囲気
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名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

4.0

劇場版名探偵コナン2作目

トランプの数字に関わる名前を持つ人物が尽く狙われる凶悪な事件が発生し、魔の手はコナン達の身近な人にまで...
あくまで映画版なので主要キャラは死なないと分かりつつも、とある
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.9

劇場版名探偵コナン最新作。
今回の舞台は北海道・函館。五稜郭や街の風景が綺麗で華がありました。歴史ミステリーになぞらえた展開も最近のコナン映画では新鮮。
今回は人気キャラのキッドと平次にスポットライト
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20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009年製作の映画)

4.3

『20世紀少年』実写三部作の最終章

遂に明らかになる"ともだち"の正体。
そして帰ってくる"あの男"..!!

世界規模のスケールになりながらも、バックグラウンドにあるのは一貫して昭和の少年時代の記
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20世紀少年<第2章> 最後の希望(2008年製作の映画)

4.2

実写映画シリーズ『20世紀少年』二作目。

一作目、衝撃のラストより15年後が舞台、一変した世界にてケンヂ(演:唐沢寿明)の姪・カンナ(演:平愛梨)が主人公に。
テロリストの濡れ衣を着せられ生死不明、
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20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年製作の映画)

4.0

なんといってもメインテーマのT・レックス『20th Century Boy』

浦沢直樹氏の有名SF漫画の三部作実写化映画一作目。
公開当時、豪華キャストとスケール感、プロモーションにおいて相当なビッ
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映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)

3.6

ドラマ作品の映画完結編。
娘の半グレ彼氏を娘を守るために殺害してしまい、それを隠し通した父親が再びその事実に向き合い、最凶の半グレ集団に立ち向かう。
バイオレンス描写は結構強め。
敵のリーダー格を演じ
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ドラゴンボールZ 神と神(2013年製作の映画)

3.4

最強と最強の激突。
頭を軽くして楽しめる作品も良いものです。
破壊神ビルスの強さはまさしく圧倒的ですが、だからこそ際立つ悟空の強さ、頼もしさが際立っていました。

ベジータのキャラ崩壊には笑いました。
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.5

鑑賞前、主人公らしき少年の名前がAKIRAだと勘違いしていました(あるあるでしょうか?笑)

1988年公開とはとても思えないような時代の遥か先を行くような驚異的な映像。
怪しさ溢れる近未来の大都市を
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.3

原作未読で敢えて前情報ほぼ入れず鑑賞。
滅亡と隣り合わせの世界、それが日常となり普通に日常を送っているこの世界の住人たち。この掴みどころのない独特な世界観と、個性豊かなキャラクターたちが癖になります。
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

世界一のジャズプレイヤーを目指して。
ジャズにかける青年たちの熱い思い、友情に強く引き込まれました。

主人公、宮本大の世界一を目指す曇りのない心意気。
それが奏でる音に乗りド直球に突き刺さってきます
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.9

クリストファー・ノーラン監督×クリスチャン・ベイル主演、『ダークナイト』トリロジー最終章。
前作『ダークナイト』の結末によって生まれた仮初の平和がやがて崩壊する中で、
満身創痍になりながらも這い上がり
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

後戻りはできない。その天才的な頭脳から原爆を生み出したオッペンハイマーの成功と苦悩。圧巻の映像で覗く天才の脳内。破滅的ながら鮮やかなイメージはさながら最高峰のSF映画(最も恐ろしいのは本作がノンフィク>>続きを読む

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.1

偶然配信で見つけた面白そうなSF作品。
印象としてはタイムトラベルを活用して世界を救う王道のSFかと思いきや、、
1970年のとあるバーにてバーテンダーと訳アリの青年の会話にそこそこの時間が費やされ、
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ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ(2009年製作の映画)

3.7

騙し騙されのダークな心理ゲームを描いたドラマ『ライアーゲーム』の映画完結編。

戸田恵梨香と松田翔太のコンビがピッタリ。
登場人物が裏切る際に豹変する際の演技が強烈。信じるか信じないかの狭間で揺れ動く
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インシテミル 7日間のデス・ゲーム(2010年製作の映画)

3.2

藤原竜也に綾瀬はるかに石原さとみに...
超豪華キャストのデスゲーム系映画。

謎の高額アルバイトとして集められた訳アリの人間たち。ある条件下で長時間の監視に耐える事が出来れば、巨額の報酬を手にできる
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カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

3.8

有名漫画の実写化。
心理ゲーム系の主人公を演じさせれば右に出る者はいない藤原竜也、流石の安定感。
命を懸けた(賭けた)ギリギリ状態の心理戦。
クライマックス、香川照之とのカードゲームの大勝負は思わず息
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黒い家(1999年製作の映画)

3.9

大竹しのぶ、怖すぎる。。

役者の演技、恐怖や不快感を煽る凝った演出が極まっており、まさに身の毛もよだつような映画でした。
露骨なホラー描写というより、些細な違和感や日常の延長線上にギリギリ有り得そう
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GANTZ: PERFECT ANSWER(2011年製作の映画)

3.5

前作での悲劇を乗り越え、GANTZに強いられる戦いにも希望が見えはじめた矢先、不可解な出来事が重なり、その矛先は主人公・玄野の恋人にまで。。
終わらない戦いの答えとは...
映画GANTZ後編かつ完結
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GANTZ(2010年製作の映画)

3.5

謎の黒い玉"GANTZ"に呼び寄せられた死んだはずの人間たち。彼らがGANTZの意思により"星人"と呼ばれる敵と闘うが...

原作未読。GANTZに呼び寄せられる無機質な空間の部屋や不気味な星人たち
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L change the WorLd(2008年製作の映画)

3.3

キラの好敵手・Lを主役とした映画デスノートのスピンオフ作品。
松山ケンイチのLのハマり具合は流石の域で今作も凄まじいですが、作品としての盛り上がりや華には欠けた印象で、やはりキラとの攻防戦があってこそ
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リアル鬼ごっこ(2007年製作の映画)

3.1

とある王の治める国にて、
全国の"佐藤さん"が何とも理不尽な理由で捕獲、抹殺されてしまう事態に。
主人公の佐藤翼が追っ手から命懸けで逃走するデスゲーム。
当時流行っていた記憶のある小説の実写映画。設定
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告白(2010年製作の映画)

3.7

娘を殺された教師の衝撃の告白から始まる復讐サスペンス。

大切な存在を失った事で人としての何かが
欠け、静けさの中に強い復讐心を秘めた教師の森口悠子。
松たか子の怪演が光っていました。
人の残酷さ、追
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呪怨2(2003年製作の映画)

3.5

前作にも増して呪い暴れまわる伽椰子と俊雄親子。
誰も助からない負の連鎖。油断していたら"来る"。
もはや伽椰子はモンスター級のインパクトでした。

(#613/過去鑑賞)

呪怨(2002年製作の映画)

3.7

俊雄くんと伽椰子さん。
あの声が耳から離れない。
何から何まで不気味すぎる、ジャパニーズホラー映画。
この日本特有のじとじとしたイヤーな質感が尚更(ホラー映画として良い意味での)不快感を誘います。
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着信アリ(2004年製作の映画)

3.4

ジャパニーズホラー作品の一角。
今思うとガラケー、着メロという題材に時代を感じたり。。

(#611/過去鑑賞)

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.0

天才と天才の対決。
ドラマシリーズのような軽快な謎解きはなく、重く深い人間ドラマに重点を置いた映画版。

天才物理学者・湯川が認める天才・石神。
警察もお手上げの完全犯罪を犯した彼を、疑い、友情の中で
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アーサーとミニモイの不思議な国(2006年製作の映画)

3.6

当時の天才子役フレディ・ハイモア主演でリュック・ベッソン監督の手がけたファンタジー作品。

少年が小さな種族、"ミニモイ"の世界へ...!!
実写映像とCGアニメーションが融合し、
現実からファンタジ
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.2

家の中で人間の目を掻い潜りながら、物を"借りて"暮らす小人という存在。人間の少年・翔と小人の少女・アリエッティのひと夏の出会い。

この作品は小人目線での映像が楽しい。
小人からすると、人間も動物も巨
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

3.4

宮崎吾朗監督による有名小説を原作としたファンタジーアニメ映画。
決して評価の高い作品ではありませんが、
主人公一行が訪れた街の退廃した空気感など、ダークな雰囲気は結構好きな部類の世界観。
ヒロイン、テ
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

個人的には隠れたジブリの名作。

同年代で同系統?の『耳をすませば』と比べると、キラキラ感は少なく、
思春期の際どさや危うさ、苛立ちにも焦点が当たり、リアリティを感じました。

(年代的にそう感じる部
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.1

一つ一つの瞬間がかけがえない、
"あの頃"の輝きをいっぱいに詰め込んだ青春アニメ映画。

ありふれた場所でありふれた日常を過ごす日々。
幸福な瞬間も、落ち込む瞬間もある。
それでも将来、夢のために歩ん
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.6

2013年公開、当時は宮崎駿監督の引退作かと思われたジブリ映画。

関東大震災から戦争まで...
激動の時代を生きた人たちの夢と儚さ。
かつての日本の美しさと生き方について堀越二郎を通じて宮崎監督が語
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