azuさんの映画レビュー・感想・評価

azu

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94歳のゲイ(2024年製作の映画)

4.0

孤独に生きてきた人生を想像するだけで胸が痛い。薔薇族が救いだった、という言葉が印象的。自分と同じ人がいる事実がどれだけ救いだったか。それでも出会わず、銭湯にも行かずで過ごしていたのか、それを選んできた>>続きを読む

フォーカス(2015年製作の映画)

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内容は薄めだけどスマートなクライム映画だから見てて楽しい

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.5

パクソダムのカーアクション、かっこよすぎる。スピード感もあって◎
パクソダムの悲壮感と孤独感の演技がだいすき〜

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.5

人喰いという存在しない人々をマイノリティとする世界を描くことで、世のマイノリティの生きづらさや息苦しさを巧みに繊細に描き出されているなと

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.0

頑張る女の子はかっこいい!
底なしに元気になれるチアアップムービー🎀

(2017年製作の映画)

3.0

山田孝之の何気ない演技、何気ない日常の会話の演技の凄さが光る…!細かい…!

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.8

“Sir”としか呼べない、呼んではいけない身分の差に翻弄される主人公たち。身分違いの恋をロマンスとして描かず、現実的に脆く、力強く描いているのが好印象。

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

散りばめられる青が綺麗。2人の物語を青色で彩ってるみたいだった。愛はときに身勝手でわがままで、思い通りに操れないのだなと思った。

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

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破天荒で皮肉だらけで、都合の悪いことばかり起きる。もはや愉快。
経済格差、ジェンダー、世の中に対するあらゆる風刺を詰め込んだカオスさが面白い。

スクエアは私には難しかったけど、この作品は楽しんで見れ
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

3.8

目を背ければ、それなりの幸せを手に入れることだってできた。本当は心底こわい、でもどうしてもこのままじゃいけない気がした。「私たちだって幸せになっていい」と声高に叫ぶ彼らの姿はとても美しくて、温かかった>>続きを読む

ロイヤル・トリートメント(2022年製作の映画)

3.0

お手本みたいなラブコメ!
最近のネトフリっぽいキャスティング。
主人公の女の子がザ・主人公で見ていて良い意味で気楽〜
軽い気持ちで観れる映画もたまには良い、アラジンが全然脳内をよぎる

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

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超大雑把に要約すると、ロードムービーだね、なんて言いながら世界観を楽しみました、マッドマックス。
フェミニスト界隈で割と話題にあがる作品、シスターフッドが描かれてたり、あとは強い女の要素とか、戦う性=
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.8

映像と音楽がよい。あまり世界観には入り込めなかったけど、社会風刺的な部分もあって楽しめた。しのぶくんのキャラクターが好きだった。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

パニックドタバタ映画!スリリングでアトラクションに乗ってるみたいな感覚で観れる!夏休みにぴったりだ〜

中国・日本 わたしの国(2013年製作の映画)

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誰が悪人で善人かは分からないけど、見知らぬ土地ですべてを捨てて生きるなんていうドラマみたいな人生って、現実は本当に本当に大変なことなんだなと。

妻への家路(2014年製作の映画)

3.8

コン・リーってこんな役ができるのか……と彼女の演技力に脱帽。文革で20年も離れ離れになった夫婦、夫の帰りを待つも記憶を無くした妻、記憶をなくした妻の大切な人にまたなろうと寄り添う夫、登場人物の少なさが>>続きを読む

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

3.5

2年前に見て、35mmフィルム最終上映と聞いてもう一度。
文革あたりの中国文化が散りばめられているし、文革の激しさとか人の狂いとか、時代背景を考えるとよく撮ったなと思う。コン・リーは気の強い女がとても
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子供たちの王様(1987年製作の映画)

3.0

文革に翻弄された若者が先生になり、”老师”と呼ばれ、戸惑いながらも素直な生徒たちと学ぶ姿、原作の雰囲気が良く反映されているなぁと思う。チェンカイコーの撮る風景、不思議だけど温かい

みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

3.0

旭日昇天、雲外蒼天の人相をもった2人の少女が江戸を生きる。
事あるごとに降る雨の描写や、節々から読み取れる江戸の町人文化。吊るし亀や金魚売りが印象的。
「食は人の天なり」「料理は料理人の器量次第」「道
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ハート・ショット(2022年製作の映画)

3.5

かなり好きだった!

余計な要素を削いで、必要最低限な展開、シンプルかと思いきや、短編だからこそ一つ一つのセリフ、描写に意味が付与されている。
キャストの絶妙な表情の変化が違いがよかった。締め方もあれ
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

2.8

最後まで犯罪者はダメだ、の良心が残ってるところがすごい。
バーレスクみたいな雰囲気の序盤が最高。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

最高にイケてた、みんな。
大学に入ってダサくならないでね!

こういうウィットに富んだ会話劇、コメディ、ティーンもの、共感性羞恥にやられそうなの、本当に上手!

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

名作が名作たる所以を感じた。
子どもなのになんでそんなに分かるんだよ、、と脱帽でした。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

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子を捨てるのはいつも母親で、父親じゃない。
子どもの幸せを願うから、私のようになってほしくないから、捨てた。
言葉を話さず泣くことしかできない赤ちゃんの気持ちは誰も分からない、どの善意が本当の善意か、
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セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011年製作の映画)

3.7

野蛮とは誰にとっての何か?を考えさせられる。
“文明に屈するのなら、我々セデックの誇りを見せてやる”みたいなセリフが印象的。
原住民族の伝統と誇り、継承することへの想いをきっちり描いていて良かった。日
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.8

高校生ぶり、たぶん3年以上ぶりに観たら刺さるところが多すぎて最高だった。文化的アイデンティティに悩まされる主人公、何がかっこいいって自律していて賢くて、それでいて彼にはちゃんと弱音を吐けて可愛げもある>>続きを読む

海角七号/君想う、国境の南(2008年製作の映画)

2.5

クスッと笑える場面多くて、そういう話??と思いきや、街を復興させたい町議長と音楽で成功できず地元に戻った男、台湾でモデルをしたい日本人、新商品のお酒を売りたい男、などなど登場人物いっぱいでなんならカオ>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

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女として生きることの息苦しさ、女であれと期待する周囲の環境、可哀想だと同情するも味方ではない社会、男女平等とは机上の空論なのか、夢見ているだけなのかと虚しくなる。女性の弱者性について考えさせられる作品>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

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ラストのシーンを見て、はぁ、私はこのラストを見るためにここまで見たのかと思った。詩的なセリフが似合うティミー好き。

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

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アガサクリスティ、沢山考えながら見られるから好き。
衣装が鮮やかで見応えある。
最初の掴みも印象的。

声もなく(2020年製作の映画)

4.5

声もなく、感情もないに等しい青年が1人の少女と出会い、守りたい存在を見つけたとき、初めての感情に揺さぶられ悩みもがく姿が印象的。質量感がありつつも穏やかな時間の流れ、深みのある作品だったな。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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最初はウェスアンダーソンの世界に迷い込んだ気分だったのだけど、気づいた頃には、この世界観に引き込まれていて、自分も本当にフレンチ・ディスパッチを読み進めている感覚。
クセになる世界観。脱帽。

355(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

女スパイものは本当に心躍る!
女の武器を最大限に使って闘う姿のかっこよさたるや……
王道アクションやっぱり観ていて楽しいなぁ🔫

扉開いた瞬間転がり込んできた爆弾を蹴り返したシーンが痺れた、、何そのこ
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

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ラストに流れる憎たらしいほどに軽快な音楽は、グッチ家終焉のその皮肉さを高々と謳っているようだった。