暴力的な場面があるから暴力的というんじゃなくて、そもそも映画自体が暴力になってる感じ。この「非洗練」感は現代の映画では見たことない。
再見。悲しい映画見たくて見たけど、これもほんともうどうしようもないな…。半分しか書けなかった自分の名前。
再見。初見時は全く分からず。『白痴』読んでもっかい見ても分からんです。ファーストカット好き。
今のとこタルコフスキーで一番良かったかも。第二部から画面が分かりやすく派手になって楽しい。
共産圏の建築か〜と思ってたら全然日本の高速道路だった。あとめちゃくちゃ無職っぽいグレーのスウェット着てるのに全然宇宙飛行士なんよな。
曠大で空虚な丘の向こうから男がやってくる、それに視線をやる人妻は貧相な木で出来た柵に座っている、この対比があって、男が長い距離を歩いた末に人妻の隣に腰かけようとすると、柵は重みに耐えられず折れてしまう>>続きを読む
娯楽映画のアバンタイトルを何よりも楽しみにしている者にとっては、このくらい定番のシリーズだったらもうこれくらいのコッテリさ加減で堂々とキメキメにオープニングクレジットに入ってもらう方が、むしろ誰にとっ>>続きを読む
ケイコの日記を終盤頁まで読んできた(と思われる)仙道敦子の声、それはケイコが書いているときの感情を反映させたような読み方とは全然異なる、「他者の書いたものを声に出して読む」ときの自然さ、長いこと読み続>>続きを読む
スピードえぐいなあ。序盤の車内でメルビンとヒューズの顔を交互に写していくシンプルな編集をしていたけど、人間のコミュニケーションのああいう簡素な提示の仕方にグッとくる、中盤のテレビ番組の場面でステージで>>続きを読む
こんなに全編風呂の映画初めて。しかも女風呂なので全く未知の世界、というそれだけで面白い。湯気でホカホカになりながらまあまあ深刻な話するのもおもろい。ジョセフ・ロージーの晩年の作品は『鱒』もそうだが戸惑>>続きを読む
ささやくようなモノローグの使い方、オープニングの雰囲気とかもちょっとアルトマンの『イメージズ』っぽい…?と思って改めて調べると全然こっちの方が先に作られてる!!
うーん、単調…。マイケル・ベイの知覚スピードまでアップデート(なのか?)するのだいぶ難しそう。
主人公が「死ぬのなんて怖くありません!」と言ってしまう、そこが面白くない。
囚人の跳躍を真俯瞰で撮影することで一切の跳躍力を消し去り「変な動きをしている男」にしか見えなくさせている。
再見。初見時より面白かった。銃と珍棒のウルトラ暴力映画!なのに終始あっけらかんとして白昼夢のような。ラスト、イーストウッドが蜃気楼に消えていくときになって初めて「現実感」を帯びて痺れる。
『私、君、彼、彼女』系のやつ。うーん、人物が出てきてセリフ喋り出すと面白くないけど、風景だけのカットはかっこいい、あと横移動は全部良い。
再見。めちゃくちゃ面白い。JKコスをした妻が寝室に現れるときのヴィゴ・モーテンセンの顔の、それこそ10代に若返ったような感じ、とりわけ目の輝き方が妙に引っかかっていたのだが、後半で過去の亡霊としてのギ>>続きを読む
再見。めちゃくちゃ面白い。他者への不安と愛の映画。終盤の思わぬ展開と祝福も素晴らしいが、ラストシーンの妻の未来回想とも言うべきセリフが強烈な余韻。猿がモノホンじゃなく着ぐるみってところが肝心。
「注文に応じてつくられる映画においてはまさに、映画作家の名に値する映画作家には、淫らなやり方で自分の秘密を明かす権利があるのだ。」(「ハリウッドかさもなければ死かーーフランク・タシュリン『底抜けコンビ>>続きを読む
見られることで初めて存在するのだとして、その見られること、視線を受けることが、すぐにそのまま死へも繋がってしまう。
「なにか起こったのか、なにか変わったのか? いや、答えは否だ、わたしはけっして生>>続きを読む
ロッセリーニ、ゴダールのみ。
ロッセリーニ★3.5
中年男性の醜態が見ていられないけど面白い。スクリーンに接吻しそうになるところは奇しくもロッセリーニが上演した戯曲のゴダールによる同年の映画化『カラ>>続きを読む
ゴダールのみ。オムニバス参加のゴダール短篇だったら一番いいかもしれない。未来の娼婦は行為と言葉の分業化が進んだ結果、する物は話せず、話す者はできない。話しながらするためにはどうすれば……みたいなところ>>続きを読む
ゴダール、シャブロルのみ。どちらもラストのラストでいかにウィットに富んだ締めくくりを見せるか合戦みたいなとこある。
ゴダール★3.0
シャブロル★3.5
吉増剛造、不織布マスクを真四角平面のまま使って顎は隠さないオーソドックス高齢者スタイルだった。
ゴダール、アルトマンのみ。
ゴダール ★3.5
「ウィ」「ノン」を互いに大声で言う女の池の鯉のような首の角度。
アルトマン ★2.5
退廃的で汚らしいのがちょっと…。
ヘルツォーク ★1.0
やる気なさすぎる!
リンチ ★2.0
長い…。インディアン見たフランス人のビビり方は良かった。
ワイダ ★3.5
『収容所のプルースト』のジョゼフ・チャプスキのドキュメンタ>>続きを読む
ラストシーンは★5!!それ以外は正直言って退屈!!
ブルジョワ青年が海軍に入隊して船長の娘に恋する話だが、主役に魅力がなくて基本的にずっと退屈。ただラストシーンだけは本当に可愛らしくて素晴らしいものだ>>続きを読む
再見。何となくマディソンダンスやルーブル美術館ダッシュの可愛らしさだけで記憶してたけど、今見ると実はまあまあ陰鬱な犯罪映画。
アンナ・カリーナがずっと怯えたような表情をしているのがどこか気になる。
ブ>>続きを読む
再見。めちゃくちゃ面白い。「そのとおり、俺は海の上に浮かぶでっかいクエスチョンマーク」。
ベルモンドが遠くの海に見えるアンナ・カリーナの裏切った姿を見たあと、追いかけようとして別のヨットに飛び乗るとき>>続きを読む
「主体が客体とみなされているような映画、タクシーでの追跡場面と民族学的なインタビューが交互につづくような映画、人生についてのスペクタクルと人生の分析がついにはひとつに溶けあうような映画」(『ゴダール全>>続きを読む
再見。画面がちょっと歪んでるように見える箇所があるのは『女は女である』でも感じたことだが、単にシネマスコープというのではなくて厳密にはフランスコープという規格らしく(多分?)、それと関係があるのかもし>>続きを読む