無差別イイネは咒殺さんの映画レビュー・感想・評価

無差別イイネは咒殺

無差別イイネは咒殺

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成功したオタク(2021年製作の映画)

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若い女性を中心にそこそこの入りで、上映中は笑い声も上がる程とにかくユーモアに溢れている。監督がとにかく面白い。성덕は、推しに認知されるなど成功したオタクを指すスラング。シネマリン、再会長江の上映絡みか>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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娯楽映画としてウルトラミラクルゴールデン面白かった!ラストまで全てがパーフェクトでビビる。
そしてコンプソンズの金子鈴幸・ぬいぐるみ〜の金子由里奈、兄妹そろって才人だなーと思ったら金子修介の子供たちだ
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

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時間軸を大胆にバラして時間の迷路のようにする構成も面白いのだが、やはりノーラン映画はセリフが冴えてる。コッブの挑発的で鋭い言葉や、虚を衝いて煙に巻くような女のセリフがいちいちカッコいい。オッペンハイマ>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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前半コンディション悪く久しぶりにうとうとしてしまったのだが、決定的なシーンで流石に目が覚めた。凄まじい演技の応酬、そしてじっくり見せる間。明るすぎない照明と、これが映画かと思い知らされる。体調万全な時>>続きを読む

戦雲 いくさふむ(2024年製作の映画)

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米軍でなく自衛隊による沖縄の要塞化。説明会での自衛官と地元住民のある種信頼感ある会話や、おばあの抗議を聞く自衛官の姿が印象的。公害の賠責訴訟の映画でも思うのだが、トップが強引に推し進めた事を最前線の人>>続きを読む

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

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inジャック&ベティ。
前作もREVOLUTION+1も本作にも言いたい事は山ほどあるが、インディーズ映画とミニシアターがこれから盛り上がってくる!という時代の話に、そりゃ胸が熱くなってしまう。
そし
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地球を守れ!(2003年製作の映画)

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ヨルゴス・ランティモスがまさかのリメイク決定で話題の『地球を守れ!』、随分前に買ったっきりのDVDを開ける。
エイリアンから地球を守るため、人をさらって凄惨な拷問をするヤバい人の話...何だけど、マジ
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

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初日川崎。
平均年齢40代以上、くたびれたスーツか黒キャップのオッサン二択という気合い入った客席に痺れる。
着席率45%くらいでそこそこの入り。
全員暗い顔してて、上映前から若干重い空気で最高。
プロ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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初日。川崎IMAX、客入りは80%弱くらい。
原爆をどこに落とすかの会議でのトルーマンの言葉が酷すぎて絶句。

π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

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美しい仕上がりで感動。そして今見ても全く色褪せない傑作。17にこの作品を見てとにかく衝撃を受けた。憂鬱なモノローグ、音楽と映像の融合。トレスポとコインの表裏。
思えば子供の頃、ビデオ屋の棚に陳列されて
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

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久しぶりに見た。イーライ・ロスなのでやはり手堅い作りだ。
ただ、食人族があれだけ素晴らしいオープニングなのに対して、ほぼ同じ映像なのにこんなやる気なくていいのかと思ってしまった。
クレジットのために延
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キック・ミー 怒りのカンザス(2023年製作の映画)

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初日に駆けつける。
殺風景と言うのも贅沢なくらいに撮れ高に乏しい街の風景が良い。
平然とサブマシンガンを携帯する西部劇状態の治安の良さに、人糞ドラッグという名産品、街をふらつくのは3本足の犬たち。
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関心領域(2023年製作の映画)

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先行上映
めちゃくちゃ良かった

映画でしか表現できない、まさに映画。スマホで寝ながら見るとか、家で配信で見るとかじゃなくて、劇場で見ることに意味がある。それは音の作り込みの凄さ、そして劇場にある種閉
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バチアタリ暴力人間(2010年製作の映画)

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久しぶりに見たが終始面白すぎる。
世界中のフェイクドキュメンタリーでのある種の到達点であり、白石晃士史上最も好きな一作。
アウトなところは上げたらキリがないのだが、作り手も、見る側も、みんなバチアタリ
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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

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驚くほどに良くできた短編。
氏の要素が少し濃縮された、本編の一部と聞いても遜色ない堂々たる一作。
あの優しそうなお父さんがどんどん追い詰められるのが本当に辛いのだが、あまりの出来事にどこか笑ってしまう
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

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タランティーノの最高傑作にして我が生涯のオールタイムベスト。
一瞬たりとも退屈させず、不要なキャラクターが1人もいない。
映画はまず第一に脚本、でもやっぱり演出も、ドイツもこいつも胡散臭い顔も、ねちっ
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ありふれた事件(1992年製作の映画)

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白石晃士が多大なる影響を受けた一作。
今見るとリアリティラインが微妙だし、バイオレンスシーンがチープだったりするのだが、92年当時にこの手法を発明したのがまず凄い。

何の面白味もない殺風景な街で、屋
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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いい映画は、見た時からしみじみ良い映画と感じるか、見た後から余韻がジワジワくるやつの2パターンがあるけど、個人的には後者だった。

見てて自然と頭や足が動いてしまう。スタンディングで自由に踊っていいよ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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観客を不快にさせる、ある仕掛けが、映画としてギリギリのことをやっている。
エンタメとして消費される鬱へのアンサーでもあるのか、そのガチさが作り手と観客のバトルを産んでいるのが楽しい。
お前らこれ喰らえ
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

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脱北に際してブローカーを頼る訳だが、若い女性は売春宿か地方の独身に売られてしまうという事に何より驚く。
しかも韓国国境は地雷だらけで、脱北するにも中国からベトナム、ラオスと社会主義国家を何ヵ国も抜けな
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

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紛争地帯に傭兵が乗り込むという展開、結構粗挽きなCGと、そういえばすっかり最近見なくなった懐かしい映画だった。
このシリーズは今思えば、かつて自分が活躍するも廃れたジャンル映画を批評的な視点も込みで作
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愛のコリーダ 修復版(1976年製作の映画)

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シネマリンで愛のコリーダ。
モザイクをかけ続けられる限り政治的主張になるという発想も凄いが、ここまで延々と性行為を見せつけられると地獄。
食毛(誤字でない)等、生理的にシンドい生々しすぎる性描写が続く
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

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ブロムカンプの職人仕事という感じで良くできていた。
第9地区以降いまいち突き抜けない感があったが、他の人の脚本で非SF、しかも実話モノという企画は良かった。
が、なんか物足りなくて、やはりディストピア
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IZO 以蔵(2004年製作の映画)

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三池崇史『IZO 以蔵』勝手に20周年祭り!
年末のガキ使並みに豪華キャストが次々出てくる、改めて見ても信じられないめちゃくちゃな映画。
何がどうしたらこんな企画がこの予算で通るのか。
ひたすら観念的
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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新年ジャック&ベティで『枯れ葉』
なんとほぼ満席!100人近く入っていたのでは?
本編80分程度で内容もサクッとした軽喜劇、外の寒さでうとうとするという贅沢なお正月。
この手軽さはB級アクションやホラ
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ヤジと民主主義 劇場拡大版(2023年製作の映画)

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原告2人がとにかく魅力的で、市井の一般市民対日本という法廷モノとしてもシカゴ7裁判みたいで面白い。
そしてまさかの結末に茫然。
ヤジを取り押さえられる映像の迫力も凄まじい。
いつも思うが、民主主義の最
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

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劇場版SPY×FAMILY見た。
上映中、ギャグにいちいち低い声でリアクションするオジサンがいた。
終映後チラッと見たら、黒ジャンパー着たいかにも川崎という感じのおじいちゃんと小学校高学年くらいの孫娘
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市子(2023年製作の映画)

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2023年最後の映画は『市子』
最後の最後にどえらいものを見た。
一体何だったのか、じゃあどうすれば良かったのか、じっくり考えたい。
全てが完璧、編集にも遊び心があり、お見事としか言いようのない力作。
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

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おてんばトットちゃんの楽しい日々が、それは本当に瑞々しく描かれるがゆえに、徐々に忍び寄る戦争の影がアリアスター映画の如く逃れられないシステムとして迫るのが恐ろしい。
リベラルな人々が戦争という大きな波
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アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

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ジャック&ベティ納めはアンダーグラウンド4K
始めから終わりまで騒がしいまま突っ走る。容赦ない戦争という暴力、愛し騙し許し、、因果な運命が廻る大河ドラマ!
途中何を見ているのか分からなくなってきて、終
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バッド・ブラック(2016年製作の映画)

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ウガンダ映画『バッド・ブラック』観賞。忖度抜きで面白い。技術に難アリだが、見る人を楽しませようとするパッションが全てを凌駕する、謎のエネルギーに満ちた一作。なんと活弁付きなのだが、これがMCという感じ>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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姪っ子が唐突に現れた辺りから、役所広司が夜の清掃屋としての過去を清算するために激シブアクションを展開するのかと一瞬思った。画面はそこからシネスコになってね。それくらいイコライザーの日常パート感があった>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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ビックリするくらい面白かった。
夕飯食わずに見たのだが、終映後のトイレまで空腹を忘れてた。
他のお客さん皆が映画に釘付けになっている時のあのオーラみたいな感じが劇場を包んでいて、これは映画館ならではの
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我が人生最悪の時 4K デジタルリマスター版(1994年製作の映画)

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ジャック&ベティ存続のクラファン実施中です。
皆様ぜひ、シェアだけでも宜しくお願い申し上げます。
https://motion-gallery.net/projects/HelpJandB

・・・・
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終わらない週末(2023年製作の映画)

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シャマラン好きな人は楽しい終末世界モノ。テンポ良く進むので目が離せない。郊外でバカンスしていると突如電波が途絶え、異常事態が次々襲い来る。人間は抱える様々な不安を散々刺激しておいて、オチが今この瞬間人>>続きを読む

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