無差別イイネは咒殺さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

無差別イイネは咒殺

無差別イイネは咒殺

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風船(2017年製作の映画)

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このキービジュアルに強烈に惹きつけられて、見たいと思ってた作品。知人の作品を見るためにやっとこさドクソーに入ったので見ました。うとうとしながら見てたので話がさっぱり理解できていないのだが、休日の寝る前>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

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みよーと思いながらも見れていなかったのだが、三宅隆太監督の今年ベストと聞き見ました。
Netflixで見られる12分のアニメーションなので、周りでアニメ作ってる方もぜひ見てほしい。とにかく上手いのだが
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水俣曼荼羅(2020年製作の映画)

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本編6時間のラスト2時間。行政側の「謝罪しない」と書かれたメモが被害者側に見つかってからの修羅場が凄い。原一男監督は『ゆきゆきて神軍』も『全身小説家』も、とんでもないエネルギーを発する人たちに迫る。>>続きを読む

全身小説家(1994年製作の映画)

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巨匠・原一男監督によるドキュメンタリー。
虚言癖の小説家・井上光晴に迫ると聞いて、その嘘に斬り込んでいくのかと思いきや、井上光晴というエネルギッシュな人にどんどん惹き込まれていく。

井上光晴は小説の
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ユウカイ犯(2018年製作の映画)

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グリコ森永事件に憧れた男が製薬会社令嬢の誘拐を目論むも、間違えてヤクザの娘を誘拐してしまうという話。
制作会社のクレジットとか犯行の経緯とかすっ飛ばしていきなり誘拐シーンから始まるので、間違って途中か
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浅草キッド(2021年製作の映画)

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『浅草キッド』見た。北野監督の青春映画『アキレスと亀』がすごく見たくなった。浅草キッドにハマった人はぜひ。画家を目指す青年の話なのに、めちゃくちゃ人が死ぬ。特に芸術家を目指すも芽の出ない友人が、居酒屋>>続きを読む

雨のまにまに(2020年製作の映画)

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Goodstock FilmSession Vol.6にて『雨のまにまに』

ビヨンド6はオンラインだったので今回初めてスクリーンで見たのだが、一つ一つの品質の高さに改めて驚いた。
6分の短編にも関わ
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(2019年製作の映画)

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クオリティすごごごご。
モリエリさんのクールな目ヂカラと、にっこりとした笑顔が素敵✨
我らが中沢志保さんもガチ出演してるぞ!
『雨のまにまに』の監督:金澤勇貴×撮影:西岡空良のコンビ。

宮田バスターズ(株)-大長編-(2021年製作の映画)

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凄い当たり前のことなのですが、自主映画でも目一杯人を楽しませるエンタメ映画を作る!という姿勢が素晴らしい。
異星人襲来が災害として日常化した世界、害獣駆除の110番として駆け回る中小企業モノ映画。宮崎
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

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平凡な男が突如武装し悪を成敗...的なヴィジランテ物かと思いきや、主人公たちも全然いい人じゃないんかい!

むしろ公式で人殺していいバッジ付けてた人が、フツーの人生送ろうとするも(その理由も狂気)、血
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八つ墓村(1977年製作の映画)

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子供のころしょっちゅうTVでやってて見てた記憶があるが、大人になって改めて再見すると、これは素晴らしいジャパニーズ田舎ホラーだった。

まずは世界的ホラー殺人鬼・田治見要蔵による村人32人大虐殺のシー
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DAU. 退行(2020年製作の映画)

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これ以上の作品はもう作れない。気が遠くなる超巨大セット建設、キャスト400人、エキストラ10,000人。
実際にそこで暮らし、当時の通貨を使い、当時の新聞を読む。
それらを35mmでドキュメンタリーの
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エターナルズ(2021年製作の映画)

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となりのお婆さんが小さい声でずっとブツブツ独り言言ってる以外最高だった!
あと癖なのかクチャクチャ言うし、めっちゃ上体動くしで気になって全然頭に入ってこなかった!
不寛容でごめんなさい!でも2,500
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Cosmetic DNA(2020年製作の映画)

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とんでもない天才監督現わる。
話題の『Cosmetic DNA』、松野友喜人監督が登壇とのことで見てきた。
今年最も最高なアバンタイトルから、編集の最高な瞬間がズッと続く気持ちよさ。脳汁足りないくらい
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東京自転車節(2021年製作の映画)

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金がない!文字通り自転車操業のUber地獄変『東京自転車節』
個室ビデオ花太郎でカレー牛丼炊き込みご飯がタダで食べ放題!?
アパホテルで大浴場付き2,500円てマ?
限界オトク情報満載!
映画版苦役列
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

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ヤバすぎるだろ!
これ見た後だと、もう普通のスパイ映画は見られない。
失業中のヤバいコックがスパイに憧れて北朝鮮の機密施設にカメラ持って潜入しちゃうドキュメンタリーなのだが、
何も準備してないからウソ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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映画館でシビルウォー勃発!久しぶりにここまで意見割れる作品も珍しく、この盛り上がりだけで楽しいぞ、デューン!
で、私はかなり楽しんでしまった。シネマエクスペリエンスという宣伝は過言ではなかった。久しぶ
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

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凄まじき面白さの政治サスペンス、これがドキュメンタリーという衝撃。
人の命を何とも思わぬ医療界の腐敗を徹底的に追求するスポーツジャーナリストと、理想に燃える33歳新厚労大臣vs.超巨大権力の戦い。そし
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

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鉄達磨同士が肉斬り合う合戦と性欲剥き出しの野郎共が出てくる、暴力と性欲に溢れた一作だった。

闘技場に集まる人間が汚いヤジを飛ばしたり、ジジイらによるセカンドレイプな裁判など、今も何も変わってない。
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空白(2021年製作の映画)

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「人は自分の加害性を認めるのが難しい」と言うことは簡単だが、この映画を喜んで見に行く自分のメンタリティにも加害性があるのではないかと思った。

今回のような実際に現実で起きているような出来事を体感して
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奈落の翅(2021年製作の映画)

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現代の『狂い咲きサンダーロード』であり、ある意味で超越した大傑作。

だってやっちゃいけないこといっぱいやってるから。

東京の街をスケボーで滑る、滑る、滑る。

人で溢れた新宿西口、駅構内、果ては車
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ポーツマス FC -破産からの再生-(2019年製作の映画)

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ヨコハマ・フットボール映画祭という、名前だけで行きたくなる映画祭にて観賞。

ポーツマスFC aka ポンピー。
一度は頂点に上り詰めるも、胡散臭い連中により血の底まで落ち、そしてサポーターが運営する
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

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見せ場が超面白い『大日本人』的傑作!

殺し屋という超フィクションな題材を、生活臭漂う日常のリアルさで固めてて面白い。

白昼の市街地で大銃撃戦しちゃうんだけど、仕事のめんどくさいトラブルとか生活感は
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

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アナ・デ・アルマスが超絶セクシーな感じで出てきてバリバリバリバリ敵を倒していくのを見て、これこれィ!と思ったら出番少な!

北方領土の島が舞台なのですが、これが旧ソ連の無骨な建物を今風に改装したデザイ
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007 スペクター(2015年製作の映画)

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レア・セドゥと悪の組織本部の美術デザインを堪能する映画。

世界中の超絶デザイナーを集めて作っている訳で、その豪華絢爛なデザインだけでうっとりする作り。

黄龍の村(2021年製作の映画)

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本編66分なのになんだこの満足感は!!!
少なくとも90分くらいの映画を見たような感覚だ!!!

本編は何も知らずに見てほしい。

あー面白かった。
ほんと阪元監督は日本映画の希望の星です。。。

バッド・トリップ どっきり横断の旅(2020年製作の映画)

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市街地で突然車を爆破させて、付近の人が驚く様を隠し撮りするような、カンヌも大絶賛のドキュメンタリー作品です。

『ボラット』や『ジャッカス』とかで脳汁垂れ流してるジャンキーは、犯罪起こす前にとりあえず
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

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真田広之のラストの芝居が素晴らしすぎて涙が出た。

芝居というのは、文字で書かれたキャラクターに命を吹き込み、見るものに直接訴えかけてくる。

真田広之に限らず、皆、素晴らしい芝居だった。

坂本龍一
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

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公開から3週弱、一日一回の上映、それでも劇場はほぼ満席!
平日ですよ!
そして女性しかいない!

こりゃあ凄い盛り上がりだと思って見たら、なんと重い不倫ドラマというよりも落語っぽいコメディ。

漫画家
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

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見て。
今この文章を見てて、まだ見てない人はすぐ見て。

ネタバレになるから何も言えん。
でも、絶対にネタバレ無しで見なきゃダメだ。
それは、その方が楽しめるからとかではなくて、揺さぶられないと意味が
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GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版(1995年製作の映画)

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ヴィキヴィキ動くSFガジェットや世界観。

それらが政治的哲学的な小難しい会話やリアルっぽいミリタリー描写、汚い都市など、ディテールをリアルとハードさで突き詰めることによるギャップがたまらん。

個人
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Khaite FW21(原題)(2021年製作の映画)

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米インディペンデント映画の雄、『フロリダ・プロジェクト』ショーン・ベイカーによるショートフィルム。

ファッションブランドKHAITEとのコラボ。(とか分かった風に書いてるが全然知らん。ファッションブ
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まよなかのいぬごやレース(2020年製作の映画)

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キャラデザから演出の一つ一つに至るまで全てが優しくて、畜生の成れの果てである自分にとっては心が本当に浄化される。

人間が知らないだけで、街のワンコロたちは夜な夜なジェット犬小屋レースでシノギを削って
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ボー・バーナムの明けても暮れても巣ごもり(2021年製作の映画)

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これは友近さんの水谷千重子さん的な、分かりやすい誇張なしでリアルに対象を追求するモノマネなんだと思う。

気楽にゲラゲラ笑えるものを見たいと思って再生するも、結構難解で気合の入った一作だった。


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