CinemaTravelさんの映画レビュー・感想・評価

CinemaTravel

CinemaTravel

映画(34)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

史上最年少で名門英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルとなった天才ダンサーセルゲイ・ポルーニンのドキュメンタリー。
セルゲイはウクライナで生まれた。
天から授かった才能を伸ばすために、母親は自らの夫と母親
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.7

前半は本当につまらない
が、全てをみなければ評価はできない映画です
低予算でもアイデアと脚本次第でこんなに面白い映画が作れるんだ、と思いました。
低予算映画なんで無名の役者さんしか出てません。
正直上
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

「天才黒人ピアニストと無教養白人ドライバーの心温まる友情譚」
と聞き「なんだかなぁ・・・」と思いながら見たんだけどまんまと心温まってしまった
そんなシンプルな心温まる話の中に仕込んでいるのが日本人には
>>続きを読む

忍びの国(2017年製作の映画)

4.4

忍者ものは大好物だが残念なのも(特に洋画)もなかなか多い
のぼうの城が小説映画共に面白かったので和田竜節の笑いあり感動ありの歴史スペクタクルみたいな想像してたらなかなか想定外のことが色々あり、伏線なん
>>続きを読む

I’M FLASH!(2012年製作の映画)

2.4

1984年鮎川誠がThe Rokkets名義出した「Rokket Size/ロケット・サイズ」というアルバムの中の『I'M FLASH!』という曲にインスパイアされた豊田利晃監督が書き上げたオリジナル>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

3.9

ケイト・ブランシェット×ルーニー・マーラ 
主演のお二人がとんでもなく素晴らしかったです!
1950年代のNYを舞台にした、女性同士の恋愛もの。
・・・といっても同性愛映画という感じではなく、『偽らな
>>続きを読む

ヤクザと憲法(2015年製作の映画)

3.6

評判どおり面白かったです。
ヤクザ密着100日間、ヤクザの日常。
暴対法ができるきっかけになったという、ただの通行人の一般人をも犠牲にした事件を起した二代目清勇会というヤクザへの密着です。
ヤクザの日
>>続きを読む

消えた声が、その名を呼ぶ(2014年製作の映画)

4.0

2016年劇場での初映画がコレ。
信じられないほど壮大で過酷な『父、娘を探して三千里』、的なロードムービー。
事の発端は、歴史の暗黒部、オスマントルコ(ムスリム)による少数派民族アルメニア人(クリスチ
>>続きを読む

KANO 1931海の向こうの甲子園(2014年製作の映画)

4.5

昨年冬に劇場で見て気に入りDVD買って再鑑賞。
DVDだと台湾人選手達のたどたどしい日本語が一層聞きとりにくいという難点はありますが、やっぱりおもしろかったです!
台湾映画だけど日本統治下の台湾が舞台
>>続きを読む

母と暮せば(2015年製作の映画)

2.0

『母と暮らせば』というよりも『息子と暮らせば』みたいな内容です。
冒頭の原爆投下のシーンは、死体も苦しむ人もなしで原爆の恐ろしさを描いていて、凄く怖かったです。
山田洋次監督初のファンタジー映画という
>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

2.8

思ったよりいい映画でした。
是枝監督らしからぬ甘い演出にとまどいつつ見たけど、温かい映画です。
4姉妹が個性バラバラでそれぞれ素敵美人、そして鎌倉の四季とごはんがおいしそうでした。
鎌倉の海のそばで古
>>続きを読む

ディーン、君がいた瞬間(2015年製作の映画)

3.8

監督が好きだから見ました。
ジェームス・ディーンはグリフィスパークに行った後「理由なき反抗」見て、「ここがあそこかぁ」とか思ったくらい。
事故で早逝したくらいの知識しかなかったけど、それでもあの写真に
>>続きを読む

シベリア超特急(1996年製作の映画)

1.9

「戦争は二度と繰り返してはならない ドヤッ!」
には盛大にズッコケてしました!
この映画は色々と規格外です。
誰にも予想がつかない脱力オチが待っています。
孤高奮闘のかたせさんにただただ涙・・・
でも
>>続きを読む

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.4

主人公の百戦錬磨のすご腕爆発処理兵士のあまりに無茶っぷりに序盤は笑えました。
でもだんだん笑えなくなりました。
死の感覚が麻痺した戦争中毒者の話です。
過酷な戦場に赴き生と死が紙一重である現場で何年も
>>続きを読む

トイレット(2010年製作の映画)

3.5

猛烈に餃子が食べたくなる映画です。
バーチャンと三兄弟のちょっとおかしくてハートウォーミングな同居生活のお話と、英語を解さない無愛想でちょっと偏屈な日本からやってきた偉大なバーチャンのお話です。
もた
>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

大人向けの架空の欧州を舞台にしたちょっとノスタルジックな童話。
個性的で一筋縄にわいかないストーリー、ブラックユーモア、シュールさ、いつものウェス・アンダーソン節です
ストーリーの展開は強引なところが
>>続きを読む

黒い殺意(2013年製作の映画)

1.0

中国ががんばって日本舞台でジャパニーズホラー作ってみた模様
なにがなんだかさっぱりw

恋人たち(2015年製作の映画)

4.2

なんとかギリギリ間に合った、橋口亮輔監督『恋人たち』
愛を突然断ち切られた3人の群像劇
『ぐるりのこと』に続き、橋口監督がは登場人物を通して描いたのは、日本の空気感。
漠然とした生き辛さの元凶となる空
>>続きを読む

クロッシング(2009年製作の映画)

3.7

犯罪多発地帯ブルックリンで、警察官による強盗殺人事件が起きた後の3人の警察官のストーリーが最後に交わるオムニバス形式。
・・・といってもほとんど交じり合わず、短編3本交互に見ている感じです。
善と悪の
>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.0

ハチャメチャナンセンス、エキセントリック、B級に徹したチ―プな映像、ちょいエロ、ちょいスプラッタ―、ちょいアクションムービー、でも間違いなく純愛映画・・・ってとこでしょうか。
ジャンクな感じだけど凄い
>>続きを読む

ジーザス・クライスト・スーパースター(1973年製作の映画)

4.3

初めて見た時、わけのわからないインパクトとわけのわからない世界観にブッ飛んでしまいました。
人間の信仰と信仰からくる悩みとキリスト教的な愛をロックの旋律にのせて歌った作品で、傑作だと思います。
不毛な
>>続きを読む

フローズン・リバー(2008年製作の映画)

3.9

シングルマザー、分散家族、外国人密航犯罪、人種差別や人種隔離政策、ワーキングプア等、アメリカの社会問題もりこみまくり。
同じような事は、日本でも問題になっていることでもあり、考えさせられることも多かっ
>>続きを読む

裁かれるは善人のみ(2014年製作の映画)

4.5

とってもロシア文学な映画でした
ロシアの腐敗した権力と宗教が小市民をいじめぬく話です
権力、宗教のペテンっぷりに怒りがわきました。
小市民は権力に立ち向かうが抗えない・・・救いもなにもなく、ただ打ちの
>>続きを読む

ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)

3.3


ヤクザ戦争を野球で決着つける、・・・と設定からしてなんかおかしい、色々と突き抜けちゃってる岡本喜八のドタバタ喜劇。
ヤクザ屋さんがGHQの目をごまかす為に野球をするわけで、グラウンドで繰り広げられて
>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

5.0

心から見て良かったと思える一本。
社会主義化の旧東ドイツが舞台で、監視人(秘密警察シュタージ)と監視対象人(芸術家)の話
監視、密告があたりまえの社会主義の国で、自分の良心に従って行動した監視人の話で
>>続きを読む

カンフーサイボーグ(2009年製作の映画)

2.7

みなさんおっしゃってますが、この映画はまるでコントです。
「人は創造主である神を疑う。なぜロボットが人を疑ってはならないのか」なんてまじめな主題なくせにお笑いに走っておりますw
パロディ満載の自由すぎ
>>続きを読む

ミケランジェロの暗号(2010年製作の映画)

4.2

このポスターと邦題は詐欺みたいなもんですが、とても痛快で心温まる喜劇ミステリーです。
ナチスユダヤもの=冷酷で残虐で悲しい、という定番を大胆に覆していて、ナチスの将校たちもちょっとマヌケな感じ。
幼馴
>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.9

謎のウィルス感染で世界規模でのパンデミックを描いた作品。
恐怖の感染はウィルスより早く、アメリカの都市部は大パニック・・・
すごく恐ろしい映画でした。
感染の恐怖は、「自分が助かるためには他人なんかど
>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.4

9.11で父親を失ったオスカー少年の父親を知る冒険物語です
オスカー少年が語る「最悪の日」はテロ事件で父を亡くしたことでなく・・・小さな心がいっぱいっぱいになる様子が切なかったです。
でも亡くなっても
>>続きを読む

探検隊の栄光(2015年製作の映画)

3.2

川口探検隊を子供の頃見ていた世代なのでかなりツボでした
ヤラセと分かっていても見てしまうホントに面白い番組でした。
その川口探検隊のパロディコメディで、面白い番組を作るためにアホらしいことを全力でやる
>>続きを読む

サヨナラの代わりに(2014年製作の映画)

3.7

よくある難病ものなんだけど女の友情がメインで号泣した
こういうお話は『もし自分だったら?』と考えずにはいられないです。
日本の場合は家族のサポートが不可欠だけど、なんだか家族が・・・
介護される人と介
>>続きを読む

EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

2.5

バスジャック事件に巻き込まれた被害者の孤独感、それを乗り越える過程における人の内面を真摯に描いた映画です。
寂寥感あふれる独特な映像と九州の自然が美しい
3時間40分淡々と流れる時間で意表をつくような
>>続きを読む

もうひとりの息子(2012年製作の映画)

3.8

「そして父になる」と同じ、赤ちゃんとり違え事件が題材ですが、こちらの取り違え事件はイスラエルとパレスチナの間で起こる話で、血よりも宗教、民族、政治的な違いが大きな壁となっています。
親よりも子供達の葛
>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

20代の頃に出会った映画ですが、もう何度観ているのかわかりませんが、色あせない不朽の名作だと思います
長いし娯楽映画とはいえませんが、その時の自分の年齢、状況によって感じ方も違います
刑務所の話ですが
>>続きを読む