Evaさんの映画レビュー・感想・評価

Eva

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ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

「見えるものは恐くない
本当に恐いのは 見えないもの」

個人的にだけれど、最近小津監督作品を追いかけているせいか
とても共通するものを感じた。

下から撮るローアングル
駐車場で話す2人を正面から撮
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運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

4.2

冒頭の靴のシーンから惹き込まれてしまった 。

妹の靴を無くしてすごく悲しくて落ち込んでいるのに、お兄ちゃんらしく振る舞うお兄ちゃん 。
自分は何もしてないのに靴がなくなってしまって、それでも靴を修理
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ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

3.8

「 これは恋愛の話じゃない 」

恋愛映画かと思いきや 、自分らしくいられることの大切さを教えてくれる 。

恋は盲目 、でも本当の自分はどこへ?

恋愛してるよりも 、1人の時間を大切にしたいの!
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日日是好日(2018年製作の映画)

2.8

「ある日音の違いに気づいた
お湯の音
水の音 」

音楽には奏でられない 、日本にひっそりと存在してきた原色のような音があらゆるところに散りばめられている 。
映画の中での日常にはどうして
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

GAGA 青山シアター様のオンライン試写会にて鑑賞させて頂きました。

レネーゼルウィガーの演技は 、まるで触れたら花びらが崩れ落ちてしまう薔薇のように繊細 。
しかし 、ジュディの歌い方やマイクを持
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.3

午前10時の映画祭にて 。

やはり 、映画館で
あの大スクリーンで観るべき映画だとひしひしと感じた 。

正直自分にとってこの『七人の侍』というものはハードルが高く感じていた 。

内容が難しくてつ
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

2.7

何度でも観たくなる 、謎だらけのストーリー 。

不思議の国のアリスの様な銀色のウサギ 。
まるで私たちもアリスのようにワンダーランドへと引き込まれてしまうようだ 。

19歳のジェイク・ギレンホール
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マリリン 7日間の恋(2011年製作の映画)

3.2

目が合っただけで
触れただけで
微笑んだだけで

恋に落ちてしまう 。

そんなマリリン・モンローの魅力がひしひしと伝わってきた 。

ちょっと役で出ているエマ・ワトソンの魅力も 少しかすれるくらいに
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.6

ラジオやテレビが発展し 、映画館の客足が減るばかり

「もう映画は夢でしかない」

その言葉が脳裏に刺さる 。


映画館というものが 、その村にとって唯一の娯楽であり夢でもあった 。
その時間を楽し
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

アダム・ドライバーの演技を初めて観たスターウォーズのカイロレンとは思えないほど 、圧巻の演技力だった 。
スカーレット・ヨハンソンが母親という役をする年齢になったという母性的な強さもまた新しい魅力 。
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

3.0

ビールの cm でのイメージがあった “i wanna be loved by you” が聴きたくて 。

なんて美しいの!とうっっとりしてしまう 。

少女な笑顔を見せるのに 、ぐっと色っぽくなる
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.4

第二次世界大戦のドイツ
それだけを見るとシリアスな内容の様に感じるけれど 、見る目線が変わることで新しい角度からその歴史を覗くことができる 。

コミカルな描き方をしていてもショッキングなシーンはあ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

映画の冒頭オープニングで奏でられる音楽が儚くも美しい 。
左手が主旋律を奏でるという珍しいテーマが印象的だが これは「半地下」の人々の存在を表しているように感じる 。
中間部の音は不安定であり安定して
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アラジン(2019年製作の映画)

3.1

ウィル・スミスの魅力が大爆発する一本!

さすがディズニー 、アニメーションのキャラクターをベースにしっかりと配役 。(ジャスミンのお父さんはアニメーションのまるまるとしたイメージでありたかったかもし
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ダンプリン(2018年製作の映画)

2.7

Dumplin = まるまるとしたもの(お団子とか)
という意味があるけれど 、わかりやすく例えるならば「ぽっちゃり」を指すあだ名である 。
思えば「ブリジット・ジョーンズの日記」では冒頭の家に帰った
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.4

長い廊下 、荘厳な音楽に包まれ宮中の三角関係に呑み込まれる 。

「ナイト・マネジャー」(2016年トム・ヒドルストン主演)で目にしていたオリヴィア・コールマンが演じる女王として又1人の人間として宮殿
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