Sさんの映画レビュー・感想・評価 - 69ページ目

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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

4.1

2018/01/19 シネフィルWOWOW

「黄金狂時代 」The Gold Rush(1925年/米)
監督・脚本・主演
チャールズ・チャップリン

金鉱を目指しアラスカにやってきた探検家のチャッ
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月世界旅行(1902年製作の映画)

4.0

2018/01/01 シネフィルWOWOW
2018年 1本目

カラー復刻版/活弁付を鑑賞。

ジョルジュ・メリエスによる映画史上初のSFと言われ、そのカラー着色版を手作業とデジタル技術で復活させた
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独裁者(1940年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

2018/01/19 シネフィルWOWOW

チャップリンの映画は昔一度チャレンジしたが、当時はそれ程興味が持てなかった。
20年以上ぶりに初めてきちんと観て良かったと思う。
チャップリンが何故喜劇王
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続青い体験(1975年製作の映画)

2.9

前作「青い体験」では、ラウラ・アントネッリが家政婦の設定だったが、今作は引き続き出演の少年アレッサンドロ・モモの兄嫁の設定に。

前作よりも見せ場が少なく、
前作の鬼才ヴィットリオ・ストラーロのカメラ
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雨月物語(1953年製作の映画)

5.0

4Kデジタルリマスター版にて
日本の偉大なる巨匠・溝口健二監督の代表作。

大正11年(1922年)
戦乱が続く戦国時代の琵琶湖周辺の村。
焼き物で一儲けしようと妻子を村に待たせて町に出た男。武士にな
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.5

2018/01/16 シネマスコーレ

最近映画館のシートに座り映画が始まると眠気が襲いかかります。今日はいつもより酷く頭痛まで…不完全燃焼です。

台詞の応酬が凄くて序盤ついていくのと、聞き慣れな
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近松物語(1954年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

江戸時代、商屋の並ぶ京の烏丸四条が舞台。
許されない2人の恋物語。


おさんと茂兵衛が琵琶湖を船で逃げるシーン。
突然愛の告白を受ける場面は、霧がかかったような神秘的なムードの映像美と相まって最
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キンスキー、我が最愛の敵(1999年製作の映画)

4.0

2018/01/11 名古屋シネマテーク
「ヘルツォーク特集2018」にて
②本目に鑑賞
映画史上に残る怪優クラウス・キンスキー。「フィツカラルド」「アギーレ・神の怒り」「コブラ・ヴェルデ-緑の蛇」「
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ノスフェラトゥ(1978年製作の映画)

4.0

2018/01/11 名古屋シネマテーク
「ヘルツォーク特集2018」にて

①本目
ドイツ映画の古典であり、ドラキュラ映画の元祖であるF・W・ムルナウの「吸血鬼ノスフェラトゥ」をヘルツォークがリメイ
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山椒大夫(1954年製作の映画)

4.5

日本の巨匠・溝口健二監督の代表作。

〈物語〉平安時代末期、農民を救うため将軍にたてついた平正氏が左遷された。
妻の玉木と厨子王、安寿の幼い兄妹は、正氏に会いに行く途中、越後国で人買いに騙され、離れば
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トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

4.1

2018/01/09 シネフィルWOWOW
2018年 8本目

未曾有の製作費をつぎ込んだ『プレイタイム』の興行的失敗からなかなか立ち直れずにいたジャック・タチ。
ようやく、画商のアレック・ウィルデ
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青い体験(1973年製作の映画)

3.5

2018/01/07 シネフィルWOWOW
2018年 7本目

原題はイタリア語で〝悪意〟
有名なタイトルは知っていて邦題から青春官能映画位にしか思わなかったのだが…
映像がベルトルッチ監督「暗殺の
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プレイタイム(1967年製作の映画)

5.0

近未来のパリが設定のタチ流モダニズム。

ストーリーはお馴染みのタチ扮するユロ伯父さんが行く先でドタバタコメディを繰り広げる。タチが晩年自らの集大成として巨額の制作費を投じたこの作品。ガラスの超高層ビ
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悦楽の貴婦人(1977年製作の映画)

3.4

2018/01/05 シネフィルWOWOW
2018年 5本目

1970年代にイタリア映画のセクシー女優として人気を博したラウラ・アントネッリと名優マルチェロ・マストロヤンニ共演作。
ヨーロッパ映
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.0

2018/01/04 名古屋シネマテーク
2018年 劇場1本目/累計4本目

私には初のカウリスマキ。どんな世界なのか期待に胸を膨らませていざ鑑賞。難民問題がテーマだが、素朴で可笑しくて温かい映画だ
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気分を出してもう一度(1959年製作の映画)

3.5

2018/01/02 VHS再見

初見は92〜93年頃。
何度見たかわからない。
ミッシェル・ボワロンとの黄金コンビ作でまさにBBを愛でる為にあるラブコメ。弾けんばかりに輝くバルドーの魅力全開。バー
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暗殺の森(1970年製作の映画)

4.0


2018/01/02 シネフィルWOWOW
2018年 3本目

〈ストーリー〉若い哲学講師のマルチェロは少年の頃、彼を犯そうとした男を射殺した罪悪感に今もさいなまれていた。その苦しみから解放される
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.0

2018/01/01 シネフィルWOWOW
2018年 2本目

ナタリー・ポートマンがやっぱり最高に可愛いしこの頃から演技力が凄かった。
殺し屋のレオンが偶然助けた少女マチルダ。
孤独だったふたりの
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

2017締め映画
まず冒頭から可愛いすぎる小型犬達。犬好きには堪らない。モダンなお家にカラフルでミッドセンチュリーなインテリア。それとは対照的な素朴で古い町並みが映し出される事でコントラストが効いてい
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O嬢の物語(1975年製作の映画)

3.1


たまたま深夜放送でフランス映画だから観始めたら何とSMポルノ。
でも衣装や家具などの小道具が芸術性高めで女性でも楽しめる。主役のコリンヌ・クレリーが美しかった。後に007に出演した女優さんだとは知ら
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

一番良かったのは山脈の雪景色、豪華な列車と内装、豪華なキャストや衣装などの映像美が
とにかく目で楽しめる映画だった。
若い頃から大好きなジョニー、あぁこの役だったんだ…と。
ミッシェル・ファイファーと
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仁義(1970年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

フィルム・ノワール(暗黒映画)の巨匠
ジャン=ピエール・メルヴィル監督特集にて。

アラン・ドロンや他の刑事達のトレンチコートの着こなしがとにかく渋くて格好良い。
刑事役のイヴ・モンタンの演技と、特
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ひなぎく(1966年製作の映画)

4.5

2017/12/08 名古屋シネマテーク

90年代に日本で公開された当時は見逃していたこの伝説の映画、20年越しにやっと鑑賞する事が出来た。

ともにマリエと名乗る2人の少女のファッション、インテリ
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

老夫婦が体が動かなくなりながらも深い愛情で結ばれ幸せな晩年を過ごしている…という癒し系の作品と思っていたのだがとんでもない。

お二人共軽快な足取り、頭脳明晰で趣味も多彩。設計に製作、野菜や果物の栽培
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74歳のペリカンはパンを売る(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます


前知識なしで観たので、癒し系映画と思ってたけれど全く違った。
浅草にある老舗のパン屋さんのドキュメンタリー映画。
殆どがお店の従業員のインタヴューとパン作りのシーンの繰り返し。
(淡々と進むので私は
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

5.0

2019/07/21 Primeビデオ再見
何度観ても最高のホラー。
ラストが秀逸!素晴らしい。

2017/10/31 シネフィルWOWOW
初めて観た後トラウマになった程衝撃を受け、今まで観た中で
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軽蔑(1963年製作の映画)

5.0

2017/11/16 名古屋シネマテークにて再見
【デジタル・リマスター版】

初見から20年以上経つが全く色褪せない、ゴダール中期傑作。
とにかく映像美と音楽が素晴らしい。

主演のブリジット・バル
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アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.9

未来都市アルファヴィルでは人々は巨大頭脳の命令に絶対服従、詩人や芸術家は死刑に処せられている。愛を語る言葉など存在しない。
そこに主人公の男が潜入し、巨大頭脳を破壊、気狂い科学者を射殺していくS F映
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愛を綴る女(2016年製作の映画)

4.0

2017/10/21 シネ・リーブル梅田

ラヴェンダーが色鮮やかに揺れる南仏プロヴァンスやスイスの山岳が美しいロケーション。
好きなフランス女優の一人、
マリオン・コティヤールの美しさに終
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

5.0

2017/10/12
シネフィルWOWOW

敬愛するゴダールのミューズであるアンナ・カリーナのコンビ作では、ベスト2。
カラー作品とは一味違う、黒髪ボブとモノトーンファッションのアンナは、異様なま
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