richardさんの映画レビュー・感想・評価

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少年の君(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます


とても良い映画だった。
観終わった今もまだ溶け切っていない感覚がある。
何とも言えない空気感と、2人の表情。
永遠と観ていられるカットだった。
映画に左右されて観ている自分の表情が勝手に動いている様
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

その先に何があるのか、
何を見ているのかを考えながら見ていた。
サムの心の変化や成長。
そしてフェイブルマンズ、家族のそれぞれのストーリにも細かい演出に目が離せなかった。
物事を考えるか、感じるか人の
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8 1/2(1963年製作の映画)

4.0

新文芸坐で鑑賞、とても有意義な時間になった。
感情や事象を違う形で盛大に表現し、それを日常に落とし込む。それが成立しているのだから実にすごい。
映画に対してあまり使わないが、表現の仕方がお洒落なのかも
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RRR(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

疲れずにみられる良い映画。
楽しんでみられるし、ミュージカル要素や音楽がワクワクさせてくれる。
クサイ。そう思えるかもしれないが、ここまでいけばそれが面白いし、好きな感じになる。
鞭のシーンで、顔につ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.8


たった一つの不思議な設定を入れることで、母の母との時間、心と身体がまだ子供な母と子供ネリーの時間が表現され、それぞれの愛情の形を見ているようで面白いなと思いました。
カットやシーンは至ってシンプルな
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.3

まず一言目に出るのは本当に名作だと思いました。

SFと表すよりも、30年後のヒューマンドラマというような印象を持ちました。

人種、間柄、生物、人工物、年齢、AI、クローン、時間、SF。
挙げればキ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

フライヤーのビジュアルと、以前から耳にしていた評判から鑑賞しました。

思っていた内容と違い、重めな話。

前半が長く感じつつも、そこが生きてきて登場人物それぞれの感情を丁寧にかつ大胆に表現していて見
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三姉妹(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます


個人的な好みであまり面白さを感じにくい内容でした。

ただ映画として、凄く感動したのはタイトルにもある三姉妹のキャラクター設定から作り込みが凄いことです。
後半で三人が揃った時に、長女から三女まで性
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街の上で(2019年製作の映画)

4.0


2人だけの会話シーンをあれだけ、長回しで見せられるだけの演出が本当に凄い。
シーンの中での倒置法が効き過ぎて、毎シーン楽しいのが日常感じで凄く良い。

あと出てくるキャラクターがそれぞれ色濃くて、恋
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詩人の恋(2017年製作の映画)

3.0

映画というよりかはTVドラマに近い印象。
綺麗に描こうとしているのか、設定にこだわりすぎたのか、肝心な人の感情の変化が映像に見れず何故?となる時が多かった印象。

アイアンマン(2008年製作の映画)

4.0

ずっと昔に観ていたのを観て思い出した。
久しぶりに観ると、自分がまだ子供で夢を見られることに喜びを思い出せた。
SFやファンタジーのような世界を自分も作りたい。

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

人と人の繋がりがとても好きでした。
人は変わるものだと思うけど、この話は良いところは変わらずで、そこがみんなの帰る場所になってるのがとても良かったです。

思わず笑って泣いてしまうような温かみがありま
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます


戦争やイデオロギー、人種や差別。
様々な壁がある中で、垣間見える華やかさにどこかハッピーエンドを期待してしまう。

こんな話は当時あったのだろう。
それも数え切れないほど。

戦争は沢山のものを失う
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.6

フレームの切り方や、
カットの繋ぎ方に凄い懐かしさを感じた。

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

サムの言う言葉のどれもがとても真っ直ぐで、思わず微笑んでしまう。
一つ一つに彼の感情と共に胸にくるものがある。
一つの議題を話しているようで全て観点が違う。
それぞれのルーシーを思う気持ち。
ルーシー
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

こういう映画は見終わった後も続く。
今も構想と整理をしている。

映画と現実、不確かな真実。
それをスクリーンに映し出す表現力。
とても面白かった。
ある種の臨場体験に感じた。
作品を観ることから感じ
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君の誕生日(2018年製作の映画)

4.1


演技力に目が離せなかった。
引きもヨリも関係なく、仕草一つに感じる感情が切なく愛を伝えていた。

スンナムがジョンイルの泣き崩れる方に手を置くシーンでなんとも言えない感情になった。
こう言う映画は、
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

コメディってとても良い。
人間味のあるドラマがおかしかったり、日常のゴタゴタも、楽しく観れる。

何より好きだったのは、所々にあるとても綺麗な空間と時間。
体を交わすことよりも、人を好きになる時間をゆ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2


今更だが、鑑賞した。

見ていて歯痒さが凄かった。
自分自身の病気を笑われたり、病気があると言っても普段は優しくしてくれても相手が余裕なくなったらすぐ掌を返したように怒鳴ってくる。
結局優しさという
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マイ・ガール(1991年製作の映画)

3.8

子供の頃のワクワクと喜び、歯痒さそういったものを鮮明に暖かく思い出していた。
何かを経験して、覚えていく。
それが一つ大人になることだと思う。
何気なくて、普通で、でもそれがとても大事だなと思う。
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2


観ている時、なんども前のめりになりながら心を躍らせていた。
一人一人の優しさや決意がかっこよくて、面白かった。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.7

特に何がと言う訳ではないが、全体のバランスがとても良くて面白かった。
人間味の描き方が好きで、様々な表情と場面に笑ったり真剣に見たりと楽しめた。

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.8

設定が難しいだけに、んん?と思うことが時々あった。
途中で浮かぶ疑問に、現実に戻されてしまう感覚だった。
ただイー・スーの動く心や感情、物事の捉え方がとても普通で、それが画面に目を惹きつけた。
映画の
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

とても面白かった。
設定は王道かもしれないが、キチンとワクワクさせてもらえたし、何より楽しかった。

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.1


答えの分かっている映画だと、分かった上で見始めた。
何も考えず、ただ見ていた。

何でもない普通に、初めて感動する心。
悪ではない堅物なオヤジ。
肩を並べてくれる仲間。
子供のために立ち上がってくれ
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.7

どこまで行けば何があるのか。
そんな一つの問いに二つの答えがあるような、それを肯定するような感覚だった。
スティーヴンは己のロマンと知へ一直線。
それを横で支えていたのがジェーン。
ジェーンやスティー
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