richardさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.0


観ていて、胸がむずむずした。
手に温かみを感じるくらいリアルな人と人の距離に愛を友情を感じていた中で、
そのリアルな温度に絶対的冷たさを感じた。
色々と考えさせられる。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.5

面白くはなかったなと見終わって思った。
伝えたいことはわかるし、実際誰も吹っ切れていなくて、時間が経過する。
その流れの中で変わりゆく感情には良いなと思った。
ただ実際、モンタージュやカットバックの入
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

本が人生そのもののように感じ、それが全てに感じる話が私は好きだ。
ただ、作者の名前というところに拘ってきたことはなかった。
この作品を通して、差別や確執のような今もなお残る障害が、人々の人生に対して、
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ザ・ブック・オブ・ヘンリー(2017年製作の映画)

3.8

とにかく、役者の演技や表情が良かった。
賢いヘンリーに、時々見える子供らしさが愛おしかった。
それにピーターの大好きな兄が居て、母がいる事からの愛らしいキャラから、次第に見えてくる成長も良かった。
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雨に願いを(2017年製作の映画)

2.2

伝えたいことはよくわかった。
でも所々、面白いというか、何故だとなる箇所が多くて
映画的に面白くしたいのか、ドキュメント風にシリアスに描きたいのかわかりにくかった

オアシス(2002年製作の映画)

4.2

5年ぶりに2回目の鑑賞をしたので、感想を打ち直してみることに。

元々かなり好きな映画で、恋愛を主体にする映画の中ではトップレベルだと認識していました。

改めて観て、まず世界観の作り込み、表現が圧倒
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

壮大で普遍的であった。つまり感想や言葉の意味など何も無い。
作品にも輪廻という言葉が出てくるが、全てのものがそうである様に、この映画自体もカットから始まりシーン、ストーリーまでもが繋がっていき、どうし
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.0

凄く綺麗な話だった。
淡くまだどの様な形にもなりそうな年齢の少女が2人。都会で育ち少しグレーを持った少女と、田舎で育ち真っ直ぐ前を見る事が正義な少女。
嫌な大人や社会が出てくる中で、抗えてる様で抗えな
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緑の光線(1986年製作の映画)

3.2

何を見せたいかも、何を感じさせたいのかもわかるつもり。
ただ個人的な意見として、言語化されない様な心のディテールを並べられると吐き気がしてくる。
彼女が悪いとかとも思うわけではなくて、実際気持ちもわか
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満月の夜(1984年製作の映画)

3.6

何処の、何の視点で観るかによってかなり変わってくる点で少し難しかった。
繰り返しの様な1週間をループする様で少しずつズレていく事に気づかないルイーズ。
誰が悪いとか、誰が正しいとかではないが、基本人間
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.0

至ってシンプルでそれだけなのだ。
ただそれが全てになる事がある。
それが愛なのだろう。
たった数日の話を、しっかりと置いたアングルに繰り広げられる日常。
舞台があり、そこで生活をする喜劇の様で、奥行き
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.0

邦画を観ていて、「和」ではない日本らしさの世界観を感じるヒューマンドラマは久しぶりに観た気がする。
出来ない事や苦手な事は誰にでもある中で、それが仕方の無い事なのか自分で諦めてしまっている事なのか。
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

単調的でラフだが良い。
思わず、クスッと笑ってしまう様なザックとタイラーの2人の関係が段々愛おしくなってくる。
2人が至って真面目に旅する日常に、引き込まれてきてザック!と何度もなる。
人よりプライド
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