cinemaで逃避さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.8

曇り空に影、暗闇で
ジメジメとした土地感を出し
音楽の緩急で
不穏な空気を醸す

何となくアリアスターに
影響を与えてそうな作風
ミッドサマー要素も
ヘレディタリー要素もあった気がする

作品を通して
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ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

3.6

やられたらやり返す倍返しだ
勧善懲悪の
典型的アメリカB級映画

リーアムニーソン自身は
こういう映画に出るの嫌みたいだけど
ピッタリ過ぎるんだよなぁ

ジェフリードノバンが
カッコいい役で嬉しかった
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.9

新しい感覚
薄ら怖いけど愛おしい
尖ったファンタジー要素を
何とかラブコメに組み込んで
映画として成立させてやる
という意志を感じました

シャオチーもグアタイも
人間らしくて良い
単にピュアでお利口
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

圧倒的画面力
作画の美しさ
音楽とのリンク

フェティッシュな要素もあり
新海監督らしさが出たのでは

真新しい感想はありませんが
面白かったです

ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

ガイリッチー監督作を初体験
独特ながらスタイリッシュ
ジェントルながらシニカルで
ブリティッシュだなぁって感じ

役者も然りで
マシューマコノヒーも
チャーリーハナムも最高でしたが
コリンファースが渋
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.6

弱った自分を鼓舞してくれた
ありがたい作品

作品の感想って
観る時期で変わるよなぁ
まさかうっすら泣くとは

劇場に子供がいっぱいで
邪心なく鑑賞できてよかった

願いのカクテル(2019年製作の映画)

3.7

何か言い忘れたことない?
言い忘れたって何が
俺はまだボケちゃいないよ
そうゆうことじゃ無いでしょう
痛いよ
バーカ

シライサン(2020年製作の映画)

3.5

思ったより面白かった
大きな加点は無い一方で
減点がほぼ無い
バランス型の映画

こうした伝染系ホラーは
対抗する手段が肝だと思います

そういう意味では
多くの人を巻き込むことで
シライサンを忙殺し
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

4.1

終わった男の再生の物語

蛇の道では
脚本高橋洋の意図なのか
キレイに構成されている
一方で本作は
脚本も黒沢清なので
より感覚的でザラついています

個人的には
全部が腑に落ちる映画より
よく分から
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蛇の道(1998年製作の映画)

4.0

黒沢清のクセの塊
しかも若き頃の
見やすくしたクセ

障害物の多い画角に
躊躇なく直線的に歩く人物
それを見辛くならずに
長回しで実現する巧みさ

汚い大きく無機質な廃墟
螺旋階段、鎖、刃物
ブラウン
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男の優しさは全部下心なんですって(2019年製作の映画)

3.6

クライマックスの
メリーゴーランドが素敵

一点集中の気合いの入った
良い映画だと思いました

インパクト大のタイトルから
リアルな風刺映画かと思いきや
むしろ寓話的な世界観映画

いそうでいない男が
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.6

後味が気持ち良すぎる
劇場から一歩出ると
何見たか忘れるくらい爽快

話は早い段階で思いつくことが
その通り進んでいくので
とにかくノーストレス
ハードル走で意識せずに
ハードルを跳んでいく感覚

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桃の缶詰(2018年製作の映画)

3.5

完成度の高い
好きなテイストの作品

短編なので話はシンプルながら
彼が長く家を不在にする
冒険家だという設定が
離れて過ごす
長い時間を感じさせて
時間の奥行きが広がる感じ
すごく上手いなと思いまし
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.0

シンエヴァ鑑賞に向けた
ニワカの予習マラソン
テレビアニメシリーズに次ぐ
第二の関門、旧劇場版

難解なテレビ版の最終回を
作り直したとは思えない
倒錯気味の精神世界に
ズブズブと沈んでいく怪作

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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.6

前回映画館でみた松岡茉優は
「劇場」の彼女役で
ボロボロになる姿だったので
本作では等身大の役で
なんだかホッとしました

國村隼はもう
コクソン出演あたりから
どんな役でも
やるようにしたんですかね
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

奇しくも「ヤクザと家族」
と同時期に公開され
比較して評価されがちな
ヤクザはつらいよ作品

個人的には話の起伏が
少々わざとらしく感じましたが
含蓄深い作品であるのは
揺るぎないかと思います

沙羅
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逃げた女(2019年製作の映画)

3.2

この映画の感性を理解できれば
映画通だなと思って
必死に食らいつきましたが
正直ずっと眠かったです

観た直後は
素材そのままの
つるんとしたものを食べて
何食ったか覚えてない
それに近い感覚

彼女
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.7

素直に面白かった
ちょうど良いエンタメ作という感じ

オリジナル脚本なのが嬉しいし
劇中の漫画の完成度も素晴らしい
細部にこだわる感じは
すごく好感を受けました

事件現場の描写も
力が入って良かった
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デイビッド/DAVID(2020年製作の映画)

3.6

シネマンションで
映チンジャガ斎さんが
推してたので鑑賞

ウィルフェレルの真顔祭り

患者デイビッドが
息子デイビッドに
やたら理解を示して
それを嘘だろって
真顔で見る感じジワジワきます

人間っ
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.9

前作よりグンと面白い

やはりホラー味は薄いですが
ポストアポカリプスものとして
昇華してる印象でした

前作で謎だったDAY1が
冒頭で語られる親切設計
まずコレが気持ち良い

そしてパート1の設定
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ヒゲとレインコート(2018年製作の映画)

3.4

芋生悠目当てで観たら
カトウシンスケも出てて
お得感ありました

真正面からフェチを描いて
話がとにかくシンプル
12分という尺に比べても
展開が少ないので
逆にフェチについて思考する
時間的余白があ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.6

2があるので予習
レビュー見ると評価は両極
怖くない!が多い印象

結論、自分は好きな作品でした
期待したラインの
上でもなく下でもなく
ピッタリ一緒という感じ

静けさが緊張感を生む既視感のある構造
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.7

ブラムハウス味も
しっかり堪能できる
期待通りの面白さ

グロ描写は多少はありますが
はるかに見やすくしてくれている

恋する男子と
おっさんの体のまま
チューしたり
客観的には奇天烈ですが
そこはヴ
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.9

北野武初監督作
この作品はずっと
どうしても劇場で観たくて
国立映画アーカイブでの
特集を知り飛びつきました

この映画はとにかく
歩くシーンが出てきて
しかも同じ画角で長い

そこにエリックサティや
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.0

久しぶりに号泣そして放心

マイルズテラーって
やっぱり良い役者ですね
何かに打ち込む不器用な青年
をやらせたらピカイチですよ

めちゃくちゃハンサムではないけど
クセになる絶妙にいそうな顔が
没入感
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.2

ずっと気になっていた作品
メンタルにきそうだったので
コンディション整えて挑戦

結果としては杞憂で
むしろ癒されました
自分もあんな頃を
通ってきたはずなのに
こんなにも眩しい

判断が早計だったり
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

4.0

あぁ、、しんどい
でも単なるメンヘラ胸糞映画
ではないと伝わる後味

ユカの変化が
どこか腑に落ちるのは
彼女が味わった
理不尽、搾取、蔑みの苦味を
社会人なら皆多少なりとも
知ってるからかもしれない
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.5

体感はマジでこの点数!
細けぇこたぁええのよ!
最高!

オデンカークが「おでん」持って
PRしてたのも含めて最高!

楽園の夜(2019年製作の映画)

3.9

久々の韓国ノワールを
タップリ堪能してお腹いっぱい

パクフンジョン監督って
暴力描写も上手いですけど
意外と
揺れ動く感情を掬い取るの
上手ですよね

分かりやすい感情に逃げないで
行ったり来たりす
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明日の食卓(2021年製作の映画)

4.0

瀬々監督っぽい
人間関係は思い込みで
成立していると
突きつけていくる佳作

話の後半で
思いがけない展開が起こって
驚かされるにも関わらず、
それは自分が見落としていた
違和感に起因していると
分か
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めまい 窓越しの想い(2019年製作の映画)

3.7

チョンウヒ無双

波状攻撃を仕掛けてくる
現代社会の「生きる苦しみ」を
正面で受け止め耐え続け
最後に華麗なゴール
(=アクロバティックキス)
を決める映画

ラストのゴールが
ゼロ角度からのシュート
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.3

韓国映画の邪悪さ・陰鬱さが無くて
自分にはなんだか薄味
人物背景の掘り下げより
ギミックで驚かせるの重視な感じ

時間軸をイジってるので
本筋以外の副次的要素を
あんまり盛り込むと
無理や矛盾が生じる
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.7

観た人それぞれが
「あの頃」を懐古する
見終わった後が核の作品

あの頃から抜け出せない今を描く
というよりは
キラキラしたあの頃も
今の自分の一部で
だからこそ今も最高だよなって

ハロプロって言う
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.6

シネマンション経由で鑑賞
モキュメンタリー
っていうんですね
フェイクドキュメンタリーの
低予算怪奇シリーズもの

街ゆく主婦に
臭いと言われちゃう口裂け女に
なんか同情しました

工藤Dのチンピラ感
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.7

皆さんと同じく
チャドウィックボーズマン
最後の主演作ということで
早速TOHOへ

話の筋は正直既視感のあるものですが
ある意味クライムアクションの王道
かえって演技や演出に集中出来ました

狭い空
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セッション(2014年製作の映画)

3.9

ラストのドラムソロの為に
あるような映画でした
アンドリューの血走った目付きに
ゾクゾクさせられます

しかし勘違いしちゃいけない
マジでフレッチャーはクソ
アンドリューの才能が開花したのは
あくまで
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