りとさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

4.2

男友達に対し恋愛感情はないけど、その男友達と女友達が深く繋がっていくことはモヤっとする。執着?嫉妬?もちろん男女逆でも。
このモヤ表現がリアル。
どうしても時間の共有が長くなるにつれて、情は移ってしま
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キッチン・ストーリー(2003年製作の映画)

4.0

どんなに形式や役割があっても、さすがに同じ空間にいたら交流が生まれてしまう。

(1954年製作の映画)

3.8

この世にあるものは何かの役に立っている。

マルタのやさしい刺繍(2006年製作の映画)

4.2

人がやる気に燃える瞬間って力強い。
やる気の炎がどんどん燃え移り、燃え盛っていく。
ばあちゃんたちの炎を見よ。
かつての夢を目指していく成長物語でもあるし、旧態依然の男社会に対し冷遇されていたばあちゃ
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.8

現実とフィクションの境界が曖昧な作品。
ワールドカップはどんな時でも見たいことがわかった。

真珠のボタン(2015年製作の映画)

3.8

水の記憶、水の声。
冒頭と最後では全く異なる聞こえ方をする水の音。

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

4.0

マレーシアの民族、宗教について知りたくなった。
民族、宗教などの境界に対して、理解はもちろんできていないんだけど、最後のハフィズの歌う曲はそのような境界を越えて響く。
境界と普遍のコントラスト。

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.8

ムイの見つめる先にいる生き物たち。
つつましく生きる姿を見て微笑む彼女が10年経ても変わっていない。
言葉より視線で語る映画。

サマーゴースト(2021年製作の映画)

4.2

自分で選んでいくよ。
そう気づかせてくれるのは、存外全く関係ない他者なんだよね。

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023年製作の映画)

4.0

吉沢亮、言葉に乗せてくる感情量すごすぎでしょ。マイキーに彼が選ばれた理由を体感する。単純な言葉の連呼でこんな表現できるんだ。激しい戦闘シーンからの吉沢亮の静かな演技という演出もにくい。

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.0

先生は未来に触れることができる。
子どもたちに伝えること、生きる力の学びを手助けすることは確かに未来に触れることなのかもしれない。

純粋な心には
澄んで謙虚な心には
幸せがついてくる
影のようについ
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

3.8

またまっすぐな気持ちにやられた。ただひたすら壁があるから登る。何故かとか理由とかそんなの越えてるのよ。周縁まで広がっていくあのまっすぐな気持ちって一体何なんだろう。

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.2

柄にもなく声出して応援したくなってしまった。応援するってめちゃくちゃ能動的というか、自分事に感じて一生懸命になる素敵なことなんだとか、まっすぐな気持ちを掘り起こしてくれる映画。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.8

そう綺麗には生きられなくて、人生はめっちゃくちゃでこんがらがっている。
いろんな人とのいろんなタイミングで出会い別れの経験。影響を受けることからは逃げられない。
その影響に右往左往しながら、選択してい
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

SHOCKERの正式名称が馬鹿みたいに長くて吹き出しそうになった。思いついた人、してやったり顔してるに違いない。

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.8

誰かのこと思った行動は、純粋な思いで出来ている。AIは人と人をつなぐことができるはずなんだよなぁ。AIに対する認識を飛躍させよ、人間という映画。

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.5

ラブ&ピースなんだよ!!悪いか!!
この物語を良いと思う心に国境なし。
違いはあっても共鳴できることはあるはず。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.2

器として生きると子供にも当たり前にそうすることを押しつける。
子供は親をなぞる生き方しかできなくなる。
ひたすらに知らないのだ、他の道、景色、人々を。
飛び出す推進力は、他人からの影響により培われるの
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.2

気づけるようになりたい。
人と向き合えないことに悲しみを覚えてしまうのは傲慢なのだろうか。青臭いだろうか。
心の穴を覗き込まれる痛みと受け止めようとしてくれる優しさが共存している。
なんだろう。既にあ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.5

応援したい心で繋がる友情。
好きなものは、どうしても人と分かち合いたくなる。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

閉鎖的なコミュニティに鬱々とし退屈な生活を送る人々。
適応してしまえばいっそ楽なんだが、適応し退屈を内在化させた奴を見るのも腹が立つ。
ああなりたいわけじゃないんだ。
退屈は身体に堆積されるものなのか
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

きっと今回の映画のように描きたい設定がたくさんあったはずなのに、それをあえて描かずに切り捨てて作り上げた原作の凄まじさよ。
そして、時を経てその描かなかったところをあえて描いてくれるの嬉しすぎるでしょ
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そばかす(2022年製作の映画)

5.0

「ちゃんとした価値観」となるものに傷ついてやり過ごしている人は、私だけじゃない。そう思える映画。
一方で自分も誰かを傷つけていることにも目をそらせなくなる。そんな映画。

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.5

この物語で描かれているのは、これまでの結果なのである。直接描かれてはいないのに、彼女たちのこれまでをじっくり感じていくことになる。
何故彼女たちは犯罪者になったのか。
何がそうさせたのか。
でもけして
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かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-(2022年製作の映画)

3.8

つばめ先輩が気になってしょうがない。
原作知らない人、この匂わせは本編より気になるんじゃない??ずるいぞ。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.8

無関心の隣人より、共鳴してくれる他人。
誹謗中傷、賞賛する誰かより、駆けつけてくれる人。

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.5

好きは好きだけでは育っていかなくて、周りの人たちの密かな応援を土壌に成長してゆく。
お母さんの教育方針がさぁ、もうこれ簡単にできる姿勢じゃないんだよ。勝手に母の気持ちになっちゃったよ。心配だけど、その
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