ジョナサン・デミによるライブ映画の最高峰。これほどトータルに仕上がった作品はそうそうない。
何度も何度も観て聴いた作品なのに、トーキングヘッズってこんなに演奏上手かった?と驚いてしまった。映像つきで>>続きを読む
代わり映えのしない、だがそこがいい。
ジム・ジャームッシュをパロディで扱う感覚がいいですよね。シアターから出てきた時のナードな会話とかも。
このレビューはネタバレを含みます
街中で心惹かれる古めかしい酒場、喫茶店。昔ながらの銭湯。これらは日常的に利用している人がいるから、今でも残っている。映画を観たこの綺麗なシネコンの下は、自転車も停められない。歩いて10分の所には古い食>>続きを読む
どこがどうとは言えないが、とても好きな映画だった。
割と荒唐無稽な内容なのに、映画然としているところが良い。
三度寝て、四度見直した。
半ば揶揄する意味で、雰囲気映画という言葉があるが、そのようなレッテルを吹き飛ばすほど映像が美しい。
対象物自体が美しいだけでなく、カメラワークも秀逸だ。
音楽は、パイプオル>>続きを読む
二度目の鑑賞。
見たそばから忘れてしまうので、最後まで新鮮な気持ちで楽しめた。
分析しながら見るのが得意ではないので、何となくでしか理解していなかったが、解説を読んで納得。
緻密さだけでなく、その緻密>>続きを読む
ラストのシークエンス、階段上からの構図から始まるところが特に好き。
テレビの音声、インタビューの会話、寝る前のおとぎ話、流れる曲、色んな所に意図が散りばめられているが、いちいち立ち止まらず見ることもで>>続きを読む
オープニングクレジットがめちゃくちゃかっこいい。
音楽だと、New Waveの匂い。
表現方法だけじゃなく、部屋の内装や家具のしつらえなど、センスがとても好みの映画だった。
流れ続けるラジオの声が気持>>続きを読む
「かつてここに一つの国があった。」とは、RPGの枕でよく見る台詞だ。
だが普段、その言葉に何が含まれているかを想像することは少ない。
昨今、くしくも、ロシアがウクライナに攻め入ったことにより、以前に比>>続きを読む
ワゴンで暮らす人々は、皆それぞれ、魂の救済や、想い出に留まるために旅を続けている。
しかし、そもそも旅に出ざるを得なかった状況があり、それは主に現在の資本主義によってもたらされたものである。
屋根の下>>続きを読む
あんまし合わなかった。
二人のような情動は、自分の中にもあるなというのは分かる。
映画館で見れば没入できたのかも。
途方のない映画だった。
これを希望と捉えるか、苦難と捉えるかで感想が分かれそうだが、個人的には少し後者に感じている。
良いとか悪いとか、一概に言うのは難しく、常に問いかけてくる作品だった。
ただし>>続きを読む
友人が見に行ったのを目にして調べたところ、製作国:コロンビアと出てきたので、トレーラーもあらすじも見ずに行った。日中にうとうとできたタイミングがあったので、眠くはならなかったが、ぐいぐい引き込まれるま>>続きを読む
おなじみウェス・アンダーソン。しかも表現がどんどん洗練されているような気さえする。あそこまでは垢抜けきってないけれど、もうジャック・タチの域に入っていると思う。
この映画は、架空の雑誌、及びその編集>>続きを読む
美味しいコーヒーはもちろん好きだけど、不味いコーヒーを摂取しながらくだまく時間も魅力がある。
ポットやデキャンタでサーブされるコーヒーいいな。
途中までは、短編オムニバスのだらっとした映画だと思って>>続きを読む
細野晴臣は音楽家として様々な側面を持っているが、こと自作曲を自身で歌うことに関して、かつては、積極的にしていなかった。2005年9月の狭山で行われたハイドパーク・ミュージック・フェスティバルで、過去の>>続きを読む
Bitter Sweet Symphonyには笑った。
「またベタな」と思ったけれど、かっこ悪さはない。ドランは、インディとメジャー、高尚さと通俗さを上手に行き来するなと思う。
人から好きそうと言わ>>続きを読む
オランダはWWIIにおいてどのような立ち位置であったか、というのを知ってから見た方が楽しめる気がします。
戦争映画としては、この映画だから感じ取れるものがあった、というポイントがあまりなかった。
衣>>続きを読む
マックを食べに行ったら、マックの味がしたけど、意外と美味かった、みたいな感じ。
いつかまた、ゾンビ映画特集のオールナイトでお会いすることもあるだろう。
原題『Cockneys vs Zombies』の>>続きを読む
ミッドサマー視聴済。個人的にヘレディタリーの方が好きだった。俗っぽい要素が多分に出てくるのにB級くさくない。
チャネリングのようなスピリチュアリズムって、一部の信心深い人だけでなく多くの人に流行ったこ>>続きを読む
ソファでだらっと見たのでそれほど消化できていないが、自由な映画だなと感じた。
作品のテーマは「人の様々な側面」で、その前段階に「愛し方の分からない愛されたい自分」がある。
凡庸とも普遍的ともいえるこの>>続きを読む
David Byrneはここ10年で一番観たいミュージシャンなので、劇場で見るのは嬉しいながらも虚しさが募ったりもした。
Stop Making Senseは陰影とパノラマ写真のようなワイドな舞台が印>>続きを読む
何かを始めて終わらす。大きな作品であるほどそれが難しいだろうし、目の当たりにする機会も減るだろうから、この作品を劇場で見られて本当に良かった。
作品単体としても面白く、全てのエヴァンゲリオン、そして我>>続きを読む
重々しいとはまた違うヘヴィーな作品だった。
2020年のアメリカ大統領選は,個人的に今までで一番興味を持って接した。
トランプは中西部のバイブルベルトに住む白人層に人気があった。(もちろんトランプを支>>続きを読む
フレディの伝記映画。
ラミ・マレック演じるフレディは,若年の頃はさほど似ていなかったが,後年の姿は本物がオーバーラップしてくるような瞬間もあった。
知らない人は入りやすく,ファンの人も肩の力を抜いて>>続きを読む
やっと!初ブルース・リー。
少年がこぞって真似をしたと言いますが,当時はプロレスが流行っていたり,まだまだフィジカルなかっこよさが隆盛を誇っていたんだなと思います。
日頃から鍛錬しているだけあって立ち>>続きを読む
色々あったけど,いい野球映画だった…。
ていう後味はぬぐいきれないけど,色々の部分も引き込まれた。
オダギリジョー,蒼井優はすごい。
白鳥の羽根が舞い落ちる場面は,マグノリアのカエルを思い出した。とこ>>続きを読む