チッタスープさんの映画レビュー・感想・評価

チッタスープ

チッタスープ

映画(534)
ドラマ(2)
アニメ(0)

見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.5

死亡フラグ連立ムービー。

「光る君へ」のノブ(高杉真宙)と新プロジェクトXのナレーション(田口トモロヲ)が両方出てて世界観はまさに2024年のNHK。
リホもマヒロもパル(犬)も殺人鬼もみんな頑丈だ
>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

 両親は神とプロレスで兄弟を守ろうとした。
だが実際は神が両親で、プロレスは兄弟を傷つけていた。

 「死は神が決める」という言葉と、プロレスを選び、怪我を負い、その先に待つ未来が、この映画で表現され
>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.2

汚物談。
DVDのディスクジャケが”マジで○○する5秒前”。

結構長いし色々やってますが、冒頭のH&M!バレンシアガ!が強すぎる。予告編でもこのシーン流れていて、映画館で自分含め大ウケだった。

モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

3.9

出会いと別れと友情を経て、人生を変えた旅の記録・・・

”2つの人生がしばし併走した物語である”
このセリフはくらった。

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

-

ドライヴ、レオン、グロリア、ミッドナイト・ラン、ベイビー・ドライバー・・・数々の名作の要素を緑髪の仕事人、パク・ソダムに託した作品。

わりかし血生臭いシーンも多いですが、かわいい猫や芽生える友情スト
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

銀座でお馴染みの曲がデ〜ン♪と流れるシーンが最高。吉岡秀隆は本当憧れる歳の取り方をしている。

スタッフロールに出てくる「チーフゴジラオフィサー」や「ゴジラルーム」とは一体...

東京夜曲(1997年製作の映画)

4.5

古すぎず、近すぎずの90年代。微かに覚えている、あの頃の世界とそこで暮らす住人たちに再会する事が出来た映画。
現在まで通ずる普遍的な雰囲気に安堵感すら覚える。
とはいえスマホが存在しないこの時代でVR
>>続きを読む

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

4.0

ヤンチャだけど正義感は人一倍ある2人の仲良し警官が数々の事件に体当たりで挑む骨太バディ・ムービー!
バディもので、喧嘩も揉め事も無くずーっと仲良しなパターンって結構珍しいかも・・・その点が好きです。
>>続きを読む

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.5

”これは事実に基づいた物語である”
改めて観ると主人公視点のユーモアな部分やストーリー構成の見事さに気付かされる。

余談。初観賞は昔の地上波TV放映で、同じ時期に流れていた映画は「es」「ブラックホ
>>続きを読む

闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)

3.3

「これは夢なんだわ・・・」
チェコスロバキアのドラキュラ映画。
綺麗な画と汚い画が混在し、バラバラのパートが唐突に繋ぎ止められながら続く映画ですが、最終的にはハッピーエンドのような大団円に収斂する。
>>続きを読む

しとやかな獣(1962年製作の映画)

3.6

和製パラサイトっていうレビューを見てしっくりきた!
この世を生き抜くには、いつだって強さを求められる。
「時分」「2号」「プレスリー」など、時代性を表すワードが新鮮。

ミリィ/少年は空を飛んだ(1985年製作の映画)

3.8

あきらめない。不可能はない。奇跡はおこる。
主演のルーシー・ディーキンズがこの後ハーバード行って弁護士になったエピソードがこれらのテーマを強化している。

配信もされていますが、DVDの音声解説(主演
>>続きを読む

グロリア(1980年製作の映画)

3.7

ジーナ・ローランズが演技おばけ。地下鉄のシーンにおける、喜怒哀楽を一度に詰め込んだ表情でマフィアに銃を突き出すシーンが格好良すぎ。
『レオン』の原型と言われるけど、あちらは仇討ちでこちらは逃避行。子供
>>続きを読む

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

3.1

みんなタフすぎ。
これ目標達成しても遺恨残らない?って心配する位の地獄絵図パート。
雪像の傍の本を取ると前方に移動するくだりが、TVゲームの障害物を動かすギミックみたいで印象的。

アンドレイ・ルブリョフ 動乱そして沈黙(第一部) 試練そして復活(第二部)(1969年製作の映画)

3.4

予算減らされた結果このスケールは信じがたい。元の予算どれ程あったのか。

同じ役者が別人演じてたり、前触れなく新キャラが当たり前のように現れたりと、登場人物の出入りや場面転換についていくのがやっとで、
>>続きを読む

ノロイ(2005年製作の映画)

3.6

『言い方っ!』全編どうすりゃいいのよって感じですけど、思い返すと序盤に女の子が「全部もうダメなんだよー」って綺麗なアンサー返してた。
令和の売れっ子となった松本まりかやアンガールズと共に、飯島愛や号泣
>>続きを読む

快盗ブラック・タイガー(2000年製作の映画)

3.5

海を見た事がない主人公。これはタイ版ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア。
その他映画パロディ豊富で、意外とゴア描写が強め。吹替だと一部の警察官の演技が小梅太夫化している。

マイキー&ニッキー(1976年製作の映画)

3.3

因果応報。

カサヴェテス演じる狂乱男の名前が彼の実息と同名なのは意味あるんだろうか。

狙った恋の落とし方。(2009年製作の映画)

-

前半はお見合いパート
後半は北海道パート!

堅物主人公が異国の居酒屋でチョンマゲ&ヒゲメガネ姿に成り果てる姿がインパクト大。
ビビアンスーの登場はサプライズ。

BRICK ブリック/消された暗号 BRICK ブリック(2005年製作の映画)

3.9

見た目はソフト、中身はハード。その名も、名探偵ジョセフ・ゴードン=レヴィット(エンドロール見るまでマジで気付かなかった)。なろう系にヤクと暴力と魔性の女と束縛男を添えた内容で、結構面白かったです。

青い春(2001年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

偶然にも昨日観た『葛城事件』に引き続き、新井浩文が出ていて、嫌な予感してたら、案の定高いところから落っこちてた。

全編を通し、1人だけ才能を開花させていた九条に続き、最後に一花咲かせた青木。

彼は
>>続きを読む

葛城事件(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

しんどい映画。この映画の登場人物たちに、自分が当てはまらない保障はどこにあるのだろうか。

面接シーンの新井浩文がいたたまれなさ過ぎる。

「生き続けさせる事こそが罪を償う一番の云々~」はラストの伏線
>>続きを読む

悪魔のサンタクロース2 鮮血のメリークリスマス(1987年製作の映画)

3.0

主人公と彼女の馴れ初め~ラストに至るまで10回以上なんでやねんって心の中で叫んだ。
「前作を凌ぐスプラッター!」とのことらしいが、どんな惨殺シーンよりもギリギリで車よけるスタントが一番ホラー。

1:99 電影行動(2003年製作の映画)

3.3

香港ショートフィルム集。DVDだと収録時間68分と書いてるのに本編15分で終わってビビッた。

本編が予想以上の短尺もあり割と肩透かしだったけれども、特典のメイキング(約40分)がメインディッシュと思
>>続きを読む

少林寺2(1983年製作の映画)

3.7

若者達の青春と躍動感抜群のアクションがmixされた明快アクション作品。仇討ちがテーマだった前作の重い雰囲気は皆無。
DVDだとメニュー画面で延々とザ・グレート・カブキ歌唱の主題歌がループしている。

少年の君(2019年製作の映画)

4.1

少女は、大人になる学び方を知らずに「受験が終われば大人になれる」と言う。それに対し刑事は、「大人になるのは川に飛び込むようなもの」、つまり受験だけでなく、様々な障害にぶつかって大人へと成長するものだ、>>続きを読む

殺人者の記憶法:新しい記憶(2017年製作の映画)

3.7

「殺人者の記憶法」だと思いTSUTAYAで借り、観終わったあとFilmarksに感想書こうと思ってたら、別バージョン(「新しい記憶」)があると知り、興味津々で調べてみた所、自分が観ていたのはその別バー>>続きを読む

ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

3.6

オスカーじゃない方の「ザ・ルーム」。エド・ウッド同様、自作映画よりも作った本人の方が映画向けなのがなんとも。
面接中にいきなりシャロン・ストーンが登場してきたらビビるよなぁ

大英雄(1993年製作の映画)

3.5

アジアの超豪華キャストで戦隊ヒーロー+日本ドラマの劇場版のノリをやってのける。セルフ・スローモーショーンの脱力感はすごい。元々撮っていた映画『楽園の瑕』の撮影が滞ったので、合間を縫って制作されたのがこ>>続きを読む

楽園の瑕(きず)(1994年製作の映画)

3.5

アジアン・オールスタームービー。
ストーリーよくわからんけど格好良い。
同じ製作陣の『大英雄』と一緒に観た後だと情緒がおかしくなる。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.5

笑った~。序盤のアイドルムービー風の演出から怒涛のストーリー展開ですぐ惹き込まれた。意外とメンド臭い主人公をはじめ、キャスティングが絶妙にマッチ。同じタイムループ系の「MONDAYS」との対比としても>>続きを読む

黒薔薇VS黒薔薇(1992年製作の映画)

3.9

クセツヨ義賊に成敗されるバツイチ脚本家と警察とヤクザ。
全編イカレてるけど、特に前半は「サザエさん」のような矢継ぎ早なテンポ。開始1分で主人公の表情が死んでる。

悪い種子(たね)(1956年製作の映画)

4.0

『血か、環境か』
こどもサイコパス映画の傑作古典。ゆったりしてるのに徐々に引き込まれる恐怖の130分。60年以上前だけどこの恐ろしさは令和の時代でも不変。でも、題材がショッキングなのでちゃんとアフター
>>続きを読む

ながらえば(1982年製作の映画)

4.3

古のNHKドラマ。

あらすじとしては、名古屋に暮らすある家族が息子夫婦の転勤の都合で、入院したおばあちゃんを残して、富山へ引っ越し。
しかし引越し直後に、頑固者のおじいちゃんが突如、碌に別れの挨拶も
>>続きを読む

アドレナリン・ドライブ(1999年製作の映画)

3.2

大金で人間変わるよムービー。

『キッズリターン』でボクサーやってた安藤政信に性悪な店長が「殴って見ろ」と煽るシーンがあったり、ヒロインが使う偽名が矢口映画『裸足のピクニック』に出てくる不幸な主人公「
>>続きを読む

悪魔のサンタクロース/惨殺の斧(1984年製作の映画)

3.3

イケメン・マッチョによるパニッシュ・ムービー。

本作における主人公への周囲の風当たりはやたら強いが、悲しいことに本作自体も公開当時の世論の風当たりは相当なものだった模様。

そんな事情もあってDVD
>>続きを読む

>|