まつむらはるかさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

まつむらはるか

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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.5

『目には目を・・・化け物には化け物をぶつけるんだ!!!!!』

いちいち出てくるキャラクターの胡散臭さが最高。
ヒロインも強いし(なんでホラーのヒロインって人間離れした勇気と観察眼と鬼のような冷静さを
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.0

年齢と世代のギャップを感じつつ、普通と違う価値観かもしれないけど、息子のことを理解しようとする姿勢がとてもかっこいいと思った。
ジェイミーが悪ガキじゃなくてしっかり物事を捉えようとしているのも誠実だと
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

4.0

ショートムービーながら濃く、記憶の根底を呼び起こされるトーンと、自身がモノや他のモノになったかのような凝ったカメラアングルが好き。

片田舎の鬱屈した雰囲気と日本のじめじめとした真夏の気だるさと、将来
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.5

鮮やかで美しい映像と、彼の瞳にどきりとさせられた。
観た直後よりも、いろんなレビューを読んで、あれ、これ私の好きなタイプの映画だな、すごいな、いいな…と思い返す、みたいな不思議な感覚にとらわれた。
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

ドラッグのハイとそのあとの表現がラリっててよかった。意外といいやつだし抜けよう抜けようと頑張ってるけど抜けきれないダメさが自分を見てるようでつらいものがあった

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.5

私が思う『映画好きな人が好きな映画ってこんなイメージ』な映画。
長めのカットに孤独を感じた。
車でクレオが泣くシーンがね………

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.7

なめてましたすみません!!!本当に期待以上でした!!!!
レゴの特徴と魅力を余すところなく詰め込んだ、コマ撮りかとみまごうほどのこだわり、とにかくレゴ愛に溢れた作品!

『本物らしい動きの質感』と『低
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ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

4.5

本当に期待以上でした!!!

話は王道なくせにドラゴンの描写がいちいちよくって、あとディズニーには絶対にできないところが見たことないもん観たなーって感じでした。とにかくトゥースがかわいい……………!!
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メッセージ(2016年製作の映画)

5.0

なんて『センスオブワンダー』という言葉が合う映画なんだろう。

こういうSFが好き!!!!!!に尽きた。

正直に言うとふらっと観に行ったのだが、気持ちが高ぶりすぎて帰り道で原作小説を買い、ついでにば
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.5

実はアニメーションのほうを観ていない謀反者なんですけどそれでも十分楽しめました。ガストンってヴィランズのくくりだけど、特に序盤なんかは「イケメンで強くてモテるのにもかかわらずずっとベル1人のことを想っ>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.6

ロードムービーの金字塔として名高いけれど、どちらかというと地味でわかりやすくはない、考えさせられる映画。

マジックミラーを心情のメタファーとして使ったシーンが圧巻。
むこうからは見えないとわかってい
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LIFE!(2013年製作の映画)

4.0

LIFE誌に勤める、地味で妄想癖のある冴えない主人公がLIFE誌最後の表紙のネガを探す旅に出る。

細部の演出と壮大なスケール、夢の迫力あるギミックが合わさった映像美の素晴らしい映画。冒険の素晴らしさ
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アルジャーノンに花束を/まごころを君に(1968年製作の映画)

3.0

映像作品に物足りなさを感じてしまうほど原作がよいのだが、ラストのシーンには響くものがあった

ウォッチメン(2009年製作の映画)

4.0

核戦争まであと一歩と迫った緊張冷戦状態の現代にヒーローをぶちこんだ、地味で難解な大人のアメコミ映画。

1人にぐっと入り込むような作りではないけれど、それゆえに誰が正しいのか善悪を割り切れない感じがあ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.5

友人談『クオリティで殴ってくる系映画』にぶんぶん共感した映画。

毎度ディズニー新作の映像の美しさに素直に感動してしまうのだけど、今回の、特に海の表現が本当に素晴らしく、丁寧な王道のストーリーが映像の
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.0

ジャスミンの幸せだった昔と堕落した今、姉妹の考え方や暮らしぶりの対比が演技や衣装や建物からわかりやすく、価値観が合わなくて双方居心地が悪い感じがすごーく伝わってきた。ケイトブランシェットが演じるジャス>>続きを読む

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

4.0

あの音楽が最高に乗れるスパイミックスのカンフー映画。
鏡の間でのトリッキーな演出が大好物!

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.7

見終わった後はなにかにつけて「イエス」が頭をよぎる!
最初の引きこもりっぷりに共感・・・
面倒だと遠慮しがちな人がチャンスを無駄にしないための背中を押してくれるコメディ映画

ストリート・オーケストラ(2015年製作の映画)

4.0

師弟(教師と生徒)ものが好きなのと音楽の持つ盛り上がりで素直に感動。
最初のへぼへぼの演奏からどう成長するのかとワクワクした。
実際に役者じゃない現地の子供達、街の人たちを起用してデモがヒートアップし
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コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

4.7

ピーター・グリーナウェイ教に入信します!

最初のシンメトリー構図から大好き!!!完全に興奮しました。
見る人を選ぶこと間違い無しでブラック・ウェスアンダーソンって感じですが、
部屋ごとに服の色も変わ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.0

薦められて観てみたのですががあまりはまらず・・・ちょっと粗い印象を受けてしまいました。

野火(2014年製作の映画)

4.3

映画を観たあとの、あのなんともいえない、こうやって文面にしないと整理しきれない感情をどこにやったらいいかわからなくて、よく先走ってレビューを見てしまうのが私の悪い癖なのだが、正直に言うと最近私は映画慣>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.0

声だけのAIに恋をするという予告で期待してたのですがあまりAI感がなく、自分には合わなかったのが残念!

(このサマンサより、「2001年宇宙の旅」HAL9000のほうが萌えるの私だけですか・・・?)

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

AIのエヴァは美しい。ロボットと人間の狭間にいる彼女を演じる身体の表現が見事。
服や肌を纏っているとあまりにも人間すぎて、かえって自分が何者かわからなくなってしまいそうだ。

舞台となる近未来的なガラ
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.5

『数奇な人生』には間違いないが、ベンジャミンバトンという一人の人間の一生を誠実に描いていて、若返っていくという特異性のほかはいわゆる『事実に基づく実話』かと思ってしまうような自然さがある。
だんだんと
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

事実に基づく系映画って地味で「いい話だ・・・」で終わりがちなんだけど、これは面白かった!追う側トムハンクスもかわいく、追われるレオ様もかっこいい。
IT化された今はこういう手はもう使えないけど、絵にな
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.5

ホラーダメな私でも観られるゾンビ映画。ニコラスホルトがひたすらかわいい

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.5

どこかSFのような、現実離れした空間で、独特な濃い雰囲気のある映画だった。
映画を観た若者たちが触発されて暴力行為が多発し、上映禁止になったというのもうなずける、中二心を動かされるような美術と演出。
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.8

優秀すぎて都会から田舎に飛ばされたサイモンペッグ演じるド真面目警官がゆるゆるの田舎で頑張る話。

都会と田舎のギャップがうまく凝縮されていてテンポの良い展開とアクション、気のきいた伏線、思わず突っ込み
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

戦争中の収容所やホロコーストの描写などは圧巻で見応えがあった。
シンドラーはあくまで最初は金儲けのために人を雇っていたが、結果として人助けをしたことになる。

欲深い男が結果的に改心するというストーリ
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

きっかけさえあれば、誰もが豹変する。

とにかく怪演っぷりが見事で、先の見えない恐ろしさにどんどん怖くなる。
本当にこういう人なんじゃないかと思ってしまうほどに恐ろしくなる。
そして観ていてだんだん感
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2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

4.8

難解だ難解だと伝え聞き『いつか観ようリスト』に長らく眠らせていたことを恥じたい!


思ったよりも分かりやすかったというのが感想。シンメトリーの美、音と色彩の効果など、説明的でなく、黙して語る表現と宇
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.5

何も考えずに観られる系映画。
ツッコミ不在の恐怖、真面目そうなキャラもハメはずしまくってるところに笑った
一人で観るよりバカできる友人と観るべき!