Kittyさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

恐らく10年以上ぶりに鑑賞。昔に金ローで観た気がする。発煙筒を掲げてる人の頭上を戦闘機が通過する画をやけに鮮明に覚えてた。あとシャワー室で上から狙われてるとこ。やっぱブラッカイマーとマイケルベイは頭空>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

見事な映画でした。先の読めないスリリングかつ緻密な心理を描き構成された脚本。説明が少なく洗練された脚本を補ってあまりある表現をする役者陣。一挙手一投足が洗練された演技。展開に説得力を持たせる役者たちが>>続きを読む

特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

4.0

3作目。今回はカールとアサドのコンビの関係性とアサドの内面に迫った内容。宗教や信仰が人物を深めていくためのツールになりうるのは海外ならではだなぁとつくづく感じた。そして、前作より恐らく予算がかかってい>>続きを読む

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

勘違いスプラッターコメディ。であると共にデイルの成長物語、サクセスストーリーでもある。あの人数の大学生をどう勘違い殺害するのかと不安だったが、自然で偶然かつ奇跡的な事故死や過失致死を全員分用意したのに>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.4

1作目がエグジーの成長と自立だとしたら、2作目では未熟と成熟かなぁ。ハリーはあくまで師弟の関係だったのが、今作を通じて並列の仲間として信頼しあう関係にも最終的にはなるのが感動的。
アクションの手数が細
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特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

3.8

今回も濃厚な刑事ドラマだった。前作と比べると、事件を解き明かしていくというより、その影響を受けていく刑事のヒューマンドラマ的な趣が強く感じた。一作目で刑事としての側面を強く描写して、2作目でひとりの人>>続きを読む

特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.8

ミステリーとしてはイマイチかもしれないけど、刑事物としては結構な高水準な感じ。意外なトリックやアクションがない代わりに、捜査によって明かされる情報に無理がないように感じられたし、あくまで警察の捜査とし>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.5

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今年の劇場上映作品でもトップクラスの出来の良さ。ゾンビ映画としてもヒューマンドラマとしても見応えがある。主要人物それぞれの言動に説得力があるしキャラが立っていた。
主人公の成長が丁寧に描かれていたから
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ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer(2000年製作の映画)

3.5

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約7年ぶりくらいの鑑賞。深夜の再放送で初めてドラマ版を観てからなんの覚悟もせずに映画を観たということもあって、7年前は本当に後半の意味がわからなかった。
7年経って改めてドラマ版から一気に鑑賞して、後
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.8

ディズニー映画ではリトルマーメイドに次いで二作目の視聴。
さすが世界のディズニー。すごく楽しめた。基本優しい人か良い人ばかりの柔らかな世界観と明るい音楽、美しい風景。ディズニーだからハッピーエンドが約
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.3

期待以上だった。めちゃくちゃ良かった。
旧版だとテレビということもあり、大人→子供→大人→子供→…という風にぶつ切りだった子供時代をガッツリ2時間描いた点がすばらしい。
ホラー好きとして旧版を観て感じ
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サベージ・キラー(2013年製作の映画)

3.1

とあるサイトでレビューを見て気になって鑑賞。初のレイプリベンジムービー。
思ったより良かった。低予算でCGはアレだけどゴアやカメラワークやストーリーに頑張りが見えて普通に楽しめた。
主人公が殺されるま
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バッドボーイズ2バッド(2003年製作の映画)

3.6

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前作のカーチェイス、爆破、銃撃戦要素を増やしに増やし煮詰めに煮詰めて固めたド派手映像の煮こごり映画。
時間が長いのがネックではあるが、アクションと主演二人の小気味良い会話が気持ちよくて飽きずに見れる。
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バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.5

映画を題材にしたとある漫画で2作目が紹介されてたので、どうせなら両方と言うことで鑑賞。
これぞハリウッドって感じの小気味良い会話、アクション、セクシー美女がつまったバディ物。
人物描写とか細かい設定と
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IT/イット(1990年製作の映画)

3.5

リメイクを観るにあたり、予習として鑑賞。
ホラーとして観ると、ペニーワイズの攻撃がシュールだったり正体がアレだったりするし、なにぶん古いので技術が拙いというのもあって、ただただ長く大した恐怖描写もない
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.8

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なんか楽しい作品無いかなと手に取ったのがこの映画だった。期待通りとにかくストーリーも画的にも、やけに派手で楽しいエンタメ作品で大正解。
無理そうなマジックやトリックもいくつもあったが、画が派手かつスタ
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ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「お気に召すまま」(2016年製作の映画)

3.9

これまでオセロ、リア王と悉く見逃していたので、NTLでは初鑑賞となるシェイクスピア作品。
貴族社会を現代に置き換えて描いていて、台本が台本なので設定と用語に多少の無理を感じた部分が無くもないが、作品の
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.5

天才バレエダンサーの半生を追ったドキュメンタリー映画。
波乱とスキャンダルに満ちた天才を1人の人間として深く描いた作品だった。take me to churchもその背景が見えてより目が離せなく、そし
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.8

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恐らく高校生か中学生以来となる5-10年ぶりの視聴。最後に視聴したときは地味なホラーだな、ダークウォーターの方が好きだなとか思っていたけれど、多少成長を経た今見るとなかなかどうして面白い。
内容に関し
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.2

1作目で残していた謎を回収してくれて大変スッキリした。続編とは斯くあるべき。
絆モノとしてもコメディとしてもエンタメとしても、1作目よりグレードアップしていたしより人物たちを深めたストーリーも心を動か
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関ヶ原(2017年製作の映画)

3.4

いろいろと不親切な作りだった。会話が早いし展開がダイジェスト的すぎて、歴史知識がある程度ある、もしくは事前に予習をしていかないとついていけないであろう気がする。
有村架純が女忍感が無い。あと恋愛描写が
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.2

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脚本は深いし役者は上手いし演出も面白い。
「誰を裁くかは誰が決めるのか」
福山の心情の変化の過程の丁寧さ
役所さんのワンシーン毎の緻密さ
最後の二人の顔が重なっていく演出
真実よりも裁判での有利さを取
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.1

ずっと気になってた闇の國村ホラー。そして、ナ・ホンジン監督最新作。
正直、拾えてない部分の方が多いと思う。キリスト的な要素が多々あったと思われ、聖書なんて読んだこともないのでほぼ拾えなかった。しかしそ
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天空の蜂(2015年製作の映画)

3.2

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日本のエンタメ作品にしては頑張ってる。映像技術が海外より劣るのは仕方ないにしても、ヘリは映像として作品の大部分を占めるわけだからもうちょっとなんとかならなかったかと…
役者も大味でわざとらしいような演
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.2

世界観の作り込み、ストーリー、アクション、全てにおいてエンタメ映画として一級品。過去作を見ても、そんなにストーリーが良かったとも思わなかったが、今作は世界観に支えられた解放のストーリーがあった。それぞ>>続きを読む

WXIII 機動警察パトレイバー(2001年製作の映画)

4.0

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原作「廃棄物13号」は未読
パトレイバーとしては異色も異色。イングラムも特車2課もほぼ出番無し。
スケールのでかい刑事ドラマwithパトレイバーってな印象。レイバーのある都市、政治的な側面がテーマの一
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リング2(1999年製作の映画)

3.1

一応小中理論の4作目として鑑賞
恐怖演出上手いけど、ストーリーがリアリティと乖離してしまった感が否めない。リアリティを感じさせる力が超能力を全面に押し出したことにより大幅に減少し、それが作品自体のホラ
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リング(1998年製作の映画)

4.4

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小中理論関連作3作目(ほん怖除く)
やはり近代Jホラーの、また小中理論の1種の到達点とも思える作品。
そもそも筋がミステリー要素を多分に含んでいて引き込まれるところに、原因となる幽霊像をほぼ見せず(テ
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女優霊(1995年製作の映画)

3.5

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小中理論を踏まえた上での二度目の視聴。
クライマックスは正直拍子抜けというか、ただただ笑うというのは、異常性はあるが霊として実体がありすぎて冷めてしまった。クライマックス後が不気味な余韻を残す物で非常
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.4

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ユジク阿佐ヶ谷の特集で上映してたので鑑賞。
表立ったジャンルはスパイものだが、その実タロン演じるエグジーの成長物語。
所々に往年のスパイ映画へのオマージュが散りばめられていたり、グロ描写や展開でシリア
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機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

4.1

パトレイバーシリーズを旧OVAから追っていってようやく鑑賞。ここまで長かった…
パトレイバーを題材にした、押井守全開の作品。テイストとしては旧OVAの5,6話が近いかなぁと。映像、演出、ストーリー、傑
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邪願霊(1988年製作の映画)

3.2

小中理論を知りたくて鑑賞。
映像技術もストーリーの技術も発達した現代だと、かなりちゃちぃ作品。だが、霊の見せ方や演出、テンポ感など小中理論が成立していく過程を追うに当たっては外せない作品だろう。著書を
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ブレイド3(2004年製作の映画)

3.3

シリーズ最終作。
結末としては予想の範疇。
シリーズを追うごとに映像技術がメキメキ進化していくのは面白い。
2で広がりを見せた物語が終わりに向かって縮まってしまった印象。
ライアンレイノルズは軽口とか
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