coffeeさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.7

夏になると、僕の両親はキアロスタミの映画を見る
この作品はキアロスタミ作品の中で最も大人の権威主義性、子どもの純粋さと社会の子供への抑圧を強調した作品だと思う。イランの権威主義社会を浮き彫りにした。
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トラベラー(1974年製作の映画)

4.5

夏になると、僕の両親はキアロスタミの映画を見る
昔は半ば強制的に見せられていたけど、最近見なくなって、昨夜両親が見ているのを見かけて思い出したから書く
キアロスタミはとにかく子どもの描写が上手い。意図
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サインスピナー(2013年製作の映画)

-

テーマとか着眼点も面白いけど、何より画がすごいな

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.5

過去鑑賞
オスカー取ってるだけあって衣装のデザインは凄い豪華なんだけどCGに違和感がありすぎる
バズ・ラーマンの編集が嫌いなのかもしれない
ギャツビーの現れ方がかっこいい
ラストも好き
小説の方がおも
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セッション(2014年製作の映画)

4.8

過去鑑賞
傑作
ジャズプレイヤーやジャズファンに結構批判されてるらしいけど腐れジャズファンの僕は普通に好きでした
ただ確かにリアリティは低いような気もするし、これをジャズ初心者の人が見てこれがジャズだ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.3

過去鑑賞
これほどまでに美しい生命の描き方を見たことがない

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

-

語っても語りきれない、とりあえず言いたいことはひとつ。ありがとう、庵野秀明。
中学生の頃祖父の家でVHSで一気見したウルトラマン。
正直特撮には疎いけどウルトラマンとゴジラだけは胸を張って好きと言えた
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃ好き
正直マルチバース設定で何でもかんでも出来ちゃうようになっちゃったらものすごく嫌だと思っていたので制約とか諸々しっかり説明してくれたのもあってめちゃくちゃ面白かった!期待してなかった分
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.6

初めて見た時の衝撃が半端なかった作品
傑作

これ聖書読んでるかクリスチャンじゃなかったら100%わかんないでしょ、現に自分もたまたま妹の学校がキリスト教系でたまたま家に新約聖書があってたまたま好奇心
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カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

本当に良かった。
久しぶりに映画館で号泣してしまった。
多分見た日が良かったんだろうな。
今朝たまたま滅多にしない喧嘩をしてしまった母親に謝って「いつもありがとう」と伝える勇気をくれた作品でした。
1
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I Am Easy To Find(原題)(2019年製作の映画)

4.2

人間という概念の本質とその内部、そして我々が紡いできたささやかな日常の積み重ねである歴史をひとりの女性の一生を描くことで、それも1人の役者に生まれてから死ぬまでを演じさせることによって表現してる

T
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

2.0

正直話はそこまで面白いとは思わなかったけどキューブリックの魅力は存分に発揮されていたのでものすごくレビューが書きづらい
よってここに良かった点と悪かった点を記します

1.画作りへの執念がすごい。シン
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ヒート(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

過去鑑賞
アル・パチーノとロバート・デ・ニーロという7.8.90年代を代表する2大スターの初共演作品
とにかくかっこいいそれぞれの男の愛とプライドとその末路を描く物語
今色々と話題になっている「有害な
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

3.0

雰囲気はノワール
話もまあまあ面白いけど本当に面白いのは最初のボブ・ディランにのせて「かつての色々な事件の裏でウォッチメン達が監視してたんだよ〜」みたいな見せ方のところだけ
あと犯人も分かりやすい
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.8

傑作

まず鑑賞した誰もが思うであろうカメラワークの秀逸さ、ほぼ全編ワンカットのように見せる撮影の手腕がキモい、キモすぎる
そのカメラワークによってもたらされる映画的スペクタクルと映画というフィクショ
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市民ケーン(1941年製作の映画)

5.0

完璧
冒頭のメタ的な多重構造で完全に心を掴まれた
過去現在過去現在過去現在過去現在...のストーリー構成が当時としては斬新すぎるし多重構造がキモすぎる
ローアングル、パンフォーカス、長回しなどの当時と
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.9

コーエン兄弟の最高傑作とも名高い本作は日常と非日常を対比することによって日常の美しさ、幸せとは何かを説いているのが素晴らしい
実話ベースらしいですがおそらくほとんど創作だと思います、しかしそれによって
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.6

時系列シャッフル、パロディによって数々のつまらない話が集まって一気に面白くなってる
しかもよく見てみると実は至る所に伏線があってめちゃくちゃ面白い
ジュールズが勧善懲悪じゃない所もいい
とにかくかっこ
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.9

''モンスターとして生きるか、善人として死ぬかだ''
まずルックが全部不気味でめちゃくちゃかっこいい
レオ様とマーク・ラファロもかっこいい
正直最後のあの台詞までの展開は読めちゃう人も多いと思うし自分
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アバター(2009年製作の映画)

3.4

世界観は壮大でこれは劇場で見たかった
映像技術も当時としては大革命だったのだろう
ストーリーは案外単純で主人公が言ってる台詞がまあまあ薄かった気がする
歴史の再現というかアバター側を観客に応援させるこ
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.4

遅ればせながら鑑賞しました
かなり良かった、さすがスピルバーグだなと
ロミオとジュリエットという古典をその当時の現代に置き換えたウエスト・サイド物語自体が古典になりつつある今この作品をリメイクするとい
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ベルファスト(2021年製作の映画)

5.0

試写にて

9歳の目というフィルターを通して見る世界はとても美しかった

北アイルランドにおける宗教対立時代を生きた監督の自伝的作品である本作ですが、暴動、騒乱というマクロな視点でテーマを描けるはずな
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.1

傑作やん、ただの傑作やん

ストーリーの面白さはもちろんのこと今回は一人一人のキャラクターに焦点を当てて時間を進めていくからガイ・リッチーみたいな感じもあって、かつどんでん返しにもズルさはなくて最高
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