KAMUさんの映画レビュー・感想・評価

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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.3

アマプラて見つけて再鑑賞。なんだかんだ十回近く見ているかもしれない。
初見は高校生の頃、地元の小さな映画館のレイトショーだった。まさにBR世代なので、どうしても思い出補正がかかってしまう。
原作を読み
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プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

3.5

プロヴァンスの美しい景色と、夏と、ヴァカンス。大筋は想定内からはみ出すことがなく、けれど決して退屈という意味ではない。これが見たいという気持ちをたっぷりと満たしてくれる。
偏屈な祖父と都会の孫が反発し
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ホテルローヤル(2020年製作の映画)

2.5

原作小説を読んだので鑑賞。
冒頭、小説の「シャッターチャンス」にあたるふたり(ヌード写真の)に限り、原作以上に色やキャラクタをしっかりと感じさせられ期待が高まったが、そこがピークとなってしまった。
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バービー(2023年製作の映画)

3.2

テーマが強いのでどうしてもそこありきな印象になるのは否めない。そのうえで十分エンタメ作品として耐えうる快作。
マーゴット・ロビーは魅力的で、最後のオチも良かった。

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.3

さくっと見られる90分映画。導入がすっきりしていて人間側のキャラもたっているため、頭を使うことなく全力で楽しめた。ユーモラスでありながらウィットにとんだスプラッタが続く、アニマルパニックの快作。

ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.2

華やかにスピーディーに、ストリップクラブで出会った彼女たちの栄華と衰退が描かれている。ショパンのエチュードはエネルギッシュな彼女たちに不釣り合いなようで、意外としっくり耳に馴染んだ。
私はシスターフッ
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海街diary(2015年製作の映画)

2.4

鎌倉と梅酒のPVみたいだった。絵はきれいだし四姉妹もそれぞれきれいだけど、それ以上のなにかが自分には感じられなかった。
取ってつけたような台詞が時々あって、漫画なら自然かもしれないけれど生身の人間が口
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.4

SNSで時々見かけて気になっていたのでアマプラにて鑑賞。
これは確かに面白い。テーマに対するユーモアや新しい切り口、それでいて王道ともいえる展開にクールなラスト。すごく良かった。素直に人に薦めたい作品
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星の子(2020年製作の映画)

1.9

原作者・今村夏子さんのファンで、本書を読んだついでに本作も鑑賞。
スコアの通りです。ぜひ原作を読んでみてください。

芦田愛菜をほぼ通らずにきたせいで彼女に対して愛着もなく、型にはまった演技しかできな
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(2023年製作の映画)

4.6

2023.12.27 劇場鑑賞

「首」なんとか年内滑り込みで鑑賞。
北野作品は毎回「今回が遺作になるかもしれない……」という心持ちで映画館にむかっている。だからこそ、毎回ちゃんと面白くて驚かされる。
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

海外監督の瞳を通したJAPAN!TOKYO!So cool!なんだなあと最初は思った。役所広司演じるヒラヤマはまさにSAMURAIみたいだし。食わねど高楊枝な雰囲気で、日々のルーティンをこなし続ける。>>続きを読む

夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.3

西川美和監督のターニングポイントになる作品だと、個人的には思う。そして監督作品のなかで最も危険な一作だとも。
好みかどうかではなく、完成度でいえば「永い言い訳」が非常に洗練されていると私は感じた。その
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.4

「ゆれる」ほど瑞々しさやエネルギーはない。「すばらしき世界」ほど主人公が力強く作品を引っ張ってゆくでもない。歪さもない。瑕もない。つるりと磨かれたガラス玉のような作品である。
言ってしまえば、西川作品
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.5

ディカプリオ演じるカルビンがあまりに最高すぎて、スコアのすべては彼に捧げたと言っても過言ではない。いや、それは過言か。クリストフ・ヴァルツもジェイミー・フォックスもよかった。もっと高スコアをつけたい。>>続きを読む

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

3.0

お盆にゆるりと鑑賞。間違いなくタランティーノ監督に好意をもってるひとしか見ない作品なので、劇場内にいる方々に勝手な親近感を抱きました笑
私はタランティーノファン歴も浅く、全作品も見ていないけれど充分に
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.8

上映されていることを知ったのが遅れ、なんとか劇場で見れないものかと願っていたところ各映画館で延長や緊急上映(?!)の措置がとられ無事に滑り込むことができた。
前評判、簡潔なあらすじ、そしてメインビジュ
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.8

再見。岩井俊二監督って非常に露悪的だと思う。それを綺麗な映像や音楽というベールで包んで「はい」って渡されてる感じ。
冒頭にモーツァルトのフルートとハープのための協奏曲第二楽章という名曲が流れるのはずる
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.8

前作「エスター」はホラーが大丈夫な人に絶対すすめたい(むしろホラー好きで見てない人はもういないのでは?)鉄板作品のひとつだと思う。その続編ということで期待が半分、不安が半分で見始めましたが……
今回も
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

わざとネタバレを読みにはいかなかったけど、SNSにあふれる断片的な情報を踏まえたうえでの鑑賞。今回は監督が脚本を担当しておらず、またカンヌで脚本賞を受賞したことも知っている。
たしかに上手い。
ひとつ
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.4

ワンハリからすっかりタランティーノ監督の虜になっている。ようやくレザボアドッグスを観賞。
絶対好きだと思って見始めたけど、やっぱり好きだった!かっこいい!
現在進行形の倉庫と回想が交互に描かれ、少しず
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.0

痛い!不穏!みんなやべぇやつじゃん!!!
見てる最中の感情はほぼこれ(笑)
良い意味で人間を深く描くとかじゃない、あるベクトルに躊躇うことなく振り切った作品なのだと思う。そのベクトルがどこに向いている
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.0

先日流し見。個人的にホラー映画はかいつまんでも追えるストーリーであってほしいので程好い作品でした。
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズがお目当てだったので、満足です。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

「ワンスアポンアタイムインハリウッド」に次いでタランティーノ監督作品は2作品目。
おそらく自分好みだろうと思っていたけれど、これはなるほど。面白い……!映画としての面白さとユーモアとしての面白さ、どち
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苦い涙(2022年製作の映画)

3.9

「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」のリメイクだとも知らず、フランソワ・オゾン監督の新作ということで劇場へ。

ひとつ。前知識なくとも楽しめます。
ざっくり言ってしまえば中年映画監督が若く美しい青年にフ
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.4

色のないモノクロのスクリーンには劇伴もなく、微かな息づかいまでもがBGMになる。メロディ、リズム、ハーモニー。音楽はそれらを巧みに組み合わせ、時に台詞より雄弁に観客に語りかける。その武器を排除した作品>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.5

公開時に劇場でみてから、ずっと小骨が喉につかえている。
WOWOWで放送されたため再見。

この映画を見るときは覚悟が必要で、強烈な孤独と閉塞感によるストレスをずっと与えられ続けながらの鑑賞になる。
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ジャケットに惹かれ、時間も100分程度とちょうどよいので。
途中までは男の子同士の青春と友情と恋愛がキラキラと輝いていて、永遠に続くと思った毎日がある日突然途絶えて……と、本当によくある話だなぁ。映像
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