まるぽちゃさんの映画レビュー・感想・評価

まるぽちゃ

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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

最初から最後まで優しさで溢れている。
エンディングでCHAIが歌ってる「わたしの好きに何が勝てると言うのだろう」が、まさに!!なストーリーだった。

さかなクンの好きに対する純粋さを周りの人がみんな愛
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

怪物だーれだ!?
とかいう単純な話ではなかった。

子供は大人が考えてるよりもっと複雑に色々なことを考えて、色々なことを感じて、色々なことに振り回されて、色々な人間関係に揉まれて生きてるんだな…と感じ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.7

原作が好きだったので、ちひろさんが架純ちゃんって意外だなぁと思って観ました。お見事!ちひろさんでした✨
いい感じにちひろさんでした。

ちひろさんの人となり、のどかな街並み、周りの人たち…絶妙にマイル
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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.3

ザ・山田洋次監督作品。
戦前戦中の中で日々を過ごす、奥ゆかしくも実は色々と秘めた一家の話。
松たか子の上品さも素敵でしたが、黒木華ちゃんも甲斐甲斐しくて可愛かった。
賠償千恵子さんもよき。

ステージ・マザー(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

主演のジャッキー・ウィーヴァーはじめ、ルーシー・リュー、エイドリアン・グレニアーと出演陣が割と豪華だった。

ストーリー的には、リッキーが亡くなるまでのメイベリンとの確執や苦悩を描く部分が少なかったの
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

今年の映画館初めは大好きな西川監督の作品で。
あいも変わらず心を揺さぶられました。
感想は役所広司の素晴らしさ一択です。
日本が誇る名優なので、今更な感想になりますが、常時観ているこちらの胸を突き刺す
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ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ロビー・ロバートソンが自分の生まれからザ・バンド解散までを赤裸々にインタビューしているだけで価値のある映像だと思う。
映画ではあるけれど、ザ・バンド5人の愛おしい写真が満載でアルバムをめくってるような
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画における音楽という存在の必須度をめちゃくちゃ感じました。
冒頭に出てくる「感情への潤滑剤」。まさに。
映画内に出てきたJAWSなんてまさしくそう。映像だけでは「サメ近寄ってきたなー」レベル。やっぱ
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

安心した。
最後の最後に安心した。

最後に「僕」が走り出さなければ、最後に想いを伝えなければ、私の中で「僕」はなんとなく今の時代にいそうな、なんとなく今の時代をのらりくら乗りこなしているような、なん
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.2

永遠の門と2本立てゴッホ映画鑑賞。
どちらかと言えば、こちらがメインで観たかった映画。
ですが、永遠の門から時系列が繋がっていて、ゴッホについての超大作映画を観ているようでした。
特にゴッホについて特
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.7

ジュリアン・シュナーベル監督作品は「潜水服は蝶の夢を見る」以来でしたが、やっぱり独特な映像美ですね、この監督作品は。
モヤががった空気の中、光の描写が綺麗で、うわーーーって世界観に浸りそうになった時に
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フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて(2019年製作の映画)

3.5

仲良しおじさんたちがみんなで歌を歌っちゃうっていう時点で、ストーリー的にグッときますよね、そら。
そして、その歌が売れていくという実話をもとにした見事なサクセスストーリー。

でも、そんな単純な話には
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.0

「わたしは、ダニエル・ブレイク」に続いてこの作品。
労働について問題定義し続けるケン・ローチ監督らしい作品でした。

フィクションでなく、実際起こっている労働問題、どこの国でも起こりうる話、そして労働
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.1

映画が好きな人の映画が好きな人への映画。

一つ何かを愛して繋がった友情の前には、年の差も性別も人種も関係ない。
何回観てもトト少年とアルフレードの間に生まれる友情は尊いなと感じる作品。

コロナ騒動
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.1

さすがケン・ローチ監督。
引退を撤回してまで制作されただけのことあって、強く胸打つストーリーでした。
内容は全然違いますが、想いや考えを共有できる人が居る、家族の犠牲があって家族が支えられている、とい
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

これがフランス郊外の姿なんだなと思いました。花の都とはあまりにもかけ離れた荒んだ社会。しかも、根深い。日本にいると平和ボケしているので、格差や民族間の闘争が人ごとにしか見えない。でも、これが現実。
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.5

マミー以来のグザヴィエ作品ですが、ちょっといびつな親子関係を描くのが本当に上手いなぁと思う。
物語の中心は人気俳優と彼に憧れる男の子の文通ですが、また別にそれぞれの親子関係がフューチャーされていて、ナ
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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

3.3

観終わった後、頭がぼや〜とするのか、逆に神経が研ぎ澄まされてるのか…酔ってるようなめちゃくちゃ不思議な感覚に陥った。

こんな映画は観たことない。誰が主役か分からず、出てくる登場人物も誰が誰かさっぱり
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音楽(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何だ、この中毒性のある映画は!
こんなアニメを初めて観た。
また観たい。

原作のアニメを見た感じ、アニメーションになるのか?!と思うところだったけど、見事に研二は動いていた。
しかも、普通のアニメー
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blank13(2017年製作の映画)

3.5

タイトルバックで過去と現在と物語が分かれているのは斬新。シリアスからコミカルな感じにガラッと変わるのが面白かった。

葬儀の挨拶シーンでくーちゃんが出てきた時はやばい奴来たな。と思いましたが、織本順吉
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

モテたことのない女子なら多少は共感できる女心と言いますか…(自分含め)
それでも、かなり不器用で残念なヨシカちゃんですが、なんとも愛らしくてほっとけないキャラ。それが松岡茉優ちゃんが演じてるのが絶妙に
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.7

最初のメキシコらしいパペルピカドのアニメーションがとってもキュート。
そしてカラフルな感じもステキ。

ミゲルの表情豊かで柔らかい感じも好きですが、ココばあちゃんのしわくちゃで優しい表情にグッときた。
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

圧倒的ビートルズの唯一無二感!
そして気持ちいいくらいのハッピーエンド。
All you need is LOVE!

ビートルズマニア、ビートルズをある程度知ってる、あんまり知らないの全ての世代がビ
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マラヴィータ(2013年製作の映画)

3.0

デニーロ、ミシェルファイファー、トミーリージョーンズと、とにかくメンツが豪華。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.5

ナチスメインの戦争映画と思いきや、丁寧に描かれたヒューマンドラマ。

なにせ、ジョジョもヨーキーも可愛い。純粋無垢。でも、子供が信じる先にあるものによっては、その純粋無垢さが狂気に変わることもあるのだ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

※パンフレットに監督からのメッセージでネタバレ絶対禁止のメッセージがあったので、観る予定のある方は読まないでください。


好みは分かれると思いますが、間違いなく傑作。

途中から不穏な空気が流れ始め
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NO SMOKING(2019年製作の映画)

3.7

いでたちも発する言葉もいぶし銀。
そして、どこかチャーミング。
細野さんは説明し難い魅力が溢れている。

そんな細野さんの映像をみて、好きなものに正直でいたいと思った。
好きな音楽を大切に聴こうと思っ
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まさに、おかえり寅さん。感無量。

自分の感情に素直、人の感情に誠実。偏屈だけど憎めないお茶目でややこしいおじさん。元祖人たらし。
まるで満男の兄弟にでもなって、正月の親戚の集まりでおじさん(寅さん)
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イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.1

インテリ文学青年が音楽でやっていくのがいかに難しい時代だったのかは分かった。
最後のシーンは素敵。でも、終わり?!ってなった。

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.6

「ライ麦畑でつかまえて」がこんな風に生み出されたのは知らなかった。
サリンジャーの苦悩が静かながらに伝わってくるいい映画。
ケヴィン・スペイシーの愛情溢れる先生役が素敵。

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初タイ映画。
想像以上に面白かった。

オープニングからアップ画が続いたり、計算式が入ってきたり、音楽も大音量気味で流れたりで気付いたらストーリーにのめり込んでいた。
捕まった未来と現在と交差してるい
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ヴィゴ・モーテンセンにやられた。
表情にやられて涙した。

極端やし、見る人からしたら不幸に見える家族やけど、これがこの家族のあり方。
一般社会に触れて葛藤を感じる子供の気持ちもすごく分かるけど、良か
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

ようやく鑑賞。
ベタなサクセスストーリーに見えるけど、こんなにみんなが感動して映画が流行ってるのは、やっぱりQueenの数々の名曲があって、Queenのメンバーがいて、何よりフレディという人が魅力的だ
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ラスト・ワルツ(1978年製作の映画)

4.3

劇場で観れる奇跡。
大人になればなるほど感激、そしてどんだけ贅沢なステージかを思い知る。
カッコいいの一言。

声に出して歌いたかったー

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.3

久々重たかった。
救いのない中の小さな救いを最後に感じれました。けど…終わりは見えない。

ただ、私は池脇ちーちゃんがすごく好きなのです。

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