Iさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

監督はコメディをつくるつもりだったと言うことを聞いていたので、そのつもりで観たら結構笑えるポイントあり。
黒人から観た白人の奇妙さ可笑しさをエンターテイメントに昇華した作品。
ホラーとかスリラーに分類
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.4

古代ギリシア悲劇に着想を得ているということから、何か教訓があるのかと思って考えたけど、そんなことこもなさそう。
細かいところを突っ込んでいろいろ考えることはできるとおもうけど、大きな主題はないんだろう
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.8

黒沢清監督作品をはじめて鑑賞。
どんどん不気味な世界に引き込まれるのが怖かった。
真夜中に観たのは正解だった。

事件解決に向かっていくのに曖昧な部分が多いところがホラーだった。
主人公の妻が引き起
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

4.0

何より、カンヌ・サウンドトラック賞を受賞したOPNの楽曲良い。
昔トワイライトの小説が好きで友達と映画を観に行ったが、あの時のロブ様はもういなかった。
ロバートパティンソン演じる兄は一生懸命で計算高い
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.7

人生を肯定する、正に人生賛歌!
ホドロフスキーにとって決していい父親とは言えないそんな人さえ、「愛を渇望するが故に愛を教えてくれた」ので感謝するという彼の懐の広さ。
というか、長い人生をそれなりに誠実
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

予告やポスターのイメージとはぜんぜん違くて面白かった。
他に似たような映画がなく、ハッピーに愛が溢れていてブッとんでる作品。
監督の前作はみてないのだけど、作家性が感じられて良かった。
監督は世界の至
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

音楽が自由に多様されてる映画大好きなので最高だった。

最近観たレフンのドライヴが印象的だつたので、自然とそれと重ね合わせて観ていた。
そういえばすごく似てるストーリーだなぁ。

R.E.Mが泣けた、
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.9

町山さんの一問一答をYouTubeで聴いて少し2回目観たい気持ちになりました。
自分の素養では分からなかった世界観があることに気がつけたので。例えば聖書の引用とか。

でも、正直第一印象としては、一作
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

ミステリーの映画だけど、人間の内面に関する確かなメッセージがあるのはトム・フォード監督ならではだろう。
それはあのラストにも言える。

まずアートについて、
監督の言説から、スーザンの台詞が監督自身
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パターソン(2016年製作の映画)

4.3

これが映画として成立するのだから、ジム・ジャームッシュすごい。
主人公と奥さんが愛せるキャラクターで、二人の関係性もとてもよかった。
無理に一緒にいないけどお出かけもして気分転換するし、愛してることを
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15歳、アルマの恋愛妄想(2011年製作の映画)

3.4

さすがノルウェー、日本じゃこんな映画つくらないだろうな
少女同士の恋愛を描いた『show me love』という映画もスウェーデンだし、北欧は日本に比べて自由だし、現実をしっかりみている
アルマの友達
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ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

3.0

祝日の昼下がりにぴったりだった。
あと、リリーコリンズが好き。
海外文学に詳しいひとはもっと楽しめるだろうな。

知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.1

今泉力哉監督の作品は『サッドティー』を最初にみて面白いと思い、『退屈な日々にさようならを』は映画館で観た。
正直なところ、『サッドティー』や『退屈な日々にさようならを』と比べてしまうと今作は個性が薄い
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.1

しゅういちさんがひでこさんに言った、
何でも自分でできることは自分でやる。そうすればみえてくるものがあるから。
という言葉がズシンときた。
あと、金よりも人。ほんとうに豊かな生活とは一体なんだろうか。
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シングルマン(2009年製作の映画)

4.7

落ち着いているけど情緒的で知的で上品で色気がある。
男性を美しいとはじめて思った。
オリジナリティがあってとてもよかった。
監督の最新作は絶対映画館で観たい。

ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

2.9

シャーリーズ・セロンが痛々しい女性を演じているのだけど、それと対比してダサい田舎というのがあって、どっちもどっちだなあと田舎出身の自分は思ってしまった

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ジャレッド・レト怪演、、!押し付けがましくないやり方で性同一性障害への差別について描いていてよかった。というか、勝手に性同一性障害差別がメインストーリーかと思っていたのだけど、実際はHIV患者差別を起>>続きを読む

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.2

最初映画の展開についていけないなと思っていたが、一人目の元カレと対決が始まった時点で、監督のやりたいことがわかって、妙に合点がいった。というか監督のやりたい放題で、受け入れられたら楽しい!
そこから最
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ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前半がどうだったか少し忘れてしまったが、前半よりも後半はただただ描写もストーリーもきつかった。
ジョーの物語は女性が性の主体となっている的なことを登場人物が発するが、
あまりスッと入ってこなかった。
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マイ・ファニー・レディ(2014年製作の映画)

3.4

ストーリー面白かったし、イモージェンプーツのとりこになったけど、
ビバ男性性!なウディアレン的なエピソードが少しひっかかった。しかもペパームーンの監督なのに、、

アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.5

ウェス・アンダーソン長編デビュー作。
低予算感があって、彼の世界観がまだ構築されている途中という感じ。というか、まだ模索中という感じかな?
これはこれで面白かった。
ウェス独特なカメラワークとか色合い
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.8

フランシスがデヴィッド・ボウイのモダン・ラブにのせて街を駆け抜けるシーンが素敵!
ニューヨークってこんな感じなのかな。
主人公たちと少しだけニューヨークにいたような気分にさせてくれるところも良かった。
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クルーレス(1995年製作の映画)

3.7

もっとはやくみればよかった!
90年代の空気を、音楽、ファッションから感じられた。90年代いいな〜と思うし、割と最近90年代感あるものが流行っていたのもあってか、古く感じなかった。
ストーリーも意外と
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.5

エンタメ性が高く、始終ひきこまれて鑑賞した。
ウェスアンダーソンのアニメははじめてみたが、動物たちへの愛しさが爆発しそうになった。
次作もストップモーションアニメで、しかも日本が舞台ということで、より
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ミニー・ゲッツの秘密(2015年製作の映画)

3.8

ずっとイラストバージョンのポスターが素敵で気になっていた作品。

山崎まどかさんが、『17歳の肖像』と同じ題材だが、よりリアルで厳しいというようなことを言っておられたのでそのつもりで観た。また、日本で
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

とにかくいろんな要素がつまっていて、様々な角度から様々な考察や見方が可能。その人の状況や経験によって印象がこれほどまでに変わる映画はあるのだろうかというくらい。

恋愛、家庭、大人と子供、子供の危うさ
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(2017年製作の映画)

4.2

ほんとうは、視覚障害者の為の映画音声ガイドを取り上げた、ということですでに、もう素晴らしい、と思ってしまう。


河瀨監督が、音声ガイドの方々の映画愛に胸を打たれ、この映画を制作するに至ったと語ったよ
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.8

ヘンリー・スタインフェルドのくるくる変わる表情が素敵だったし、好みだった。
彼女の魅力が全面にあふれていてファンになった。

映画の内容は、自分の青春時代を思い出して、体中かゆくなるような。
なんだか
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.8

トーキングヘッズからはじまってもう最高!💘

母親とひねくれた女子二人と息子。
登場人物がみんな一癖あって、それでいてとても愛しく描かれている。

人の数ほどに人生があり、人の数ほどに世界があるという
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

グザヴィエ・ドランの映画は、わたしはロランス以来で、今作が2作品目の鑑賞となった。

Laurence Anyways然り、It's Only the End of the World というタイトル
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

4.3

抽象的だけどエッジが効いてて、ミニマルでかっこいい!
これは絶対に映画館で、しかも出来れば爆音上映とかで観るといいと思う

ドライブを観た知人がレフン監督を大絶賛していたけど、ドライブ絶対観なくちゃと
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