デパルマさんのドラマレビュー・感想・評価

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デパルマ

デパルマ

タルサ・キング(2022年製作のドラマ)

3.5

スタローン版「ブレイキング・バッド」と言うべき、平穏な田舎町タルサに左遷された老ヤクザが、腕っぷしひとつでゼロから組織を作り上げていく犯罪コメディ。1話3、40分で見易い。25年間刑務所にいたせいでス>>続きを読む

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セックス・エデュケーション シーズン4(2023年製作のドラマ)

5.0

まじでこのドラマ作ってくれてありがとう。大好き。意思が弱くていつもニコニコしてた八方美人のエイミーが、リハビリやカウンセリングの中で性暴力は被害者に非がないことを知り、最終的には“男に笑えと言われたく>>続きを読む

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仮想儀礼(2023年製作のドラマ)

3.5

今期はこのドラマが一番。明らかに統一協会、エホバの証人問題以後を意識して描かれた(と思ったら原作は2008年発行)、無職の元エリート社員が新興宗教をでっち上げる日本で珍しい悪漢コメディ。インチキ宗教で>>続きを読む

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侵入者たちの晩餐(2024年製作のドラマ)

3.0

バツイチの低賃金労働者(40代女性)と仲間たちが脱税疑惑のある社長宅に強盗に入るという、「架空OL日記」と「殺意の道程」に「パラサイト半地下の家族」を足したようなSPドラマ(というか最早コント)。設定>>続きを読む

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今朝の秋(1987年製作のドラマ)

3.5

山田太一版「東京物語」。田舎で一人暮らしをする笠智衆が余命いくばくもない息子の見舞いに行くことでバラバラだった家族がひと時再生する。名優揃いなのに主演は農家のおじいちゃんがそのまま出ているような圧倒的>>続きを読む

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リハーサル -ネイサンのやりすぎ予行演習-(2022年製作のドラマ)

4.0

これは凄い。謝罪、子育てなど人生の重要な瞬間をリハーサルするドキュメンタリーシリーズだけど、思わぬ方向に話が進んでいく。第1話は学歴詐称を友達に告白したいおっさんのためにわざわざ行き付けのバーのセット>>続きを読む

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幽☆遊☆白書(2023年製作のドラマ)

3.0

原作未見、アニメ途中で挫折勢。実写版ワンピースと違って編集のテンポとアクションが素晴らしくてオドロいた。1話は脚色が上手くてヤンキーもの、ゾンビものとしても最高。2話以降はまあ。志尊淳は毛量抑えて前髪>>続きを読む

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それでも、生きてゆく(2011年製作のドラマ)

4.5

もう会えなくなった大事な人を思い出して最終回は泣き崩れた。心は癒えたはずだのに胸が潰れるように痛かった。死ぬかと思った。殺人犯の被害者家族と加害者家族が出会い、時間をかけて互いを理解し合いケアしていく>>続きを読む

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あまちゃん(2013年製作のドラマ)

5.0

10年(高3)ぶりに全話観た。あの頃は能年玲奈を声と動きがヘナヘナした変な人だなくらいにしか思ってなかったけど、改めて観るとどの台詞もえげつなく可愛く面白くできててどえらい達者なのが分かった。毎回10>>続きを読む

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家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(2023年製作のドラマ)

5.0

我らが大九明子監督・脚本のNHKドラマ。1話から死ぬほど面白くてビビりまくり。今期のドラマではダントツ。たぶん今年NO.1。まじで面白い。天才。「家族の死、障害、不治の病。どれかひとつでもあれば、どこ>>続きを読む

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マスクガール(2023年製作のドラマ)

3.0

ONE PIECEが配信されるまでNetflixで1位を取ってた韓国ドラマ。ルッキズムをサスペンスに落とし込んでいる。ジャニーズ=イケメンに貢ぐために立ちんぼしたり無茶な仕事をする女性たちを当の本人は>>続きを読む

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ONE PIECE(2023年製作のドラマ)

3.5

正直駄作だけど世界一大好きなONE PIECEだから全然満足。一番ダメなのは、ルフィたちが全然楽しそうじゃないところ。あとテンポが悪くて脚本ダメで演出下手すぎる。最終回のルフィとガープのオリジナルシー>>続きを読む

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日曜の夜ぐらいは...(2023年製作のドラマ)

3.5

「ブラッシュアップ・ライフ」「今夜すきやきだよ」「シスターズ」好きな人にオススメ。大金を手に入れた女性3人がケアし合って共に幸せを掴もうとするシスターフットもの。劇中何度も「一緒に幸せになろうね」「一>>続きを読む

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サンクチュアリ -聖域-(2023年製作のドラマ)

3.0

最低の破天荒クズ力士の成り上がりを描いたスポ根ドラマ。角界が八百長、男尊女卑、暴力が横行する最低な世界なのはもう周知のことだけど、取り組みってこんなにボクシングみたいな殴り合いだっけ…となった。箱庭の>>続きを読む

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殺意の道程(2020年製作のドラマ)

3.5

父親を自殺に追い込んだ取引先の社長への復讐(完全犯罪)を企てる井浦新とバカリズムの会話劇。会話劇かよ。スリラーと思ったよ。例えば1話でガストが実名で出てきて「ファミレスでこのクォリティはやばいね」「ね>>続きを読む

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住住(2017年製作のドラマ)

3.0

バカリズムがオードリー若林のマンションの部屋でだべってたら、同じ階に越してきた二階堂ふみが挨拶に来て日を増すごとに仲良くなっていくんだけど毎回些細なことで口論になって最後は仲良く笑い合うみたいな会話劇>>続きを読む

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ブラッシュアップライフ(2023年製作のドラマ)

4.0

心にアラサー女性を飼っている脚本家ことバカリズムが「素敵な選TAXI」や「かもしれない女優たち」で描いた人生改変SFと「架空OL日記」的なアラサー女性の日常会話を組み合わせたのは勿論素晴らしいけど、そ>>続きを読む

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今夜すきやきだよ(2023年製作のドラマ)

3.0

結婚願望が強い蓮佛美沙子と他人に恋愛感情を抱かないアロマンティックのトリンドル玲奈が同棲してお互いをケアしていくドラマ。女性同士のこういうドラマどんどん増えて嬉しいしもっとほしいけど、(ゲイカップルに>>続きを読む

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雪国 -SNOW COUNTRY-(2022年製作のドラマ)

4.5

傑作。何より、高橋一生のやり尽くされた凡庸な間や言い回しを拒絶するかのような予測不能の強気演技と、その一手一手を正面から受け止め自らの生理的な感覚を保ち続けたまま相手の手元に返球する奈緒のえぐすぎる演>>続きを読む

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シスターズ(2022年製作のドラマ)

3.5

貧乏生活を強いられていた三人姉妹それぞれが大金を巡るスリラー、政治家汚職ミステリ、逆「パラサイト半地下の家族」的なサスペンスに巻き込まれていく脚本の緻密さが凄まじい。坂元裕二の「問題のあるレストラン」>>続きを読む

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大奥(2023年製作のドラマ)

2.0

テレビ壊れたので4話まで観たきりにて御免。あの大大すごすご原作をBBCがガチで映像化したら「ハンズ・オブ・テイル」クラスの傑作になった予感しかないのに、NHKが雑に映像化したせいか演技の拙い俳優がぬる>>続きを読む

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どうする家康(2023年製作のドラマ)

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キャッチーなタイトル、松本潤の白々しい演技、チープなCGが、何ともヘタレ主人公が鬼番長の岡田准一を倒すべく奮闘するチャチな少年漫画っぽさを醸し出していて気軽に見られる。非情な世界に産まれついた弱虫主人>>続きを読む

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鎌倉殿の13人(2022年製作のドラマ)

3.5

1年かけた時代劇でゴッドファーザーをやる心意気に大拍手。大泉洋に仕える小栗旬が次第に闇落ちしていくにつれて映像の陰影が激しくなりゴードン・ウィルスの撮影に近づいていくのが堪らなかった。後半面白くなるの>>続きを読む

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いちげき(2023年製作のドラマ)

2.5

クドカン脚色の時代劇。田舎百姓で結成された素人侍集団の活躍を総集編くらいのスピード感で軽妙に描く。「目つきの悪い」と紹介された松田龍平がいつもの真顔でズッコケた。のん主演のスペシャルドラマまだ?

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作りたい女と食べたい女(2022年製作のドラマ)

3.0

家父長制的な価値観、ジェンダーバイアスに押し潰されそうになって生きづらさを抱えた二人の女性が出会う日常系ドラマ。欧米のドラマだと家父長制と戦うシスターフットものになりがちだけど、「逃げ恥」同様社会に怒>>続きを読む

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ナルコの神(2022年製作のドラマ)

3.5

ハ・ジョンウが南米から韓国へエイの輸入網を開拓しようとしてヤバイことに巻き込まれる実話を基にしたドラマだよ。ファン・ジョンミン扮する数百の信者を持つ宗教的指導者の韓国人が、異国の与党と手を組んで裏社会>>続きを読む

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アンオーソドックス(2020年製作のドラマ)

3.5

ユダヤ教超正統派ハシディックの若い女性が、見合い結婚を強要されるNYの家を飛び出しベルリンに音楽の道を求めるドラマ。主人公エスティを演じたシーラ・ハースの少女のようにも疲れた中年にも見える年齢不詳感と>>続きを読む

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ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男(2022年製作のドラマ)

3.5

ゴッドファーザー制作お仕事ドラマ。マリオ・プーゾとコッポラがこんなに仲良く二人三脚で脚本書いてたなんて。マイケルが銃を捨てるのか捨てないのかサスペンスをコッポラが初期の段階で構想していたなんて。一つひ>>続きを読む

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ステーション・イレブン(2021年製作のドラマ)

3.0

パンデミックパニックSFくらいに思ってたら、2話以降は時系列が入れ替わって過去と現在が複雑に絡み合う寓話的な話だった。パンデミックによる文明崩壊後の世界を旅する本を巡るストーリーは「SEE暗闇の世界」>>続きを読む

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キリング・イヴ/Killing Eve シーズン4(2022年製作のドラマ)

3.5

これだけ引っ張っておいてしょぼいラストだったら承知せんど、と思っていたけど正直最低な締めくくりだった。私がシーズン2観ながら考えた最終回はこうだ。イヴは思い切ってオクサナと共闘(駆け落ち)して、闘いの>>続きを読む

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キリング・イヴ/Killing Eve シーズン3(2020年製作のドラマ)

3.5

最終シーズンに向けて再鑑賞。最早イヴの物語は傍に追いやられてヴィラネルとキャロリンの家族関係がメインになっている。特に息子を失った鉄の女キャロリンが罪の意識に苛まれ、最終回である決定的な行動をとるまで>>続きを読む

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キリング・イヴ/Killing Eve シーズン2(2019年製作のドラマ)

4.5

最終シーズンに向けて再鑑賞。まだまだバチクソ面白い。イヴが身を寄せるMI6はジェームズ・ボンドが所属していることで有名だが、本作の世界観は旧来的な男性主義を振りかざした「007」とは対照的だ。本作にお>>続きを読む

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キリング・イヴ/Killing Eve シーズン1(2018年製作のドラマ)

4.5

最終シーズンに向けて再鑑賞。相変わらずバチクソ面白い。ジョディ・カマーのお顔とファッションと予測不能な言動ずっと見てられる。飽きない。さて、それじゃイヴとヴィラネルの関係に注目しますよ。豊富な肉体関係>>続きを読む

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