じゃがいもさんの映画レビュー・感想・評価

じゃがいも

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恋のミニスカ ウエポン(2004年製作の映画)

3.6

サクッと楽しめるコメディ。美女揃いで目の保養になった。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.5

曲も演出もかなり好みの作品だった。信じられないようなコメディ味の強い展開すら楽しい。重いテーマなはずなのにどこまでも爽やかな雰囲気で、どこか浄化されるような気持ちになった。
ちょっとマヌケなマフィアコ
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ペトラは静かに対峙する(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

演出や空気感はとっても好みだった。
だが如何せん登場人物らの行動の動機が浅すぎて、心動かされるものがなかった。
とりあえず、ジャウメは死んで正解。

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

3.8

トムハンクス演じるキャプテンフィリップスの確かなリーダーシップと誠実さに心掴まれる。海賊グループも思わず心を許してしまうほど相手の懐に入るのが上手で、人の良さが存分に伝わってきた。
フィリップスが海賊
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傷だらけのランナー(1990年製作の映画)

3.5

若かりしブラッドピットの今では見られない好青年っぷりが最高。風になびくブロンド髪が素敵。
ジョーの、優等生ならではのプレッシャーと闘う姿が孤独。
流されやすいが根は良い子なビリーが陸上を通して成長する
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.9

ノラが、夫アーサーとの関係について話すときに「私はここに辿り着いた」と表現していたのが印象的。彼女の言葉通り、過去に自分がどういう未来を描いていたか、今の生活はそれとは全く異なるものではないか、などと>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

ノーラン監督のこだわりが詰まりに詰まった作品だった。
とにかく音が素晴らしく、テーマパークのアトラクションに乗っているかのような感覚にさえ陥った。劇場で観て良かった。

トリニティ実験が成功したシーン
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ふたりの5つの分かれ路(2004年製作の映画)

3.6

それぞれの分岐点で、二人とも「もっとああしてれば」と思える行動ばかり取っている。恋愛にたらればは付きものだが、こうして時間軸を逆にすると如実にそれが分かるのでなんとも悲しい。
二人の関係は出逢い以降は
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0

アクションとストーリーはもちろん、曲やキャストなど全ての要素で楽しませてくれるエンタメ要素たっぷりの作品。期待値がかなり高い状態での鑑賞だったが、それを大きく上回る面白さだった。
サムロックウェル×ブ
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ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

4.3

ケリーライカート監督の作品が大好きで、本作品も鑑賞がずっと楽しみだった。
物事が上手く回らないことやいけ好かない人間への苛立ちが募る様子に共感せざるを得ない。静かな中にもリアリティとユーモア溢れる作品
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

4.5

誰しもが一歩間違えれば主人公のような行動を取ってしまう可能性があると考えると、正義と悪の境目はどこにあるのかを考えさせられた。
それにしても、マイケルダグラス演じるDフェンスのとる行動が突拍子もなさす
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コネチカットにさよならを(2018年製作の映画)

4.1

評価は低いけれど、良作。
偏屈で変わり者な主人公。家族や友人からはどうして?という言葉の嵐。彼の気持ちを理解しようと努めたが、未練があるのにも関わらず家族を捨てて独りぼっちになる気持ちが私にはよく分か
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

キャストの豪華さと見事な音響。登場人物らの車への愛がとてもよく伝わってくる。

ルマンの過酷なレースシーンは観ているこちらが神経を擦り減らしてしまうほど。

ある男(2022年製作の映画)

4.3

予告編の段階でかなり惹かれるものを感じ、ずっと観るのが楽しみだった作品。

「血は争えない」という言葉の意味について深く考えたことはなかったが、鑑賞後この言葉が持つ重みをよく感じさせられた。どうしたっ
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ドント・ハングアップ(2016年製作の映画)

3.5

あまり期待値が高くなかったせいか、良くまとまっていて楽しめた。サクッと楽しめるB級ホラー。
主人公と友人のイタズラシーンは少し冗長でイラッとした。

マジェスティック(2001年製作の映画)

3.8

赤狩りが蔓延る時代に生きることは、当事者ではない自分からすると不遇であるという言葉以外に表現する術はない。ルークが置かれた状況は極めて理不尽。
彼を温かく迎え入れるローソンの街の人々の人情深さや信念の
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ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男(2023年製作の映画)

3.5

ラスティンの統率力に痺れる。辛いことがあったときも、チームのみんなに涙を見せまいと堪える姿にはグッときた。
彼の尽力がその後の社会に少しでも良い変化をもたらしたのだと思うと感慨深い。

Saltburn(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

この役は、バリーコーガンにしかできないのではと思った。彼が持つ独特な雰囲気と台詞回しが見事に作品と調和していた。
コンプレックスまみれの人生で、周囲から負け組だと思われたくないプライドの高さ。アッパー
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

事件が起こるにあたるバックグラウンドから掘り下げていく王道ミステリー。伏線が丁寧に回収されていくので、終始ワクワクしながら鑑賞した。
一方でヒューマンドラマの色もかなり濃く、見応えのある作品。「希望の
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

3.8

ストーリーの序盤では、如何にもそれらしい感じの新たな言語を生み出してしまう才能なんて素晴らしいという軽い気持ちで観ていた。しかし、自分以外の人々が残酷な目に遭う状況は、想像を絶するくらい耐え難いものな>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

5.0

感動の一言。最高だった。
ジャンプの前の踏み込む音に鳥肌。劇場で観て良かった。

カラーパープル(2023年製作の映画)

4.0

原作もスピルバーグ監督版も大好きなので、公開が楽しみだった作品。
重いテーマだけれど、歌に乗せることで主人公たちが抱く微かな希望やポジティブな気持ちがパワフルに表現されていた。ミュージカル作品の魅力を
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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

3.9

ゲームのシーンは最高に熱くなる。
みんなのリンクネームがクセ強すぎて笑った。

キャストも豪華。敵チームのジュリエットルイスがめちゃくちゃキュート。

そばかす(2022年製作の映画)

4.0

恋愛し結婚するのが当たり前、という周りからのプレッシャー。自分の気持ちを話したところでどうせ理解してもらえないと半ば諦めたように過ごすカスミの気持ちがとてもよく分かる。話す代わりにチェロを演奏してきた>>続きを読む

軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

3.5

サクッと笑って楽しむはずが、意外にも社会問題を風刺する内容でメッセージ性があった。
自分が今まで当たり前と思ってスルーしてきたことが、実は「男はこう」「女はこう」といった先入観によってあっさりと受け入
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.8

ほとんど前情報なしでの鑑賞だったということもあってか、生涯でこんなに鳥肌が立ったことはないと言っても過言ではないぐらいの衝撃を受けた。観た日の夜、巧妙に張られた伏線の数々を一つ一つ思い出すとなかなか寝>>続きを読む

嵐の中で(2018年製作の映画)

4.2

設定はSFだけど、展開に無理がなくきっちり伏線が回収されていくところが良かった。テンポが良く最後まで面白い。
他の作品で例えるのも何だが、バタフライエフェクトのように大切な人のために奔走するニコとベラ
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ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

3.6

音楽ネタ満載で、音楽好きにはたまらない。
ファントムプラネットのカリフォルニアにはテンション上がった。
フィフティシェイズシリーズからダコタジョンソンのファンで、本作品でも彼女の自然体な魅力を存分に楽
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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

3.5

ずっと夢の中にフワフワ浮いているような感覚になる不思議系ミステリー。
結局それほど特別でもないってことを思い知らされるバートンの姿は哀れで滑稽。

コーエン兄弟の作品だと、私はビッグリボウスキが好き。

あの頃。(2021年製作の映画)

3.6

笑って泣けて、とっても素敵な作品。

オタク仲間たちで過ごすときのみんなの屈託のない笑顔が好き。
何も考えずに趣味に没頭し、語り合う。そんな時間があったからこそ、大人になってから現実と向き合い、本当に
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ラスト・キングス(1997年製作の映画)

3.9

低予算ミステリー。この空気感たまらなく好き。

アイラのキャラがいい味出してる。言動の一つ一つがツボ。

パリタクシー(2022年製作の映画)

3.7

実際にパリの街をドライブしているかのような気持ちになれる作品。

もっと爽やかでほっこりしたストーリーを想像していたので、少し胸糞悪くなる展開に面食らった。
しかしそれでも、しっかりと愛を感じられる作
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.9

黒人たちの団結力やパワーを存分に感じられるのがスパイクリー監督ならでは。
みんながそれぞれ自分のルーツに誇りを持っているところは素敵だと思うけど、力任せに相手を捩じ伏せようとするのは正しい行いとは言え
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抱擁のかけら(2009年製作の映画)

3.5

昼ドラもびっくりのドロドロ愛憎劇。
ペドロアルモドバル監督の作品は愛と喪失、その後の再生といった一連の流れを描くものが多いイメージだが、本作品はとりわけシンプルだった。

レナを演じるペネロペクルスの
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Lift/リフト(2024年製作の映画)

3.4

この設定だとどうしてもオーシャンズシリーズと比べてしまうけれど、アクションも会話もそれなりに楽しめた。

個人的には、ケヴィンハートにはもう少しおっちょこちょいでお喋りな役を希望。

カオス・セオリー(2007年製作の映画)

3.4

サクッと楽しめるラブコメ。
事実を知った直後のリストアップに “医者を殺す” があったのには笑った。とばっちりもいいところ。

フランクのキャラがもっとぶっ飛んでいるものだと思っていたので少し物足
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