どんぶらこさんの映画レビュー・感想・評価

どんぶらこ

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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

お祭り騒ぎの中現れたチーノの姿を見た瞬間、涙が出た。二人の逃避行を見送るカウボーイラジカセおじさん→トゥーリと女の子のクローズアップの流れでもこれまた涙が出た。

ジャンニとジャンニ母の関係(というか
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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映像のアナログな質感が素敵。ミット打ちの音も心地良い。
ケイコの身の回り(マニキュアやバランスボール等)に青いものが多いのは何か意味があるのかなぁって思ったけど、会長がくれた赤い帽子とのコントラストが
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アラサーにして初のアメリカン・ニューシネマ。
雰囲気も登場人物も好き。ここで?!ってタイミングで終わったけど不完全燃焼とも感じず。
自分がアニーの立場だったとして、「子どもは死んだ」なんて嘘つくかなぁ
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

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挿入歌がT-LEXでびっくり!
冒頭のビリーが朝ごはん用意する場面の長回しから引き込まれた〜。
そしてバレエやってる人の身体ってほんと美しい、、中学から大学にかけてバレエやってる友人の舞台観に行く度に
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

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主人公カッコいい〜。
二人がシーツにもぐってパトリシアが「二頭の幸せな象みたい」って言う場面が好き。
なんか最初から台詞が面白おかしくて笑っちゃったんだけど、パトリシアがフォークナーの名前を出した時に
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

モーガン・フリーマンのファンになった。
デイジーが認知症になりホークに自分の気持ちを素直に言うことができたという流れが自然だった。作中の人種差別に胸がぎゅーってなったり、後半(アイデラが亡くなった辺り
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

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あらすじを知った時から観るのが憂鬱でなかなか観る気が起きなかったけどやっと観た…。

私もアラサーなので、朝子の気持ちもわからなくはないというかそれほど嫌悪感を抱くことはなかった。(上映当時に観ていた
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.5

特典映像メモ
『籠の中の乙女』
レオス・カラックス
チャーリー・カウフマン
ロイ・アンダーソン
サラマーゴ『白の闇』

女性がアランに映画のあらすじを説明している場面で『タイタニック』だー!ってなった
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アラナのスタイルの良さがまぶしい。
クールだクールじゃないって言い合う場面でゲイリーが「僕を中心に世界は回ってる、僕に出会わなければ君はずっと生徒の写真を撮ってた」って言う場面が一番印象に残ってる。ピ
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

エミリー破天荒だな〜って思いながらずっと観てたけど、観終わってしばらくしてからエミリーと自分の境遇?心境?の近さに気づいた。自分も親との関係で苦しい〜〜って時期あるので
(あることで悩んでる時にTSU
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スウィート・シング(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

お父さんが入院するくらいまでは退屈で(というかずっとこの調子が続くのかなと思い)途中で観るのやめようかと思ったけど、ボーの家の場面から見入ってしまった。
非現実的な出来事が淡々と続いて、見る側の想像を
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無職の大卒 ゼネコン対決編(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

地位やお金より仲間!誇り!気高い精神!というのはほんとそうなんだけど、現実はそうはいかない……と思いながら観てしまった。でも現実がシビアだからこそ映画の中では真面目に頑張ってる人たちが報われてほしい、>>続きを読む

ファミリア(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

2023年1本目🐰
とにかく不幸に不幸が重なり続けて気分が落ち込む。「感動の物語」ってキャッチコピー付いてるけど感動はしない…。
誠治と奥さんのエピソードも、誠治と隆の母校のエピソードも皆無なのが勿体
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.5

ポーリーヌが日焼けした山之内すずちゃんって感じだった。

燃え上がる恋がしたいマリオン
自由に性愛を謳歌したいアンリ
マリオンに未練タラタラなピエール
三者三様の恋愛観が言語化されて、会話の深度がどん
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ノルウェイの森(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公が一番平凡でどこにでもいそうな感じなのに現実にはいなさそう。常にフラットというか、感情やら「自分」というものが(あるんだけど)無い感じ。
先輩や女の子たちは割とどこかしらにいると思う。女の子たち
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.0

第1話がほのぼのとしてて楽しかった。2人が食べてた赤い野菜ってビーツかな。
レネットの話し方が可愛くて癖になる。
第3話で2人は意見(というか価値観)が対立するけどそれでも一緒にいる関係ってすてき。ミ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.0

エリオの「離れたくない」「行かないでほしい」という遠回しで必死で出来うる限りの愛情表現に苦しくなった。
数年前の私だったらオリヴァーひどいって思ったと思うんだけど、時代背景や生育環境を考えると彼をひど
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青春群像(1953年製作の映画)

3.5

音楽が華麗でとても美しい
ニーノ・ロータ、『山猫』『ロミオとジュリエット』の音楽も手がけてるんだ!
カーニヴァルの後、アルベルトが無気力且つ厭世的になっちゃったのがなんだか面白かった。
サンドラすごく
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スモーク(1995年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

特に印象に残ったのはルビーとオーギーが去った後のフェリシティの表情。散々悪態ついて2人を追い出したわけだけど、彼女自身どうしたらいいか分からないんだよね。さびしさ、悲しさ、SOS、そういった気持ちがあ>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

西川監督の作品初鑑賞。
時折流れる不思議な音楽がツボでした。フィルムカメラ撮影ではないらしいのにどことなくフィルムっぽい色調の映像もすてき。
東京の夜景とジャズと三上と下稲葉の会話が流れる場面ではセン
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レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

4.4

旧約聖書を勉強せねば…。
脱獄後に演奏していた"Lonely Moon"が良きでした。
宗教色強めだからか音楽は似たり寄ったりだし、モーセのキャラ強めだから前作みたいなシュールな面白さは控えめだけど、
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.7

こういう少し現実離れしたヘンテコな映画がすごく好きかもしれない…。
音楽がとても良き!サントラあったら買いたい。
カウボーイズがセロリ、玉ねぎを生で食べてる姿に哀愁を感じた。
ウラジミールがサボテンの
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

以前から気になっていたPTA作品をやっと初鑑賞。最後の10分間で雰囲気が一気に覆るのすごかった。主要人物たちに満遍なくスポットライトが当てられていて、過去や今後を示唆しているのも良かったなぁ。
好きな
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ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界(2012年製作の映画)

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ただでさえ思春期って不安定なのに、緊迫した世界情勢、家庭内不和、親友とのすれ違いなど、深刻な要素が重なってしまったというお話。
父親、家庭を持っちゃいけないタイプの人間だ…。
ジンジャーとローザはもち
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

4.3

借金返済のために息子を差し出すマトゥコがほんとダメ親父。
前半はマトゥコの悪事や不運続きで単調気味だったけど、結婚式が始まった辺りから急に破茶滅茶になって面白くなった。
ザーレとイダのとうもろこし畑の
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セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オープニングのデュエットからすでに可愛かった。♪どこへ行くのセリーヌ あなたはどこへジュリー
本に落書きしてビリビリに破くセリーヌも図書館で煙草を吸うジュリーもぶっ飛んでるぜ。
館に乗り込んだ2人が出
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.8

こういう静かで淡々とした雰囲気好き。
晩餐会を終えた村人たちが輪になって聖歌を歌い、ハレルヤおじさんの「ハレルヤ!」で締めるのも素敵だったけど、星空がとても綺麗だったな。澄み切っているのが画面越しでも
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48時間(1982年製作の映画)

3.0

ほぼ殴ったり銃撃ったりしてる。
レジーとガールフレンドの別れ際の会話が若者って感じで良かった。続編で2人は再会してるのかなぁ。
サンフランシスコには急な坂道とくねくねしてる巨大な橋と大きな中華街がある
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

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松雪泰子さんがイメルダの声優さんなんだ…!歌唱力抜群だし歌声もとても綺麗で聴き入っちゃった。ヘクターとココのリメンバー・ミーのハモりも綺麗だったなぁ。
死者の日とかアレブリヘとか、メキシコの風習を知る
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