女のような天馬行空、わがままな映画。
この映画を分析することがアンナ・カリーナを解剖することになる。
フランスの青、白、赤。
音楽モンタージュ。
生活の舞台感。舞台の生活感。
“映像dyna>>続きを読む
「空想の愛は、すぐに叶えられる手軽な功績や、みなにそれを見てもらうことを渇望する。また事実、一命をさえ捧げるという境地にすら達することもあります。ただ、あまり永つづきせず、舞台でやるようになるべく早く>>続きを読む
失われた時を求めて
人と人は純粋な感情で親密関係を結ぶことができない。血縁、契約、財産、性を経てから愛が生まれる、らしい。
苦痛、絶望、疎離、聖潔。
極端な感情を噴き出し、壊滅する。
宗教寓言、>>続きを読む
たとえ最初は抗争意志を持っていても、提灯、捶脚、点菜など一連の通過儀礼を通し、権力の甘みを味わえた人間は結局封建社会の高垣に囲まれ、対称構図の大院に呑噬される。
対称構図の大院は絶対的な権力象徴。真>>続きを読む
典型的なアメリカ自主映画だと思ったら監督は香港出身であった。
Brooklyn, baseball, accident, father absence, identity and name, sig>>続きを読む
不幸な社会主義国にはそれぞれの不幸の形がある。
極寒色調で渲染された“赤色ルーマニア“。
手持ちカメラ、長回し。無表情、無音楽。冷静に“生命の流れ“を記録していく。
時代の体を切り開いたメス。>>続きを読む
hunterとdeerのキャラクター転換、その一瞬。
人生の銃弾といつか出会ってしまうのよ、1/6の確率でも。
God bless Americaか
でもなぜ
いつも被害者立場にあるAmerica>>続きを読む
巨大な赤色塊の背景で燃ゆる女性群像。
狭義的な女性ではなく、「女性」という概念の空間が作られた。
世間との疏離、抗争。
生、善を求める勇気。
アルモドバルはユーモア、慈悲、優しさと最も大きな愛で>>続きを読む
誰でも他人の生活を覗いてみたい気持ちがある。
覗き欲を最大化に満たしてくれるのが文学と映画の機能である。
また、覗きと侵入、虚構と現実の境界線を曖昧化していく。
吸い込まれてしまう。
Sch>>続きを読む
東北地方の暗、旧、冷。
雪を踏む音。
汽車。
シーツの上のテントウムシ、廊下の迷子馬。
口紅、観覧車、ダンス。
灰色の人物像。満たされない欲望
全てが“白日焰火”の輝きで咲いて、枯れ落ちる>>続きを読む
丁度良いタイミングで出された丁度良い映画。
歴史映像ー情景再現ー今日時局、モンタージュで互文構造を形成させる。
台詞爆弾。
骨のようにこの映画を支えてる台詞。
"The cops in this>>続きを読む
Go pro+ ウォッカ飲み過ぎロシア人+狂ったリズム感。
SF、Cyberpunk、Punk、POVモード、一人称視点の長回し。
とにかく酔ってしまう。
映画文法の革新。
FPSプレイヤーにとって>>続きを読む
資本主義が唱えるAmerican Dreamに対抗するために、森の中でロビンソンと哲人王の生活様式でユートピアを作ることが本質的なAmerican Dreamだろう。
キリストを嘲笑しつつ神を扮する>>続きを読む
大仏に慈悲なし、性に愛なし、法律に公平なし、警察に正義なし…
生の平等も死の平等も存在しない。人類の孤独だけが共通している。
覗き見、人間離れ、風刺と適当な感傷。
黒白の稲田、彩色の無恥。
限り>>続きを読む
「ビフォア」3部作: 甘い→酸っぱい→あらゆる味の煮込み。
映画感のない映画。他人の(理想的な)生活を覗いてみたって感じ。
今観るの早すぎたかもしれない。逆に絶望に陥ってしまったという。
『碧朱』だけ観た。
仏にお祈りしたら仏像のデジタル円光に照らされる。キラキラしてるのは仏の霊力か、或いは現代文明の輝きか。
現代文明たまに野蛮すぎて戸惑っちゃう。
無政府主義者の末日コンプレックス。
当代プロメテウス。
鉄腕アトムと君が代が交錯する70年代。
太陽の沈み、苦痛な群体、狂想する厭世者、浪漫な破壊、反体制の歩み、現代文明の失語。
(How I>>続きを読む