美しき妄想の具現化。
90年代のドラマっぽい映像が好き。
フィクションとノンフィクションの間のようなものを見ている気分になった。
黒澤映画は後世に大きな影響を残したとよく聞いてはいたけど、いざ見てみるとなるほど納得と言った感じ。
カメラ割りの感じとか邦画よりも洋画の方が強く影響を受けてるのかなと感じた。
又七と太平は映画界最初>>続きを読む
人間は簡単にイカれちまうし、一度イカれてしまったらおしまいなのかもしれない。
エンドロールが流れる瞬間おおきな溜息によって緊張が緩む。
気持ち悪いはずの終わり方なのに、妙な清々しさ。
ていうかエドワードノートンデビュー作ってマジか。
彫刻のような部屋の中で雁字搦めに絡まり合う愛なのか強迫なのか。
とっても怖かった。
期待を裏切らない岩井俊二。
ただ東京らしさはあまり感じなかった。
だけど、見てる最中はいつまでも終わってほしくないと思えるタイプの映画だった。
このレビューはネタバレを含みます
戦場においてピアニストであることは無意味なことであったが、ピアノが彼を救ったということもまた事実。
暗転の仕方がなんだかきらいだった。
主演の人の演技や役作りは鬼気迫るものを感じ、素晴らしかったと思>>続きを読む