youkiddieさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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キサラギ(2007年製作の映画)

3.8

テンポ良く、伏線との繋がりが気持ちいい、のはいいんだけど、イマイチはまらなかった。
たぶん、キャラ萌が加わると一気に好きな映画になりそうだと思いました。
構成上しょうがないとはいえ、もうちょいキャラク
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.5

見やすいやわらかいアニメーションなのに、シナリオが凡庸すぎた。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.3

すごく面白かったし、好みですが、映画かぁってなりました。
自分の映画という時間を内包した定義からは逸脱してました。

締めの、そういう詭弁では参画できない、的な発言には、それまでの言葉(認識)と行動の
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.2

怒りが君を幸せにしたか?
この問いかけにはすごく共感しました。
また全体通して、集団に溺れること、カテゴライズの容易さに溺れることの、愚かさを改めて感じとりました。
にしても結末が。。。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

弱いことを言い訳にすることへの残酷なメッセージに感じられました。
対象はゼインの両親で、今までは同情的な側面から、しょうがないよね、悪いのは社会だ、といった風潮でしたが、
個人的には全面的に、ザハル、
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.4

これがどこまでリアルなのかは分からないですが、まず、この作中の最大の過失は、警察です。
また、こういう事象はあたかも連鎖のように描かれますが、現代倫理、法では、個別に責を問い、しかるべき罰則がくだり、
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サーミの血(2016年製作の映画)

4.0

サーミというカテゴリに対しても、女性というカテゴリに対しても、エグいぐらい差別を主張される作品です。
この作品を観て、個人的な備忘録になりますが、最近アメリカ警察の黒人への差別的対応についてニュースに
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

4.3

高校生のときを最後に、モチーフからの嫌悪感をいだいたままでした。
高畑監督へのリスペクトから、あえて見直したところ、一変とまではいかないまでも、素晴らしい作品であると見直しました。
モチーフの嫌悪感は
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.8

エモさを煮詰めたような感じ。
個人的には、少し伏線が伏線しすぎた感ありましたね。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.9

ラストの逡巡と行動がたまらんです。
空気感がリアルすぎて、アクション映画ばりの固唾を飲みました。

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.7

親子としてはいい話なんですが、タイトルのジャッジの部分がなんてことなさすぎて、惜しいなぁと。
ジャッジ自体にもメッセージ強くして欲しかったというわがまま。

きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.2

自分はエルマー兄弟のような強さがないので。ラストの仲間の反応で一気にぶわっとなりました。
最近の、子供を対等に見ることが正解みたいな風潮にも否を考えさせられました。
ここの大人たちはある意味対等に見て
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許されざる者(1992年製作の映画)

3.7

イメージしてる一見コメディな西部劇っぽさはないが、2020に観ると、ちょっとよくできた映画くらい。
それだけ、こういう作品が礎となって今の素晴らしい作品たちが生まれてるのかなぁ、トカナントカ。

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

音楽とキャラクターが没入感高めてくれて、すごいよかった。
もうちょいストーリーに起伏がほしいなっていう贅沢な悩み。

マネーボール(2011年製作の映画)

3.9

ジョナヒルの立ち位置が好きです。
んで、ブラピみたいなやつに着いていきたい。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

テンポよくて、コミカルとシリアスのバランスよくて面白い!
ただ、日本人なせい?で、共感しきれないのが残念。
何か共感しきれなかったのかはしっかり考えたいです。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.6

好きな人には全響きしそうなのはわかるんですが、不快感強いのとストーリーが自分にはしっくりこないので、あんまり楽しめなかったです。
概念的、観念的な表現をめちゃくちゃわかりやすくはしてるものの、
ストー
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.1

冒頭の被害者遺族の両親の反応が、遠い世界の話とはいえ、涙腺が緩みました。
強烈に納得感ありました。

わかっちゃいるけど、現実を映像で観ると、胸がしめつけられます。

余談ですが、視点が悪いやつになっ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.6

リテラシー低い自分には、取り立てることのない映画に感じられました。
皮肉ではなく、これを楽しめる知識を持ちたいという戒めです。

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.2

自然主義的な発想には共感できませんが、子供と人間として対等に議論をする姿がめちゃくちゃかっこいいなと思いますし、自分もそうありたいと思いました。

スナッチ(2000年製作の映画)

4.2

夜子さんが紹介していて、見たくなりました。
群像劇の金字塔ですね。痛快、爽快さは誰もが感じることとして、
今このタイミングで見た、自分の雑念的感想としては、
簡単に人を殺して、殺した人を豚の餌にする、
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

5.0

完璧です。
単発だったストーリーが全て繋がっていく気持ちよさがありました。
すずさんの日常の陰の部分も描かれていて、より没入できました。
相変わらずお義姉さんのすずさんに謝るシーンが涙で顔ぐしゃぐしゃ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

バットマンを観てる込みの評価です。
メタになりますが、カルト的人気のジョーカーという存在の納得感を見事に増してくれた作品だと思います。
ゴッサムシティ自体は昔の風刺ですが、今でも通用すると思える風刺で
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

基本的には男性にイライラしがちな作品なんですが、個人的にどちらにも共感できるところあるし、どちらもイライラするポイントがありました。

異性とみて、忌憚ない意見を交換しあうことで価値が生まれそうな気が
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.7

多少気になるところはあれど、よくできてました!

絵本のすみっこ、という意図をふくんでるんだろか?

運び屋(2018年製作の映画)

4.5

まず小難しい話を抜きにして、エンターテイメントとして面白い!
イーストウッド贔屓目がどうしてもあるけど、テンポよくてギャグも面白くてキャラに愛着持てて、適度に粗暴で、なのに信念が通ってて、やっぱ面白い
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

ビートルズ好きとしては随所の小ネタが気持ちいいので良かったんですが、ストーリーがもう一つ弱かったと思います。

ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

4.2

トレの父ちゃんがすごい。
コンプトンでの演説はしびれました。
差別というより、差別によって生まれた内部の話で、冒頭の言葉とこの父親の口から語られることに主張が詰まってるように思えました。

アイスキュ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.4

こういう形の融和の話はほんと観てて気持ちよく、泣けます。
今ではただ憤るだけでなく、仕来りに縛られる人の気持ちに一定の理解を示せるようになりました。

映画としても細部までよくできてて、
途中の小さな
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

近未来への警鐘的メッセージを、有り得そうな抜け道をついた方法でくぐるサスペンスが面白くてハラハラします。
わかりやすく、テンポのいいシナリオ展開もいいです。

ただ、ディテールでちょいちょい近未来にな
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.0

お金ないいい感じにくたびれた、でもかっこいいやつやらせたらライアン・ゴズリングの右に出るものはいないんじゃないかって思いましたね。
愛っていいなぁ、と柄にもなくうらやましくなりました。

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.1

いい意味でずるい。泣く。

本来の意図はわかりませんが、シナリオ全体は泣けるコメディとして捉えました。
設定のディテイルをあくまでファンタジックに捉えて観た方が楽しめました。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.1

起結の繋げ方がめっちゃうまい。
音楽の使い方もめっちゃうまい。
グッドフェローズっていうアイロニーさも通していいです。
なるほどたしかな名作でした。

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.9

家でのドンパチからの、清掃屋さん呼んで片付けてもらうとこが一番好きです。
信頼できる作品だと思えました。
欲を言えば、ジョン・ウィックのすごさをもうちょいあからさまに魅せて欲しかったです。